(一財)エネルギー総合工学研究所では、有料会員制の「太陽熱・蓄熱技術研究会」を平成24年度より運営しています。
太陽熱・蓄熱技術研究は、ドイツ、スペイン、米国を中心とする欧米諸国が先行していますが、これら諸国の技術も進展途上であり、エネルギー転換分野とのシステム展開にあっては、今後期待される分野となっています。日本が先行する諸国に伍して太陽熱・蓄熱利用を実現していくには、大学での研究・開発に連携しながら、設置者、大学などの関係研究機関、一般需要家など関係者が情報交換を行い、考え方を共有するとともに、必要な技術開発についての提言や、技術開発を行うことが重要であると考えます。
2024年度活動実績
開催日 | 開催場所 方式 | 内容 |
---|---|---|
令和6年 6月5日 (第1回研究会 および 総会) | エネ総研 対面 Web | 「Pumped Thermal Electricity Storageについて」 ESREE Energy 岩田貴文氏 「熱の脱炭素化の現在地-産業用エネルギーの脱炭素化と低廉化の両立を実現する熱エネルギー貯蔵供給システムの開発状況-」 Blossom Energy 濱本真平氏 |
令和6年 9月3日 (第2回 研究会) | エネ総研 対面 Web | 「熱を直接電気に変える:半導体増感型熱利用発電」 東京工業大学物質理工学院材料系 松下祥子 准教授 「太陽熱と地中熱における低温熱利用の現実と課題」 名城大学理工学部建築学科 吉永美香 教授 |
令和6年 12月25日 (第3回 研究会) | エネ総研 対面 Web | 「余剰電気エネルギーによる蓄熱式蒸気発生器とその活用について」 SS&A Power Consultancy 秋田栄司 氏 ①日本地下水ZEB施設見学の報告 ②SolarPACES2024速報 ③最近のニュースリリース、話題など |
令和7年 2月17日 見学会 (第4回 研究会) | ENEOS 対面 | ENEOS中央技術研究所合成燃料パイロットプラントおよび実証プラント |
令和7年 3月13日 (第5回 研究会) | エネ総研 対面 Web | 「高ふく射セラミックスを用いた顕熱及び潜熱型蓄熱体の開発」 名古屋大学大学院工学研究科 北英紀 教授 ①太陽熱発電システム国際標準化IEC/TC117について ②SolarPACES2024 トピックス紹介 |
※参加者は毎回25~40名程度