目次

外部発表(平成30年度)

学会等発表講演論文投寄稿その他

学会等発表

Efficient technologies and sustainable feedstock for BECCS deployment in mitigation pathways

種別 学会等発表(海外)
発表者 加藤悦史
発表先 International Conference on Negative CO2 Emissions (Chalmers大学主催およびGlobal Carbon Project, IEAGHG, IEAIETS and IEA Bioenergy共催)
時期 平成30年5月22日~24日
概要 Deployment strategies of BECCS are analyzed with consideration of efficient technologies in terms of carbon and economical points, biophysical limit of bioenergy productivity, and land competition for food production and/or deforestation. In the evaluations, detailed bioenergy representations including biomass feedstock and conversion technologies with and without CCS are implemented in an integrated assessment model GRAPE. Future crop yields assessed by process-based biophysical models are used in the analysis. Using the framework, economically viable strategy for implementing sustainable BECCS are evaluated with sensitivity analysis on the feedstock and technological availabilities.

2050年に向けた低炭素システムの検討:将来の低炭素システムにおける革新技術の役割

種別 学会等発表(国内)
発表者 黒沢厚志
発表先 エネルギー・資源学会 第37回エネルギー資源学会 研究発表会 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
時期 平成30年6月11日~12日
概要 2050年の日本の低炭素システムにおける革新技術の役割(CO2利用等)について論じる。

日本とドイツの省エネルギーに関する比較考察

種別 学会等発表(国内)
発表者 黒沢厚志
発表先 エネルギー・資源学会 第37回エネルギー資源学会 研究発表会 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
時期 平成30年6月11日~12日
概要 日本とドイツの省エネルギー政策と省エネルギーポテンシャルについて比較考察を実施し,今後の課題について政策的含意を得る。

2050年に向けた低炭素システムの検討:TIMES-Japan を用いたエネルギーシステム分析-需要側の低炭素化とバイオCCS利用可能性の分析

種別 学会等発表(国内)
発表者 加藤悦史,黒沢厚志ほか
発表先 第37回エネルギー・資源学会研究発表会
時期 平成30年6月11日~12日
概要 パリ協定の発効に伴い,世界的かつエネルギー部門全体での低炭素化が長期的に必須となり,日本に対しても長期削減目標の提出が求められている.そこで,2050 年に向けてそれまでに必要なエネルギー部門の対策の検討の強化が必要である.本稿では,エネルギー需給システムやCO2 排出に関する試算を示し,日本の温室効果ガスの2050 年頃の長期目標について,エネルギー選択とその影響について議論する。

2050年に向けた日本のエネルギーシステム TIMES-Japanを用いた分析

種別 学会等発表(国内)
発表者 黒沢厚志,加藤悦史
発表先 グランド再生可能エネルギー2018国際会議(パシフィコ横浜)
時期 平成30年6月17日~22日
概要 エネルギーモデルTIMES-Japanを用いた2050年の日本の低炭素シナリオについての検討結果を用い論じる。

Impact Assessment of Hydrogen Energy Import on National Wealth Outflow

種別 学会等発表(海外)
発表者 笹倉正晴、○飯田重樹、水野有智、坂田興
発表先 22nd World Hydrogen Energy Conference (WHEC 2018),
Rio de Janeiro
時期 平成30年6月17日~22日
概要 開発輸入水素チェーンの国富流出に関する影響をLNGチェーンと比較評価した。水素チェーンのキャリアは、詳細FS結果が公表されている豪州褐炭由来のCO2フリー液化水素チェーンを取り挙げた。輸入熱量を同じとした場合、LNGに比べ水素は輸入額が大幅に増えるが、期待される開発輸入水素チェーンの実現により海外流出額は同程度であり、輸入額が増える分国内還流金額が増え、新規産業創出、雇用拡大に貢献し得る結果となった。LNGは成熟したチェーンであり水素チェーンは将来構想であること、また検討結果は前提条件等によって変わることから、あくまで参考である。(以上IAE自主研究会「シナリオ研」の成果)

Development and Demonstration of Compressed Air Energy Storage System for Power Compensation of Intermittent Renewables

種別 学会等発表(国内)
発表者 蓮池宏、日浦俊哉、鈴木守ほか
発表先 グランド再生エネルギー2018国際会議(パシフィコ横浜)
時期 平成30年6月17日~22日
概要 The pilot plant of CAES constructed in Kawazu Town, Shizuoka Pref. has maximum power for charge and discharge of 1,000kW and energy storage capacity of 500kWh. 52 of compressed air tanks have a capacity of 30.5m3. They are used at a pressure between 0.30 to 0.93 MPaG. The construction has completed in the end of April, 2017. Waseda University and IAE operate the plant for 2 years from FY2017. Characteristics of the plant are measured at first followed by validation of newly developed control technologies using wind power prediction information.

