原子力の安全性向上を担う人材の育成事業(平成29年度)
本事業は、エネルギー基本計画(平成26年4月閣議決定)にて、今後増える古い原子力発電所の廃炉を安全かつ円滑に進めるための高いレベルの原子力技術・人材の維持・発展が必要であるとされたことを受け、「自主的安全性向上・技術・人材ワーキンググループ」(総合資源エネルギー調査会電力・ガス事業分科会原子力小委員会の下に設置)においてまとめられた、「軽水炉安全技術・人材ロードマップ」(平成27年6月策定、平成29年3月改訂)および「原子力の自主的安全性向上の取組の改善に向けた提言」で指摘されている以下のような人材を育成することを目的としています。
- 技術開発に必要となる人材のみならず、リスクマネジメントやリスクコミュニケーション、リスクエンジニアリング、恒常的なリスク評価活用等の観点を考慮した現場人材
- 「know why」の視点から物事を考えられる人材
- ヒューマンファクター分野に知見を有する人材
- 技術以外の知識も活用して発電所の安全管理を行い、国際安全基準の策定等においても活躍できる人材
当研究所は、これらを踏まえ、我が国の原子力施設の安全を確保するための人材の維持・発展に取り組むために、経済産業省より委託を受けています。
安全性向上原子力人材育成委託事業(平成27年度)
経済産業省では、平成25年度より、「安全性向上原子力人材育成事業(以下、「人材育成事業」)」を創設し、教育機関、民間企業、研究開発機関等における原子力安全向上のための人材育成に係る取組を支援しています。
※平成27年度委託事業の概要及び7事業者の事業報告書を掲載しています。
一般財団法人エネルギー総合工学研究所は、この「人材育成事業」を効率的に実施するために、事業の実施に必要な支援業務及び事業の実施状況等を把握するために、平成27年度に、必要な調査の委託(以下、「支援調査事業」)を受けています。
原子力人材育成プログラム(平成19年度~平成24年度)
※平成19年度から24年度まで文部科学省・経済産業省 連携事業で行われた
「原子力人材育成プログラム」の概要成果を掲載いたします。