目次
外部発表(平成29年度)
学会等発表講演論文投寄稿その他
学会等発表
断熱圧縮空気エネルギー貯蔵システムによる風力出力制御
―(1)実証設備の構築―
種別 | 学会等発表(国内) |
発表者 | 日浦 俊哉、鈴木 守、蓮池 宏、佐藤 隆、中道 亮 |
発表先 | 電気学会・B部門大会(東京) |
時期 | 平成29年9月7日 |
概要 | 風力発電や太陽光発電などの出力変動電源は電力需給調整を難しくすることから,出力変動への対策技術の開発が求められている中で,国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「電力系統出力変動対応技術研究開発事業」の一環として,圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES)システムを用いた出力制御技術の開発を行っており,本稿では,実証設備の建設について報告する。 |
最適化型モデルによる日本の低炭素エネルギーシステムの検討
種別 | 学会等発表(国内) |
発表者 | 黒沢厚志,加藤悦史(エネ総研),宮近秀人(SRC),荻本和彦(東大),山口容平(阪大) |
発表先 | 環境経済政策学会 2017年大会(高知工科大学) |
時期 | 平成29年9月9日~10日 |
概要 | 2050年に向けた日本のエネルギー需給分析により,低炭素エネルギーシナリオを示す。 |
TIMES-Japanを用いた2050年の日本のエネルギー需給分析
種別 | 学会等発表(国内) |
発表者 | 黒沢厚志,加藤悦史(エネ総研),宮近秀人(SRC),荻本和彦(東大),山口容平(阪大) |
発表先 | 化学工学会 第49回秋季大会(名古屋大学) |
時期 | 平成29年9月20日~22日 |
概要 | 2050年の日本のエネルギー需給分析により,低炭素エネルギーシナリオを示す。 |
2050年に向けた日本のエネルギー需給検討
:TIMES-Japan を用いたエネルギーシステム分析-マルチシナリオによる検討
種別 | 学会等発表(国内) |
発表者 | 黒沢厚志,加藤悦史(エネ総研),宮近秀人(SRC),荻本和彦(東大),山口容平(阪大) |
発表先 | エネルギー・資源学会 第34回エネルギーシステム・経済・環境コンファレンス (砂防会館) |
時期 | 平成30年1月25日~26日 |
概要 | 2050年の日本のエネルギー需給分析により,低炭素エネルギーシナリオを示す。 |
東京電力福島第一原子力発電所炉内状況把握の解析・評価 (99)-(106)
原子炉過酷事故における放射性核分裂生成物放出挙動の評価 (21),(22)
国産SAコードSAMPSONの高度化 (1)
種別 | 学会等発表(国内) |
発表者 | 茶木 雅夫、木野 千晶、鈴木 博之、 西川 朝雄、吉岡 逸夫、 Marco Pellegrini、Davide Concu、Alexsandre Nakata (Ezzidi)、 唐澤 英年、内田 俊介 以上の10名が福島原発解析のSAMPSON関連の成果を発表。 大塚 晋吾が自主事業としてのSAMPSON高度化成果を発表。 |
発表先 | 日本原子力学会 2018 春の年会 (大阪大学) |
時期 | 平成30年3月26日-27日 |
概要 | 今年度は福島原発解析の国プロの最終年度である。最初に1,2,3号機のもっとも確からしいと考える事故進展シナリオを各号機ごとに説明し、そのシナリオに沿ったSAMPSONによる3週間解析の結果(途中まで)を各号機ごとに発表する。更に、デブリ拡がり・浸食解析、圧力容器内のデブリ熱伝達特性評価結果を発表する。 核分裂生成物に関して、SAMPSONを用いた原子炉内沈着挙動評価とCAMSデータによる挙動解析結果の妥当性検証を発表する。また、自主事業のSAMPSON高度化(THA)も発表する。 |
講演
2050年にむけた原子力の役割 ~世界と日本について~
種別 | 講演(国際会議) |
発表者 | 都筑 和泰、清水 秀高、竹次 秀一、竹田 知幸、加藤 悦史、黒沢 厚志、田中隆則 |
発表先 | 2017 International Congress on Advances in Nuclear Power Plants (ICAPP ’17) |
時期 | 平成29年4月24日~28日 |