THERMAL ENERGY STORAGE STATION FOR RENEWABLE ENERGY

種別 学会等発表(国内)
発表者 岡崎 徹
発表先 Grand Renewable Energy 2018
時期 平成30年6月19日
概要 再エネの不安定発電への対策が大きな課題となっている。この課題に高温蓄熱に効果があることがわかった。例えば海外では太陽光発電とその数倍コストとなりますが安い高温蓄熱を利用する太陽熱発電を組み合わせて対処しようとしている。同様に風力熱発電が従来型風力の不安定性を補完するものとして期待される。風力熱発電は概念が新しく、様々な新しいアイデアの導入も可能である。世界に通用する技術であるため強力な知財権確保が重要である。大型の発電目的から小型の熱利用を主としたシステムまで、様々な可能性を示す。

Development and Field Demonstration of Binary Power Generation System using Water as Working Fluid

種別 学会等発表(国内)
発表者 川村太郎、松岡成樹、蓮池宏ほか
発表先 グランド再生エネルギー2018国際会議(パシフィコ横浜)
時期 平成30年6月17日~22日
概要 A newly binary power generation system using water as working fluid was developed and field demonstration was conducted. The electricity was successfully generated and economical evaluation was examined. Owing to utilizing water, this system has a great advantage to conventional systems regarding environmental safety, human health, working safety and waste fluid treatment.

Value chain analysis for long distance transport of hydrogen carriers

種別 学会等発表(海外)
発表者 Yuki Ishimoto, Mari Voldsund1), David Berstad1), Petter Nekså1), Ko Sakata
1)SINTEF Energy Research, Norway
発表先 World Hydrogen Energy Conference2018
時期 平成30年6月18日~22日
概要 この研究では、水素キャリアの評価を行うため、生産、長距離輸送、および最終用途への配送を含む、液化水素(LH2)およびアンモニア(NH3)チェーンの概念設計を行ない、チェーン全体のエネルギーバランスとCO2排出量分析が完了した。最終用途の技術は、発電所と燃料電池自動車である。海上輸送は、大陸ヨーロッパ(ロッテルダム)と世界市場(東京)の2つのケースを想定した。検討の結果、LH2チェーンが、NH3チェーンよりもエネルギー効率・CO2排出量において優れていることが分かった。

水を作動媒体としたバイナリー発電システムの研究開発 その1 ‐システムおよび実証試験設備の設計開発‐

種別 学会等発表(国内)
発表者 川村太郎、松岡成樹、蓮池宏ほか
発表先 第27回日本エネルギー学会大会(日大駿河台キャンパス)
時期 平成30年8月8日~9日
概要 バイナリー発電は比較的低温度の蒸気や熱水を利用し発電できることから導入普及が求められている。従来技術では代替フロンやアンモニア、ペンタンなどの低沸点流体を作動媒体として用いるが、温室効果ガスであったり可燃性、毒性を有する問題がある。本開発では、作動媒体も軸受潤滑剤も水を使用することで、環境負荷ゼロの新規の発電システムを実現した。本発電システムおよび温泉地での実証試験設備の設計開発について報告する。

水を作動媒体としたバイナリー発電システムの研究開発 その2‐実証試験概要および実用化へ向けた評価‐

種別 学会等発表(国内)
発表者 松岡成樹、川村太郎、蓮池宏ほか
発表先 第27回日本エネルギー学会大会(日大駿河台キャンパス)
時期 平成30年8月8日~9日
概要 バイナリー発電は比較的低温度の蒸気や熱水を利用し発電できることから導入普及が求められている。従来技術では代替フロンやアンモニア、ペンタンなどの低沸点流体を作動媒体として用いるが、温室効果ガスであったり可燃性、毒性を有する問題がある本開発では、作動媒体も軸受潤滑剤も水を使用することで、環境負荷ゼロの新規の発電システムを実現した。本発電システムを用いた温泉地での実証試験の概要と、実用化へ向けた運用性の評価、安全対策などについて報告する。

