1.配信日時
日時 令和6年6月27日(木) 10:00 ~ 12:00 会議形態 Cisco Webex Webinars 会議システム
2.報告テーマ
報告テーマ1:「フュージョンエネルギー・イノベーション戦略について」
内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局 参事官/文部科学省 研究開発戦略官 馬場 大輔 様
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令和5年4月に我が国初の国家戦略として、「フュージョンエネルギー・イノベーション戦略」を策定した。世界のカーボンニュートラルに向けた動きの中で、政府主導による取組の進展もあり、海外では民間投資が増加しており、米国や英国等のスタートアップは野心的な発電時期を目標に掲げ、研究開発競争が加速している。我が国としても、従来のITER計画からの原型炉開発というアプローチを強力に推進するとともに、フュージョンエネルギーを新たな産業として捉え、産業協議会の設立等、多面的なアプローチにより実用化を加速することとしている。 当日は、戦略の概要に加え、戦略を踏まえた最近の取組など、政策の方向性について紹介したい。
報告テーマ2:「レーザーフュージョンエネルギー研究開発の現状と将来展望」
大阪大学 レーザー科学研究所 所長 兒玉 了祐 様
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2022年末、米国で人類史上初めて核融合の点火・燃焼が実証された。一方、我が国では、レーザーフュージョンエネルギー実現へ向け、新たな局面を迎えようとしている.我が国では、2020年、高速点火方式で従来の10倍の効率で核融合プラズマ実証するとともに2023年には、メガワットレーザーの高繰り返しパワーレーザーモジュールを実現させるなど、レーザーフュージョンエネルギー実現へ向け着実に進展している。これらの成果をもとに2050 年までに、使えるレーザーフュージョンエネルギー実現へ向けた展望を紹介する。
報告テーマ3:「Blue Laser Fusion社の活動」
Blue Laser Fusion社 最高経営責任者(CEO) 中村 修二 様
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Blue Laser Fusion Inc.社は、中村修二、太田裕朗らによって2022年に創業されたレーザー核融合の商業化を目指すベンチャーである。レーザー核融合の商用化には、レーザーの高性能化と非DT燃料において、さらなるブレイクスルーが必要あり、その両面において、独自の方式を採用する。2023年にJAFCO、SPARX、ソフトバンク株式会社などから総額約60億円のシード資金調達を完了した。現在、米国ではサンタバーバラに研究拠点を設け、Caltech他の大学研究機関と連携し原理検証を進めている。日本では2024年初頭に日本法人を設立、日本における研究チームを拡大するとともに、大阪大学や多数の日本企業と連携し、プロトタイプ/原理検証を推進している。
報告テーマ4:「レーザー核融合実現に向けたEX-Fusion社の取り組み」
EX-Fusion 共同設立者 CTO 森 芳孝 様
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核融合炉は、およそ1グラムの燃料から石油8トンにも相当する莫大なエネルギーを得ることができるため、「地上の太陽」「夢のエネルギー」とも呼ばれ、次世代のエネルギー技術として世界中で研究が進められています。 株式会社EX-Fusionは、水素の同位体である重水素と三重水素(トリチウム)を、レーザーを使って瞬間的に核融合反応させる「レーザー核融合炉」の実現を目指す大阪大学発ベンチャーです。 講演では、レーザー核融合炉実現に向けた弊社の取り組みについて紹介します。
3.申し込み方法
申し込みは締め切りました。
4.連絡先
お知らせ
2019年9月より運営を変更しております。詳細は以下(リンク)のとおりです。
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