概要 | GRAPEモデルを用いた分析などにより、先の気候変動枠組み条約で言及された2℃目標実現には「社会の変革」が必要となること、原子力、CCS、再生可能の全てを精力的に導入していく必要があることを示す。それらを踏まえ、世界的に見ても原子力は重要であること、日本のエネルギー需給を巡る状況を考慮すると、原子力の必要性が相対的に高いということも示す。さらに、TIMESを用いた国内エネルギー需給の試算結果及び感度解析により国内の原子力利用の重要性を示す。 |
Melting Test of Penetrating Tube through BWR-RPV Bottom Wall
種別 | 講演(海外) |
発表者 | 内藤 正則、鈴木 博之、マルコ ペリグリニ |
発表先 | 8th European Review Meeting on Severe Accident (ERMSAR2017) 【会場:ポーランド ワルシャワ】 |
時期 | 平成29年5月16日~5月18日 【発表は5月17日】 |
概要 | 「福島原発炉内状況把握」のエネ庁補助金事業において実施したBWR圧力容器下部貫通管の溶融破損試験の成果を発表する。 |
持続性社会構築に向けた水素の貢献可能性
種別 | 講演(国内) |
発表者 | 坂田 興 |
発表先 | (公財)地球環境産業技術研究機構(RITE)主催 「無機膜研究センター産業化戦略協議会」第5回セミナー |
時期 | 平成29年5月19日 |
概要 | 大規模水素システムが、持続可能性社会構築に向けて貢献できる可能性につき、エネルギーモデル等を用いて技術・経済の両面から検討した結果を示し、特定の条件下で水素が基幹エネルギーとして導入される可能性を示す。さらに、水素製造・水素精製における無機膜の重要性について言及する。 |
Power to Gasのケーススタディーと今後
種別 | 講演(国内) |
発表者 | 坂田 興 |
発表先 | (株)技術情報センター主催 「再生可能エネルギーを用いた水素製造・利用(Power to Gas)の動向と経済性・展望」 |
時期 | 平成29年6月15日 |
概要 | 大規模水素システムが、持続可能性社会構築に向けて貢献できる可能性につき、エネルギーモデル等を用いて技術・経済の両面から検討した結果を示し、特定の条件下で水素が基幹エネルギーとして導入される可能性を示す。一方、中小規模の再生可能エネルギー由来の水素システムの経済的成立性についても、ケーススタディーの結果を踏まえて、議論を行う。 |
水素利用技術(化石燃料との共利用)
種別 | 講演(国内) |
発表者 | 坂田 興 |
発表先 | (一財)石炭エネルギーセンター(JCOAL)主催 CCTワークショップ2017 |
時期 | 平成29年6月21日 |
概要 | 水素は、条件によっては2050年の我が国一次エネルギー供給の13%を占める可能性があり、また国内再生可能エネルギーの導入に貢献する可能性もある。水素の利用技術として、燃料電池用および熱機関用の燃料が中心であるが、より広範囲な需要を獲得するためには、多様な開発する必要がある。化石燃料との共利用の視点で水素を俯瞰すると、1)混合物として、2)化石燃料との反応原料として、3)システムとして、の利用が考えられる。1)の例として、ハイタン、水素混焼発電がある。2)は製油所等における水素添加、水素化分解、脱硫反応があり、3)は石油のEORおよび統合型システムが検討されている。更なる検討に期待したい。 |
持続性社会構築に対する水素の貢献可能性
種別 | 講演(海外) |
発表者 | 坂田 興 |
発表先 | Pakistan Academy of Engineering |
時期 | 平成29年7月1日 |
概要 | 大規模水素システムが、持続可能性社会構築に向けて貢献できる可能性につき、エネルギーモデル等を用いて技術・経済の両面から検討した結果を示し、特定の条件下で水素が基幹エネルギーとして導入される可能性を示す。一方、中小規模の再生可能エネルギー由来の水素システムや分散エネルギーシステムの経済的成立性についても議論を行う。 |
Melting Test of Penetrating Tube through BWR-RPV Bottom Wall
種別 | 講演(海外) |
発表者 | 木野 千晶 |
発表先 | 25th International Conference on Nuclear Engineering (ICONE-25) 【会場:中国 上海】】 |
時期 | 平成29年7月3日~7月7日 |