Evaluation of Japanese energy system toward 2050 with TIMES-Japan – deep decarbonization pathways

種別 学会等発表(海外)
発表者 加藤悦史
発表先 10th International Conference on Applied Energy (ICAE2018)
時期 平成30年8月22日~25日
概要 Japanese energy system toward the mid-century has been assessed using an energy system model with inter-temporal optimization of total system cost, TIMES-Japan. The assessment framework couples the energy system model and detail sectoral models such as power system model, wind and solar power capacity potential models, and building energy model via soft-linkage. 70%, 80% and 90% emissions reductions targets at 2050 are assessed with varying assumption of carbon capture and storage (CCS) and nuclear power. It shows sensitivity in the final energy consumption of zero emissions carriers in transportation sector, particularly in LDV. Availability of power generation using biomass with CCS (BECCS) is also considered in the model to evaluate transitions of energy systems toward net-zero emissions after 2050.

世界水需給と持続可能性に関する一考察

種別 学会等発表(国内)
発表者 黒沢厚志,加藤悦史
発表先 環境経済政策学会 2018年大会(上智大学)
時期 平成30年9月8日~9日
概要 世界水需給分析のシナリオ分析結果を報告する.

CO2利用の世界動向

種別 学会等発表(国内)
発表者 黒沢厚志
発表先 化学工学会 第50回秋季大会(鹿児島大学)
時期 平成30年9月18日~20日
概要 世界におけるCO2利用の研究開発動向を総括する(基調講演).

Value chain analysis of long-distance hydrogen transport

種別 学会等発表(海外)
発表者 Yuki Ishimoto, Mari Voldsund1), David Berstad1), Petter Nekså1), Shigeki Iida
1)SINTEF Energy Research, Norway
発表先 Advanced Energy Materials World Congress (AEMWC 2018), Stockholm, Sweden
時期 平成30年10月5日~8日
概要 この研究では、水素キャリアの評価を行うため、水素製造、長距離輸送、および最終需要への配送を含む、液化水素およびアンモニアチェーンの概念設計を行なった。海上輸送は、大陸ヨーロッパ(ロッテルダム)と世界市場(東京)の2つのケースを想定した。最終需要は、発電所を想定し、エネルギー効率・CO2排出量、及び水素の均等化コストの評価結果を報告する。

A study on the economy of a R.E.-based global CO2-free hydrogen supply chain

種別 学会等発表(ポスター発表:海外)
発表者 ○笹倉正晴、村田謙二、水野有智、飯田重樹
発表先 Advanced Energy Materials World Congress (AEMWC 2018), Stockholm, Sweden
時期 平成30年11月4日~7日
概要 川崎重工業(株)の豪州褐炭由来の液化水素サプライチェーン(SC)のFS結果を活用し、豪州褐炭由来水素の代わりにサウジアラビア太陽光発電/水電解由来の水素とした場合のSCの経済性試算結果を一例として発表する。サウジ太陽光発電の電力単価1.79US¢/kWh(1.97円/kWh)が利用可とすると、液化水素SCのCIF(運賃&保険込みの日本の港着のコスト)は32.7円/Nm3となり、豪州褐炭由来液化水素SCのCIF29.8円/Nm3に近づく。(以上、IAE自主研究会「シナリオ研」の成果)


2050年のエネルギー需給:エネルギーネクサスとモデリング課題

種別 学会等発表(国内)
発表者 黒沢厚志,加藤悦史
発表先 第35回エネルギーシステム・経済・環境コンファレンス
(主催 エネルギー・資源学会)
時期 平成31年1月29日-30日
概要 エネルギーシステム分析評価には,システム自体の分析上の課題に加え,それ以外の分野とのインターフェイスや相互作用問題についても関心が高まっている。エネルギーと水や土地利用との関連について、最近の評価事例を紹介する。


講演

Current Status of Development of Hydrogen Technology in Japan and the Governmental Policies

種別 講演(海外)
発表者 坂田 興
発表先 The Korean Hydrogen & New Energy Society
時期 平成30年5月3日
概要 水素システムが、持続可能性社会構築に向けて貢献できる可能性につき、コスト評価およびエネルギーモデルによる検討結果を示し、水素が基幹エネルギーとして導入される可能性を示す。
併せて、我が国の「水素基本戦略」を紹介して、水素導入の我が国に対する意義と、今後の取り組みの方向性を示す。

