お知らせ(2021.1.13)

都合によりまして研究会の内容を一部変更し以下のようにさせて頂きます。

(1)循環経済における廃止措置(放射性廃棄物管理)の在り方と取り組み

(2)廃止措置で発生する放射性物質/放射性廃棄物管理の最適化
- OECD/NEAの取り組み -

従いまして、終了時刻は概ね15時50分頃を見込んでおります。なお、予定しておりました、「原子力発電所から発生する大型機器の処理について」は次回以降の研究会で報告させて頂く予定です。開催間際での変更によりご迷惑をおかけしますが、ご理解ご容赦願いますようよろしくお願い申し上げます。

1.配信日時

日時 令和3年1月15日(金) 14:00~16:00
会議形態

諸般の状況を踏まえ、従来の航空会館での開催ではなく、web会議システムを用いた質疑も可能な形式で開催とさせていただきます。
web会議システムへの参加情報につきましては参加申し込みをいただいた方に追ってご連絡させていただきます。

2.報告テーマ

(1)循環経済における廃止措置(放射性廃棄物管理)の在り方と取り組み

福井大学
学術研究院工学系部門工学領域
原子力安全工学講座
講師
川崎 大介 様

テーマ(1)について
今後,国内外で原子力発電所の廃炉のラッシュを迎えます。原子力発電所の廃止措置は,施設を解体・撤去し,特別な安全管理の必要のない更地に戻すことです。一方,放射性廃棄物管理の観点から観ると不要となった施設は大きな廃棄物の塊であって,これを合理的に分別した上で安全に処分するための作業が廃止措置であるとも言えます。さらに,その廃棄物の中には再利用が可能な「資源」も含まれています。原子力発電所を解体して発生するものを資源として再利用するか,廃棄物として処分するかは,社会的・経済的背景の中での価値観に大きく依存しますので,国や地域によってその選択が変わり得ます。ここでは,国内外の放射性廃棄物の処分や資源としての再利用の事例や取り組みについて紹介し,わが国での放射性廃棄物管理や資源としての再利用の在り方について議論する材料を提供したいと思います。


(2)廃止措置で発生する放射性物質/放射性廃棄物管理の最適化
- OECD/NEAの取り組み -

一般財団法人エネルギー総合工学研究所
原子力技術センター
参事
田中 健一

テーマ(2)について
本年10月にOECD/NEAから,Optimising Management of Low-level Radioactive Materials and Waste from Decommissioning, NEA No.7425
が発行された。本件の講演者は,このレポートの策定を行った作業チームの一員として活動した。廃止措置で発生する低レベル放射性廃棄物(LLW)を如何に最適化するかということは日本国内に限らず欧州でも喫緊の課題となっているものである。

このレポートでは,最適化の最重要要因として次の5つを挙げている。
(1)安全と環境、(2)特性評価、(3)可能とするためのインフラ、(4)ステークホルダ、(5)経済的及び資金的局面

ここでは,このレポートの要点と国内の廃止措置への適用について解説する。

申し込みは締め切りました。

4.連絡先

 

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お知らせ
2019年9月より運営を変更しております。詳細は以下(リンク)のとおりです。
1週間前を目途に賛助会員様向けウェブサイト「エネルギー技術情報プラットフォーム(ETIP)」へ講演資料(PDF版)を掲載いたします。よろしくお願い申し上げます。
講演資料(PDF版)のダウンロードはこちら

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