概要 | 「福島原発炉内状況把握」のエネ庁補助金事業において実施したSAMPSONによる福島2号機の事故進展解析の成果を発表する。 |
蓄エネルギーシステム概要
種別 | 講演(国内) |
発表者 | 蓮池 宏 |
発表先 | 第12回再生可能エネルギー展示会 JCREフォーラム:エネルギーネットワークの最前線 ~再エネ導入拡大に向けた蓄エネシステムの利用~ |
時期 | 平成29年7月6日 |
概要 | 太陽光発電や風力発電のように天候によって出力が変動する再生可能エネルギー発電の導入対策として、蓄エネルギーシステムの利用が期待されている。再生可能エネルギー発電の導入拡大に資する蓄エネルギーの利用方法は、電力システム改革の進展とも相まって多様化する傾向にある。技術面ではコスト低減や技術革新が進められており、新しい提案も登場している。本講演では、再生可能エネルギーへの対応を念頭に、蓄エネルギーシステムの利用と技術について最近の動向を解説した。 |
低炭素社会に向けた再生可能エネルギーの役割と課題
種別 | 講演(国内) |
発表者 | 森山 亮 |
発表先 | 日本機械学会 2017年度年次大会 市民フォーラム |
時期 | 平成29年9月3日 |
概要 | 地球温暖化対策として二酸化炭素(CO2)を始めとする温室効果ガス(GHG)の排出削減が必要となっている。エネルギー供給構造はGHGの排出量に対して大きな影響を及ぼすため、我が国ではエネルギーミックスの議論も盛んであり、再生可能エネルギーの大量導入によるGHG排出削減に大きな期待が寄せられている。 本発表では、このような再生可能エネルギーの役割と課題に加え、想定される対応策について概説する。また、地球規模、日本国内、地域といった規模別の状況や、現状、短期および中長期の将来といった時間軸についても整理して説明することにより、再生可能エネルギーの役割と課題を明確にする。 |
CO2分離型化学燃焼石炭利用技術(ケミカルルーピング燃焼技術)の開発
種別 | 講演(国内) |
発表者 | 酒井奨、入谷淳一、小野崎正樹 |
発表先 | 日本機械学会2017年度年次大会(埼玉大学) |
時期 | 平成29年9月4日 |
概要 | ケミカルルーピング燃焼技術は、石炭等の燃料を酸素キャリアで酸化(燃焼)させ、CO2分離装置なしにCO2を分離回収できる技術である。本報では、NEDO支援の下で開発を進めている現状と今後の展望を紹介する。 |
論文等 |
圧縮空気エネルギー貯蔵システムについて
種別 | 講演(国内) |
発表者 | 蓮池 宏 |
発表先 | (一社)日本産業機械連合会 環境ビジネス委員会 |
時期 | 平成29年9月11日 |
概要 | 色々な蓄エネルギー技術と開発動向、圧縮空気エネルギー貯蔵技術の開発・実証動向、再生可能エネルギー導入拡大におけるCAESの役割・導入イメージ、CAESの実用化に向けた課題と展開について紹介した。 |
TIMES-Japan及びGRAPEモデルによるシナリオ解析)
種別 | 講演(国内) |
発表者 | 黒沢厚志 |
発表先 | 自動車技術会 主催 第2回 次世代自動車動力システム特設委員会 |
時期 | 平成29年9月12日 |
概要 | 2050年に向けた日本および世界のエネルギー需給分析を紹介し,運輸部門の低炭素エネルギーシナリオの可能性を示す。 |
Hydrogen Supply Chain
種別 | 講演(海外) |
発表者 | 坂田 興 |
発表先 | 2017 Saudi Aramco-JCCP Symposium on the Global Perspective of the Hydrogen Economy |
時期 | 平成29年9月13日 |
概要 | 統合評価モデルGRAPEのエネルギーモジュールを用いて、 2050年に至る世界および我が国におけるエネルギー構成を検討し、CO2フリー水素の需要を推算した。その結果、CO2排出制約が厳しい条件等では、CO2フリー水素が一次エネルギー供給の10%以上を占める場合があることを見出した。また、CO2フリーエネルギーの大量・長距離輸送の媒体として3種の水素系エネルギーキャリア(液体水素、有機ハイドライド、アンモニア)を想定し、これらを用いたサプライチェーンにおける将来の水素供給コストを評価した。 |
開発輸入水素の国富流出に関する影響評価
種別 | 講演(国内) |
発表者 | 笹倉正晴 |
発表先 | IAE月例研究会 |
時期 | 平成29年9月13日 |
