日時・会場

日時 平成28年8月26日(金) 14:00~16:00
会場 航空会館 5階 501・502会議室

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報告テーマ

(1)廃止措置のプロジェクト管理

日本原子力発電株式会社
執行役員
廃止措置プロジェクト室長
山内 豊明 様

テーマ(1)について
 震災以降、6基の原子力発電所が営業運転を停止し、廃止措置を進めることになった。今後も廃止措置に移行する原子炉施設が増えていくことが想定されるが、廃止措置を進める上でもっとも重要な要素であるプロジェクトマネージメントについて、廃止措置準備段階から実施段階にかけての具体的な活動内容について実例を基に紹介する。そして、廃止措置を円滑かつ合理的に進める上での様々な課題とそのマネージメントのあり方、今後の展開についても紹介する。

(2)廃止措置管理のための人材育成

一般財団法人 エネルギー総合工学研究所
原子力工学センター
廃止措置グループ
参事
田中 健一

テーマ(2)について
 原子力発電所の廃止措置という事業が、建設や運転と最も異なる点は、廃止措置で要する費用はそのために事前に積み立てた予算を元にしており、資金回収ができないということ、及び、安全上のリスクが廃止措置工事の進捗に伴い減少していくという点にある。一方、建設と類似している点は、事業の実施に必要な技術に通じていると同時にプロジェクトを効率的に進める管理能力を必要とする点である。廃止措置を計画し、実施していく者にはこのようなことを理解した“廃止措置マインド”が不可欠である。弊所では文科省の補助事業予算を得て東京大学が実施する廃止措置技術者育成事業に、日本原子力発電(株)と共同して支援を行っている。本講演では、この事業の概要紹介を通して、廃止措置マインドを持った技術者育成について説明する。

申し込み方法

申し込みは締め切りました。

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