原子力は、世界的に、エネルギーの安定供給及び地球環境問題への対応を図る上で重要な役割を担うと評価されており、2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所事故後においても、多くの国々が開発利用推進の方針を維持しています。当研究所としては、パリ協定への対応や電力システム改革の進展など国内外の動向を踏まえ、エネルギーシステムにおける原子力の寄与や、国内外の安全規制・制度、革新的原子力システムの研究開発に係る動向等の調査とともに、原子力の安全性向上に有効な要素技術開発や解析コードを用いた安全評価等を行います。さらに、今後その重要性が一層高まると予想される廃止措置に関する課題など、原子力利用に伴う諸課題について継続的な検討を進めています。
皆様からの受託事業、ご相談等につきましては、下記の原子力、軽水炉技術開発、安全解析、及び廃止措置の4チームが一体となって、また、エネルギーシステムにおける原子力等のテーマについては地球環境グループ等他グループと連携して対応させていただきます。国内外の原子力動向(特に技術面)については継続的に情報収集・取纏め・発信をしておりますので、ご興味、ご関心事項があればお問い合わせ願えれば幸いです。