概要 | 開発輸入水素チェーンの国富流出に関する影響をLNGチェーンと比較評価した。水素チェーンのキャリアは、詳細FS結果が公表されている豪州褐炭由来のCO2フリー液化水素チェーンを取り挙げた。輸入熱量を同じとした場合、LNGに比べ水素は輸入額が大幅に増えるが、期待される開発輸入水素チェーンの実現により海外流出額は同程度であり、輸入額が増える分国内還流金額が増え、新規産業創出、雇用拡大に貢献し得る結果となった。LNGは成熟したチェーンであり水素チェーンは将来構想であること、また検討結果は前提条件等によって変わることから、あくまで参考である。(以上、IAE主催の自主研究会「シナリオ研(略称)」にて実施) |
我が国のエネルギーの将来
「持続可能なエネルギー社会構築に向けた水素の貢献可能性」
種別 | 講演(国内) |
発表者 | 飯田重樹 |
発表先 | コスモス安全ツアー2017 |
時期 | 平成29年11月9日 |
概要 | 日本のエネルギーの現状とエネルギー政策の動向について概説し、エネルギー政策の中での水素の位置づけについて、国のロードマップ等の内容も含めて説明する。その上で、持続可能なエネルギー社会構築に向けた水素の貢献可能性について、IAEでの研究事例を中心に考察した結果を紹介する。 |
持続可能性社会構築に対する水素の貢献可能性
種別 | 講演(国内) |
発表者 | 飯田重樹 |
発表先 | 神戸大学 先端融合研究環 第2回シンポジウム 「エネルギー市場の動向と課題」 |
時期 | 平成29年12月13日 |
概要 | 水素の特徴について概説したのち、水素エネルギーシステムを考える上で必要ないくつかの視点を紹介する。その上で、持続可能なエネルギー社会構築に向けた水素の貢献可能性について、IAEでの研究事例を中心に考察し、特定の条件下で水素が基幹エネルギーとして導入される可能性を示す。 |
Thermal Energy Systems for Variable Renewable Energies
種別 | 講演(国際会議) |
発表者 | 岡崎 徹 |
発表先 | The International Symposium on Fusion Technology 2018 |
時期 | 平成30年1月26日 |
概要 | 再エネの不安定発電への対策が大きな課題となっている。この課題に高温蓄熱に効果があることがわかった。例えば海外では太陽光発電とその数倍コストとなりますが安い高温蓄熱を利用する太陽熱発電を組み合わせて対処しようとしている。同様に風力熱発電が従来型風力の不安定性を補完するものとして期待される。風力熱発電は概念が新しく、様々な新しいアイデアの導入も可能である。世界に通用する技術であるため強力な知財権確保が重要である。大型の発電目的から小型の熱利用を主としたシステムまで、様々な可能性を示す。 |
電力貯蔵の動向と展望
種別 | 講演(国内) |
発表者 | 蓮池 宏 |
発表先 | 東京工業大学グローバル水素エネギーコンソシアム 第8回ワークショップ |
時期 | 平成30年2月1日 |
概要 | 電力貯蔵は、電力システムの柔軟性を高める手段として、あるいは我が国が国際競争力を持つ成長産業として期待され、研究開発が精力的に進められている。技術進歩の一方で、電力貯蔵が求められる場面(=用途)が社会情勢とともに変化してきている。本講演では、電力貯蔵の動向と展望について利用面と技術面の両方から解説し、その中で水素を利用した電力貯蔵の位置付けについて考察した。 |
電力系統へのパワーエレクトロニクス技術の応用
種別 | 依頼講演(国内) |
発表者 | 徳田 憲昭 |
発表先 | NEDO IoT推進部 主催 「NEDOパワーエレクトロニクスシンポジウム(第4回)」 【基調講演】 |
時期 | 平成30年2月14日 |
概要 | 省エネルギー化のキーテクノロジーであるパワーエレクトロニクス技術が関連する分野の中で、特に電力系統への適用や応用例について紹介する。 |
水素製造技術比較(再エネ由来水素と化石由来水素比較)
種別 | 講演(国内) |
発表者 | 塙 雅一 |
発表先 | ボトルネック課題研究会 公開ワークショップ ~CO2を原料とした化学品製造の可能性~ 主催 内閣府 |
時期 | 平成30年2月14日 |
概要 | 平成27年度NEDO委託調査「二酸化炭素原料化学品製造プロセス技術開発/化学品原料として利用可能な水素製造技術に関する調査」のうち再エネ由来と化石由来水素製造コストを中心に調査概要を報告する。 |