国際水素エネルギーキャリアチェーンの経済性分析

種別 講演(国内)
発表者 水野 有智
発表先 東大 杉山先生主催の研究会
時期 平成30年5月25日
概要 水素は利用時に二酸化炭素を排出しない燃料の1つであり,水素をエネルギー源として用いる水素社会の実現が期待されている.水素は気体のままでは体積エネルギー密度が低いため,相変化,化学反応などにより水素エネルギーキャリアの形に変換して輸送する必要がある.すなわち,水素エネルギーシステムには複数の形態があり得る.そこで本研究では,海外で製造した水素キャリアに変換し,日本に船舶輸送する形の水素エネルギーシステム(国際水素エネルギーキャリアチェーン)の水素供給コストを比較可能な条件の下で算出し,分析を行う。

持続可能なエネルギー社会構築に向けた水素の貢献可能性

種別 講演(国内)
発表者 坂田 興
発表先 愛知県 水素エネルギー社会形成研究会
時期 平成30年5月25日
概要 水素システムが、持続可能性社会構築に向けて貢献できる可能性につき議論する。コスト評価およびエネルギーモデルの検討結果を示して、海外で生産される水素が基幹エネルギーとして導入される可能性を示す。トヨタ自動車等の世界38社のCEOにより構成される水素協議会(Hydrogen Council)が水素導入の環境・経済的なインパクト試算しているが、その結果についても紹介する。

持続可能なエネルギー社会構築に向けた水素の貢献可能性

種別 講演(国内)
発表者 福田 健三
発表先 東京電蝕防止対策研究会 創立50周年記念特別講演会
時期 平成30年5月29日
概要 水素システムが、持続可能性社会構築に向けて貢献できる可能性につき、エネルギー基本計画、水素基本戦略等を引用して解説する。コスト評価およびエネルギーモデルの検討結果を示して、海外で生産され、わが国に輸入されるCO2フリー水素が、将来基幹エネルギーの一つとなる可能性を示す。IAEが自主的に実施した、CO2フリー水素システムの国富流出評価の結果も紹介する。

再エネ大量導入を経済的に実現する蓄熱発電

種別 講演(国内)
発表者 岡崎 徹
発表先 第8回エネルギー・マテリアル融合領域シンポジウム
「鉄鋼プロセスとエネルギーの未来像」
時期 平成30年6月20日
概要 再エネの不安定発電への対策が大きな課題となっている。この課題に高温蓄熱に効果があることがわかった。例えば海外では太陽光発電とその数倍コストとなりますが安い高温蓄熱を利用する太陽熱発電を組み合わせて対処しようとしている。同様に風力熱発電が従来型風力の不安定性を補完するものとして期待される。風力熱発電は概念が新しく、様々な新しいアイデアの導入も可能である。世界に通用する技術であるため強力な知財権確保が重要である。大型の発電目的から小型の熱利用を主としたシステムまで、様々な可能性を示す。

風力蓄熱発電所の現状と展望

種別 講演(国内)
発表者 岡崎 徹
発表先 第19回・風力エネルギー利用総合セミナー
時期 平成30年6月28日
概要 再エネの不安定発電への対策が大きな課題となっている。この課題に高温蓄熱に効果があることがわかった。例えば海外では太陽光発電とその数倍コストとなりますが安い高温蓄熱を利用する太陽熱発電を組み合わせて対処しようとしている。同様に風力熱発電が従来型風力の不安定性を補完するものとして期待される。風力熱発電は概念が新しく、様々な新しいアイデアの導入も可能である。世界に通用する技術であるため強力な知財権確保が重要である。大型の発電目的から小型の熱利用を主としたシステムまで、様々な可能性を示す。

シンクタンクのお仕事ー研究から政策立案まで―

種別 講演(国内)
発表者 小野崎正樹
発表先 早稲田大学 早稲田応用化学会 第32回交流会講演会
時期 平成30年6月30日
概要 シンクタンクとは何をするところかに始まり、大学との研究開発、海外調査、プロジェクト立ち上げ、長期戦略の立案、など幅広い業務に携わって来た経験を踏まえて、シンクタンクとしての仕事を紹介する。


