1.日時・会場

日時 令和2年6月12日(金) 14:00~16:00
会議形態 諸般の状況を踏まえ、従来の航空会館での開催ではなく、web会議システムを用いた質疑も可能な形式で開催とさせていただきます。
web会議システムへの参加情報につきましては参加申し込みをいただいた方に追ってご連絡させていただきます。

2.報告テーマ

(1)2020年度 電力供給計画の取りまとめについて(概要)

電力広域的運営推進機関
理事
寺島 一希 様

テーマ(1)について
 電力広域的運営推進機関(広域機関)では、電気事業法第29条をもとに毎年3月にすべての電気事業者より供給計画の提出を受け、それをもとに全国および各エリアの需給の見通しや、電源や送電線の開発計画、事業者の動向や特性分析などをとりまとめた上、国に送付している。
この講演では、電気事業者(約1,400者)から提出された2020年度供給計画のとりまとめ結果について紹介するととともに、今年度から開設する容量市場との関連も含め今後の電力需給や設備計画に関する諸課題についても概括する。

(2)中東情勢と新型コロナウィルスが共鳴するシェール・ガス革命とシェール・オイル革命の未来

和光大学
経済経営学部
教授
岩間 剛一 様

テーマ(2)について
 米国のシェール・ガス革命、シェール・オイル革命が実現して、10年が経過する。米国のシェール・ガス、シェール・オイルの生産量は堅調に増加を続け、2019年に過去最高を記録し、米国は、石油・天然ガス・石炭のすべてについて、純輸出国となり、サウジアラビア、ロシアと並ぶ大産油国として復活した。
エネルギー大国となった米国は、中東への関心を低下させ、中東情勢の安定化に逆行する動きを示すとともに、米国第一主義のトランプ政権のもと、中国との貿易戦争・ハイテク戦争も熾烈なものとなり、地球温暖化対策の国際的な枠組みであるパリ協定にも背を向けている。
さらに、OPEC(石油輸出国機構)が支配していた国際原油市場を根本から変質させ、サウジアラビアをはじめとしたOPECと、ロシアをはじめとした非OPECが提携したOPECプラスが、新たな米国のシェール・オイルとの対立軸となり、2020年3月には、かつてない原油生産競争が始まり、それに新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が共鳴し、2020年4月20日には、歴史上初めて、WTI(ウェスト・テキサス・インターミディエート)原油価格が、1バレルマイナス37.63ドルという異常な状況となっている。
脱石油の流れが強まるなか、米国のシェール・ガス、シェール・オイルは、どこに未来を求めるのか。詳しくお話する。

3.申し込み方法

申し込みは締め切りました。

4.連絡先

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