※ICEF CO2利用ロードマップ
種別 | 依頼講演(国内) |
発表者 | 黒沢 厚志 |
発表先 | 内閣府ボトルネック課題研究会公開ワークショップ(TKPお茶の水) |
時期 | 平成30年2月14日 |
概要 | ICEF CO2利用ロードマップの概要を紹介する。 |
持続可能なエネルギー社会構築に向けた水素の貢献可能性
種別 | 講演(国内) |
発表者 | 飯田 重樹 |
発表先 | 水素・次世代エネルギー研究会セミナー 「CO2フリー水素利活用への可能性を考える」 |
時期 | 平成30年2月20日 |
概要 | 水素エネルギーシステムを考える上で必要ないくつかの視点を紹介した上で、持続可能なエネルギー社会構築に向けた水素の貢献可能性について、IAEでの研究事例を中心に考察するとともに、CO2フリー水素に関する昨今の動向について紹介する。 |
圧縮空気エネルギー貯蔵システムによる風力発電の変動緩和
種別 | 講演(国内) |
発表者 | 蓮池 宏 |
発表先 | 電気倶楽部 |
時期 | 平成30年3月13日 |
概要 | 圧縮空気エネルギー貯蔵技術(CAES)を始めとする様々な蓄エネルギー技術の開発・実証動向、再生可能エネルギー導入拡大におけるCAESの役割・導入イメージ、実用化に向けた課題と展開等について紹介する。 |
海外におけるCO2-EORの取組み事例
種別 | 講演(国内) |
発表者 | 水田 美能 |
発表先 | JCOAL技術者セミナー- 平成29年度第2回「CCUS」 |
時期 | 平成30年3月28日 |
概要 | 原油の三次回収(Enhanced Oil Recovery:EOR)におけるCO2を利用したCO2-EORの概要を、世界で最も行われている米国の状況を中心に、収集した情報をまとめた。 米国では、年間約6000万トンのCO2がEORに利用されているが、その75%は天然CO2がパイプラインによって輸送され、主にテキサス州のパーミアン地域でCO2-EORに利用されている。米国のCO2-EORによる生産量は、日量30万バレル(日本に原油輸入量が日量約340万バレル、米国の原油の生産量が950万バレル)で、世界の他地域での生産はほとんど報告されていないが、東南アジアのCO2-EORの可能性も含めて発表する。 |
論文
Visualization Experiment on Zirconium Alloy-Steam Reaction
種別 | 論文(国際会議) |
発表者 | Hidetoshi Okada, Shunsuke Uchida, Masanori Naitoh, Yukio Hanamoto and Masahiro Fujikawa |
発表先 | 7th International Symposium on Energy (Energy 7) |
時期 | 平成29年8月13日~8月17日 |
概要 | 水・ジルコニウム反応及び減圧沸騰による核分裂生成物の放出可能性に関する実験について報告する。 |
Fission Product Release from Suppression Chamber under Decompression Boiling
種別 | 論文(国際会議) |
発表者 | Hidetoshi Okada, Shunsuke Uchida, Masanori Naitoh, Hidetoshi Karasawa and Yukio Hanamoto |
発表先 | 7th International Symposium on Energy (Energy 7) |
時期 | 平成29年8月13日~8月17日 |
概要 | 水・ジルコニウム反応及び減圧沸騰による核分裂生成物の放出可能性に関する実験について報告する。 |
投寄稿
圧縮空気エネルギー貯蔵システム(CAES)の開発
種別 | 投寄稿(国内) |
発表者 | 蓮池 宏 |
発表先 | 『エネルギーと動力』第288号(平成29年 春季号) |
時期 | 平成29年5月発行 |
概要 | 電力貯蔵は、電力システムの柔軟性を高める手段として、研究開発が精力的に進められている。圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES; Compressed Air Energy Storage)は1978年と1991年にドイツと米国でガスタービンと組み合わせる方式(CAES-G/T)の実用プラントが1基ずつ建設された後は、しばらく広がりが見られなかったが,近年,新しい方式の提案もあり開発が活発化している。最近の開発は、空気の圧縮・膨張のみで充放電を行う方式であるA-CAESやI-CAES、さらにはLAESへと対象が移ってきている。本稿では,CAESの各種方式の特徴や開発の動向を紹介した。 |