WHEC2018概要

種別 講演(国内)
発表者 飯田 重樹
発表先 水素エネルギー協会 特別講演会 WHEC2018報告会
時期 平成30年9月5日
概要 第22回世界水素エネルギー会議(WHEC2018)が6月17日~22日にリオデジャネイロにおいて開催された。会議には、世界51カ国から約750名が参加し、ポスターを含めて500件近い発表があった。水素エネルギー協会(HESS)が主催する「WHEC2018報告会」において会議の概要を報告する。

各国政策

種別 講演(国内)
発表者 石本祐樹
発表先 水素エネルギー協会 特別講演会 WHEC2018報告会
時期 平成30年9月5日
概要 2018年6月に行われた世界水素エネルギー会議(WHEC2018)において調査した水素・燃料電池に関連する各国政策(日、米、欧、独、中、伯、印他)を水素エネルギー協会が主催する「WHEC2018報告会」において報告する。

クリーンコールテクノロジーとCO2有効利用技術について

種別 講演(国内)
発表者 酒井奨、橋﨑克雄、鴻野健二、小野崎正樹
発表先 日本機械学会2018年度年次大会(関西大学千里山キャンパス)
時期 平成30年9月10日
概要 日本の優れたクリーンコールテクノロジーと両立し、かつ産業競争力を賦与できるようなCCU技術(もしくはシステム)を確立するために、NEDO支援の下、CO2有効利用技術開発プロジェクトが立ち上がった。本報では同プロジェクトの概要を紹介する。

Japanese perspective on drivers to decarbonise industry

種別 講演(海外)
発表者 小野崎正樹
発表先 HiTeMP Forum、The University of Adelaide
時期 平成30年9月17日
概要 高温熱を利用する、鉄鋼、金属精錬、セメント工業などにおけるゼロエミッションを討議するforumにおいて、我が国の低炭素戦略を紹介する。エネルギー基本計画、水素基本ロードマップ、その他、当研究所で実施したシミュレーションの結果などを解説し、その後、パネルディスカッションに参加する。

Current Status of Development of Hydrogen Technology in Japan and the Governmental Policies

種別 講演(国内)
発表者 坂田 興
発表先 3rd Japanese-German Workshop on Renewable Energies
時期 平成30年10月17日
概要 水素システムが、我が国のエネルギー・環鏡面の課題解決に貢献できる可能性につき、エネルギー総合工学研究所による検討結果を示し、水素が基幹エネルギーとして導入される可能性を示す。さらに、我が国の「エネルギー基本計画」、「水素基本戦略」および「水素・燃料電池戦略ロードマップ」を紹介して、水素導入に関する我が国の戦略を紹介する。また我が国の技術面の達成目標ならびに成果、および今後の課題を示す。

持続可能なエネルギー社会構築に向けた水素の貢献可能性

種別 講演(国内)
発表者 飯田重樹
発表先 日本エネルギー学会
第3回 新エネルギー・水素部会 シンポジウム
時期 平成30年10月19日
概要 水素エネルギーシステムを考える上で必要ないくつかの視点を紹介した上で、持続可能なエネルギー社会構築に向けた水素の貢献可能性について、IAEでの研究事例を中心に考察するとともに、CO2フリー水素に関する昨今の動向について紹介する。

海外におけるグリーン水素の導入普及動向

種別 講演(国内)
発表者 石本祐樹
発表先 第33回燃料電池セミナー
時期 平成30年11月8日
概要 「グリーン水素時代に向けた燃料電池の取り組み」と題した燃料電池開発情報センターのセミナーにおいて、各国の水素・燃料電池関連政策及びその中でのグリーン水素の取り扱い、各種プロジェクトについて報告する。

エネルギーモデルの中でのNETsの量的な必要性

種別 講演(国内)
発表者 黒沢厚志
発表先 セミナー「ゼロエミッションからネガティブエミッションへ」
(主催 LCA日本フォーラム,日本LCA学会パリ協定後の産業研究会,工学院大学)
時期 平成30年11月8日
概要 ネガティブエミッション技術の全体概要を解説するとともに,ゼロエミッションに向けた低炭素シナリオを仮定する場合の,エネルギーモデルの中でのネガティブエミッション技術の量的な必要性について報告する.