気候工学:硫酸エアロゾルは温暖化対策として使えるか
種別 | 投寄稿(国内) |
発表者 | 杉山昌広、森山亮 |
発表先 | 硫酸と工業(硫酸協会) |
時期 | 平成29年6月(6月号) |
概要 | 気候工学(ジオエンジニアリング)という、緩和(CO2排出削減策)、適応に加えた新たな対策が関心を集めている。気候工学とは地球温暖化対策として気候システムに大規模・意図的に介入する手法の総称であり、太陽放射管理(solar radiation management, SRM)と二酸化炭素除去(carbon dioxide removal, CDR)に大別される。本稿では、本誌「硫酸と工業」の趣旨にそって、硫酸エアロゾルの成層圏への注入という気候工学について考えてみる。 |
再生可能エネルギー火力発電システム研究会(成果概要)
種別 | 寄稿(国内) |
発表者 | 小川紀一郎他 |
発表先 | (公社)全国都市清掃会議「都市清掃」第70巻338号(7月号) |
時期 | 平成29年7月中旬 |
概要 | 「再生可能エネルギー火力発電システム(再エネ火力)」は廃棄物系燃料や太陽熱等で製造した蒸気を火力発電所の給水系に組み入れて再エネからの安定発電と高効率発電を可能とする技術である。当所は先に電力会社等の協力を得て技術的可能性(FS)を実施したが、今後実用化展開を検討するためには極力多くの関係者意見を集約する必要があると判断し、急遽(平成28年12月~平成29年3月)研究会(有志)を実施した。本稿は、かねて同研究会に関心を持たれた上記機関の依頼により同成果概要を発表するものである。 |
平成28年の水素利用技術
種別 | 投寄稿(国内) |
発表者 | 坂田 興 |
発表先 | 日本機械学会誌平成29年8月号「機械工学年鑑」特集号 |
時期 | 平成29年8月 |
概要 | 平成28年における水素エネルギーシステムに関する主要な技術・政策動向につき、概要を紹介した。 |
平成28年における重要なエネルギー関係事項(水素)
種別 | 投寄稿(国内) |
発表者 | 坂田 興 |
発表先 | 日本エネルギー学会誌 9月号 |
時期 | 平成29年9月 |
概要 | 平成28年における水素エネルギーシステムに関する主要な技術・政策動向につき、概要を紹介した。 |
平成28年における重要なエネルギー関係事項(Annual Energy Reviews-2016)「原子力」
種別 | 投寄稿(国内) |
発表者 | 松井一秋、楠野貞夫、竹田知幸、林道寛、都筑和泰 |
発表先 | 日本エネルギー学会誌 |
時期 | 平成29年9月号 |
概要 | 「平成28年における重要なエネルギー関係事項」(Annual Energy Reviews-2016)を特集することとなり、II章 4 原子力の事項について、当研究所が担当。序論/原子力エネルギーとは、核燃料資源、原子力発電、原子力事故、核燃料サイクルと放射性廃棄物の処分の5項目について2016年の重要事項をまとめる。 |
解説「水素エネルギー導入の国富流出に及ぼす影響評価」
種別 | 投寄稿(国内) |
発表者 | 笹倉正晴 |
発表先 | 水素エネルギー協会(HESS)会誌 第42巻 第3号(平成29年9月発行) |
時期 | 平成29年9月 |
概要 | 弊所主催の自主研究会「CO2フリー水素シナリオ普及研究会」にてCO2フリー水素チェーンのコスト構造について検討し、CO2フリー水素を導入した場合の国富流出に及ぼす影響の一例をLNGチェーンと対比評価した。CO2フリー水素チェーンにおけるキャリアとしては、液化水素・有機ハイドライド、さらにはアンモニア等があるが、ここでは川崎重工(KHI)が現時点では最も信頼性の高いデータを基にCO2フリー水素チェーン構想を提案し、NEDOによる支援の下、2020年にパイロット実証に入る計画であること等の理由から、KHIの豪州褐炭由来の液化水素チェーンを取り挙げた。 LNGは成熟したチェーンである一方、CO2フリー水素チェーンは現時点における将来構想でありこと、また、検討結果は前提条件等によって変わること、そして考察は一部主観的なものも含まれていることを付記し、参考比較用として評価結果を示した。 |