我が国への水素導入の意義、施策動向および技術開発の現状と展望

種別 講演(国内)
発表者 坂田 興
発表先 2018年度 関西経済団体連合会 科学技術・イノベーション委員会/地球環境・エネルギー委員会 共催講会「水素社会実現に向けて」
時期 平成30年11月30日
概要 我が国における大規模エネルギーシフトがLNGに関して生起した例を参考にしつつ、水素導入の意義を議論する。我が国が直面するエネルギー・環鏡面の課題解決に水素が貢献できる可能性につき、エネルギー総合工学研究所による検討結果を示し、水素導入の可能性を示す。さらに政府の施策を紹介し、水素導入に関する我が国の戦略を紹介する。また技術の達成目標ならびに成果、および今後の課題を示す。

持続可能なエネルギー社会構築に向けた水素の貢献可能性

種別 講演(国内)
発表者 飯田重樹
発表先 電気学会 多様な電力・エネルギー要素技術の機能的結合によるシステム高度化協同研究委員会
時期 平成30年12月6日
概要 水素エネルギーシステムを考える上で必要ないくつかの視点を紹介した上で、持続可能なエネルギー社会構築に向けた水素の貢献可能性について、IAEでの研究事例を中心に紹介し、再生可能エネルギーの変動吸収対策に水素が貢献する可能性と課題を考察する。

電力系統を活用した日本版Power to Gasシステムの試案

種別 講演(国内)
発表者 水野有智
発表先 技術情報センター 「Power to Gasを中心とした水素エネルギー関連事業と技術開発動向」セミナー
時期 平成30年12月21日
概要 日本版Power to Gasの一つの可能性として、弊所が青森県六カ所村を対象地域として検討を実施した事例を紹介する。

Feasibility study on technology and economic analysis of CO2 transport

種別 講演(海外)
発表者 鈴木 守
発表先 Workshop on Carbon-Free Hydrogen and Ammonia with CCS
Hosted by Saudi Aramco and IEEJ)
時期 平成31年1月28日
概要 サウジアラビアから輸入した化石資源を用いて日本で水蒸気改質により水素製造を実施したケースを想定し、水素製造時に発生するCO2を回収、液化し、液化CO2タンカーを用いて海外に輸送した場合におけるCO2回収・液化・輸送(200万トンCO2/年)の経済性、エネルギー消費量、CO2排出量を評価した。経済性分析は水素サプライチェーン分析と同様手法、投資額を均等化コスト法(割引率5%)により算出した。

Perspective on the Negative Emissions Technologies (NETs)

種別 講演(国内)
発表者 水野有智
発表先 – Carbon capture and utilization research for negative carbon emission – I2CNER international workshop, catalytic materials transformations division & co2 capture and utilization division, I2CNER, 九州大学
時期 平成31年2月1日
概要 ネガティブエミッション技術の概要について紹介し、最近のレポート・論文などのレビューを行う。ICEFロードマッププロジェクトでの、CO2UおよびDACロードマップについても触れる。

2050年に向けてのエネルギー動向

種別 講演(国内)
発表者 小野崎正樹
発表先 日本鉄鋼協会コークス研究グループ講演会
時期 平成31年2月14日
概要 世界の動向、我が国のエネルギー政策に始まり、2050年に向けて、「中長期ビジョン」を引用し、電力や輸送用燃料の動向を概説する。


CO2排出削減と炭素循環エネルギーシステム

種別 講演(国内)
発表者 酒井 奨
発表先 化学工学会第84年会(芝浦工業大学豊洲キャンパス)
時期 平成31年3月13日
概要 安定電源だがCO2排出量の多い火力発電と、不安定電源だが低炭素に資する再生可能エネルギーとの共存を図りつつ、既存のインフラや日本の技術開発を最大限活用でき、さらに可能な限り早期にCO2排出削減を目指す炭素循環エネルギーシステムについて、その概要や特徴を紹介する。

CO2フリー水素社会の長期ビジョン

種別 講演(国内)
発表者 飯田重樹
発表先 日本化学会 春季年会
アドバンスト・テクノロジー・プログラム
「サステイナブル社会構築のためのエネルギー化学」
時期 平成31年3月17日
概要 水素を中心としたエネルギーシステムを考えるうえで考慮するべき幾つかのポイントを整理して示したうえで、サステイナブルなエネルギー社会の構築に水素が貢献できる可能性について、「エネルギーキャリア」としての水素の役割と「蓄エネルギー手段」としての水素の役割の両方の側面から考察した結果を、エネルギー総合工学研究所における研究事例を中心に紹介し、水素の持つ可能性と課題について考察する。

論文



投寄稿

COP23に参加して

種別 投寄稿(国内)
発表者 黒沢 厚志
発表先 エネルギー・資源 Vol. 39 No. 3(2018年5月号)
時期 平成30年5月
概要 COP23のサイドイベント(ICEF関連,運輸,デジタル化,ガス)の概要を報告する。

CAESによる再生可能エネルギー貯蔵

種別 投寄稿(国内)
発表者 蓮池 宏
発表先 『電気評論』2018年6月号
時期 2018年6月
概要 風力発電や太陽光発電などの自然変動再生可能エネルギー電源は電力需給調整を難しくすることから、出力変動への対策技術の開発が求められている。早稲田大学とエネルギー総合工学研究所は、新エネルギー・産業技術総合開発機構の委託事業「電力系統出力変動対応技術研究開発」の一環として、圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES: Compressed Air Energy Storage)システムを用いた風力発電の出力制御技術の開発を行っている。本稿では、CAESの開発動向と当該NEDO事業の概要を紹介した。

圧縮空気エネルギー貯蔵システムによる風力発電の出力制御

種別 投寄稿(国内)
発表者 蓮池宏、日浦俊哉、伊藤雅一、光岡正隆、林泰弘
発表先 『日本ガスタービン学会誌』2018年7月号
時期 平成30年7月
概要 風力発電や太陽光発電などの自然変動再生可能エネルギー電源は電力需給調整を難しくすることから、出力変動への対策技術の開発が求められている。早稲田大学とエネルギー総合工学研究所は、新エネルギー・産業技術総合開発機構の委託事業「電力系統出力変動対応技術研究開発」の一環として、圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES: Compressed Air Energy Storage)システムを用いた風力発電の出力制御技術の開発を行っている。本稿では、CAESの開発動向と当該NEDO事業の概要を紹介した。

2017年の水素利用技術

種別 投寄稿(国内)
発表者 飯田重樹
発表先 日本機械学会 「機械工学年鑑2017」)
時期 平成30年8月
概要 2017年における水素エネルギーシステムに関する主要な技術・政策動向につき、概要を紹介する。

平成29年における重要なエネルギー関係事項 (水素)

種別 投寄稿(国内)
発表者 飯田重樹
発表先 日本エネルギー学会機関誌 9月号
時期 平成30年9月
概要 2017年における水素エネルギーシステムに関する主要な技術・政策動向につき、概要を紹介した。

WHEC2018(World Hydrogen Energy Conference)見聞録

種別 投寄稿(国内)
発表者 飯田重樹
発表先 水素エネルギー協会会誌 第43巻 第3号
時期 平成30年9月
概要 第22回世界水素エネルギー会議(WHEC2018)が6月17日~22日にリオデジャネイロにおいて開催された。会議には、世界51カ国から約750名が参加し、ポスターを含めて500件近い発表があった。会議の概要を紹介する。

水素エネルギーシステム

種別 投寄稿(国内)
発表者 飯田 重樹
発表先 化学工学誌 82巻10号(2018) 「化学工学年鑑2018」
時期 平成30年10月
概要 2017年における水素エネルギーシステムに関する主要な技術・政策動向につき、概要を紹介した。

蓄エネルギー技術を用いた出力変動制御技術の開発

種別 投寄稿(国内)
発表者 蓮池宏、林泰弘(早稲田大学)
発表先 『電気学会誌』2018年11月号
時期 平成30年11月
概要 風力発電や太陽光発電等の出力変動電源は電力需給調整を難しくするため,出力変動への対策技術の開発が求められている。筆者らは,(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構の「電力系統出力変動対応技術研究開発事業」の一環として蓄エネルギー技術を用いた出力制御技術の開発を行っていおり、当該事業の概要と成果の一部を報告する。

CO2利用の現状について

種別 投寄稿(国内)
発表者 橋崎克雄
発表先 『化学工学誌』 82巻12号特集
時期 平成30年12月
概要 我が国のCO2排出量は、年間12.7億ton(2014年度)に上り、その削減対策としてCCS(Carbon Capture and Storage)技術の開発、人工光合成技術や藻類バイオ燃料製造などのCCU(Carbon Capture and Utilization)技術の開発が行なわれてきた。CCS技術は大量のCO2処理が可能であり、CO2削減のための有効な手法と考えられるが、昨今CCU技術においても大量のCO2処理が可能なシステムの構築が必要といわれるようになってきた。
本論では、CO2市場、炭素税動向、CO2利用化成品動向を紹介すると共に、CO2のリサイクル利用(ACC構想)にまで言及し、その検討を行っている旨紹介する。

見聞録「U.S. DOE’s Annual Merit Review Meeting」

種別 投寄稿(国内)
発表者 笹倉正晴
発表先 水素エネルギー協会(HESS)会誌 第43巻 第4号(平成30年12月発行)
時期 平成30年12月
概要 2018年6月に開催された「DOE’s 2018 Annual Merit Review and Peer Evaluation Meeting」に出席したので、その概要をHESS会誌で見聞録として紹介する。同会議は、米国エネルギー省(US DOE)が毎年同時期に開催しているもので、水素・燃料電池や燃料電池車の分野で研究開発等の資金援助を受けた者が1年間の研究成果を発表し、評価されるもの。紹介する内容は、予算、燃料電池の需要の伸び、水素燃料のコストの現状と目標、今後の水素ステーションの形態、革新的 Cryo-compressed 水素、米国での水素需要量、等である。

徹底分析:今一度、中小型炉を考察

種別 投寄稿(国内)
発表者 松井一秋
発表先 エネルギーレビュー(2019年1月号)
時期 平成31年1月

CO2フリー燃料によるカーボンサイクル(巻頭言)

種別 投寄稿(国内)
発表者 小野崎正樹
発表先 火力原子力発電、69 (2019) 2月号
時期 平成31年2月
概要 電力において、CO2利用を図るには、サンベルト地帯で発電して得た水素とCO2から、メタンやメタノールを製造し、我が国が輸入することが考えられる。CO2から製造したメタンやメタノールを燃焼するとCO2が発生するが、CO2と再生可能エネルギーから製造した燃料は、CO2フリー燃料と呼ぶに相応しい。1969年以来、天然ガスの液化から輸送、発電までのトータルシステムを構築してきた先達の努力を、2050年に生かしていけたらと願っている。



その他

7章:水素エネルギーシステムと社会
5.4.a:水素の輸送:長距離輸送

種別 執筆(書籍分担執筆)
発表者 石本祐樹 水野有智(共著)
発表先 朝倉書店「水素エネルギーの事典」
(水素エネルギー協会編集責任でとりまとめた水素エネルギーに関する国内外状況の書籍)
時期 2019年3月
概要 7章は、日本を含めた各国や各国際機関による水素導入量の見通しや水素社会の類型を紹介し、最終的にIAEで統合評価モデルGRAPEを用いて評価した結果、世界的に水素エネルギーが用いられた場合の規模、を紹介している。
5.4.aは、IAEで実施した事業の成果に基づき、水素を地域間で長距離船舶輸送する場合にどのような形態がありうるかを紹介している。ここでは、液化水素、アンモニア、有機ハイドライドの3つのエネルギーキャリアを長距離船舶輸送する場合のモデルサプライチェーンの紹介を行っている。

3.2項:再生可能エネルギー利用の大規模水素エネルギーシステム
3.3項:ユーロケベック計画における水素キャリアの比較

種別 執筆(書籍分担執筆)
発表者 福田健三 笹倉正晴(共著)
発表先 朝倉書店「水素エネルギーの事典」
(水素エネルギー協会編集責任でとりまとめた水素エネルギーに関する国内外状況の書籍)
時期 2019年3月
概要 3.2項の再生可能エネルギー利用の大規模水素エネルギーシステムは、1993年度から2002年度まで実施されたWE-NET(World Energy Network)プロジェクトについて、その基本コンセプト、年次展開、技術・研究開発項目、水素/酸素燃焼タービンの各々の概要を示し、最後にプロジェクトの総括を概説する。
3.3項のユーロケベック計画における水素キャリアの比較は、1986年から1998年に検討された構想で、カナダ・ケベック州の水力発電電力を水素に変換して、北極海航路を通って海上輸送し、ヨーロッパ各国で利用するというものであった。その中で、液体水素のコスト試算、液体水素とメチルシクロヘキサンの比較検討、そしてエネルギーバランスの比較の各々について、その概要を示す。