9.2.1 Fukushima Daiichi
種別 | 投寄稿(国内) |
発表者 | 林道 寛 |
発表先 | Woodhead Publishing Advances and Innovations in Nuclear Decommissioning(本) |
時期 | 平成29年9月10日 |
概要 | 原子力施設の廃止措置に関する革新的技術をテーマとして廃止措置計画・実施・国際的な経験を主眼として、Woodhead Publishingから本を出版することとなり、執筆依頼があった。廃止措置の実施のうち、第9章のDecommissioning after a severe accidentにおいて、福島第一の事故とその後の対応について、特に汚染水対策とトリチウムの管理、発生する放射性廃棄物の性状を踏まえた特性評価の進め方について記載した。放射性廃棄物対策については、今後処分方策が策定される計画であり、廃棄物の分析手法も含めて、特性評価が重要であり、今後の進め方についての提言も記載した。 |
(化学工学年鑑2017 資源・エネルギー) 水素エネルギーシステム
種別 | 投寄稿(国内) |
発表者 | 坂田 興 |
発表先 | 化学工学誌81巻10号(2017) 「化学工学年鑑2017」 |
時期 | 平成29年10月 |
概要 | 平成28年における水素エネルギーシステムに関する主要な技術・政策動向につき、概要を紹介した。 |
CO2直接空気回収技術の研究動向
種別 | 投寄稿(国内) |
発表者 | 石本祐樹、杉山昌広 |
発表先 | エネルギー・資源 2017年11月号 |
時期 | 平成29年11月 |
概要 | 気候工学技術の1つである大気から二酸化炭素を回収する直接空気回収技術(DAC技術)について現状の研究動向をまとめた。DAC技術は、CO2の吸着剤が固体と液体のものに大別でき、それぞれの概要を述べた。公的な補助を受けているものを含めれば小規模に商業化されている技術もあるが、その技術的、経済的な不確実性が大きいこと、モラルハザードなどの社会科学的な問題も含んでいることも言及し、気候変動対策技術として長期的な視野での評価が必要とした。 |
圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES)システムの開発・実証
種別 | 投寄稿(国内) |
発表者 | 堂本宗宏(NEDO)、蓮池 宏 |
発表先 | 『クリーンエネルギー』2017年12月号 |
時期 | 平成29年12月 |
概要 | NEDOでは、風力発電等の自然変動電源の出力変動対策の一つとして圧縮空気エネルギー貯蔵システムの実証試験を開始した。本稿では、当該事業の概要とともに、国内外における圧縮空気エネルギー貯蔵システムの開発状況・実証ついて解説する。 |
その他
Scenario study for CO2-free hydrogen dissemination focused on hydrogen combined power plants
種別 | ポスター発表(海外) |
発表者 | ○笹倉正晴、石本祐樹、飯田重樹、坂田興 |
発表先 | 7th World Hydrogen Technologies Convention(WHTC 2017), Prague, Czech Republic |
時期 | 平成29年7月9日~12日 |
概要 | 現在実施中の弊所主催の自主研究会「CO2フリー水素普及シナリオ研究会」の活動成果を発表する。 具体的には、METIのエネルギー基本計画、水素・燃料電池戦略ロードマップ、川崎重工や千代田化工建設のグローバルな事業化に向けた取組、GRAPEシミュレーション結果に基づくCO2フリー水素の需給バランス、化石火力代替の水素火力発電導入に至るコストダウン、それらをまとめた普及シナリオの絵姿を紹介する。 |
PartII.将来に向けた原子力技術の展開 1.ゼロ炭素社会を目指して/2.将来炉
種別 | その他(国内) |
発表者 | 松井 一秋 |
発表先 | 「原子力年鑑2018」 「原子力年鑑」編集委員会編 日刊工業新聞社 ISBN978-4-526-07752-4 |
時期 | 平成29年10月26日 |
概要 | 現行の最新鋭原子力発電技術に続き、拡大する世界のエネルギ-需要に対応するべく国際協力による「第4世代原子力システム」の技術開発を紹介している。 |
Putting Costs of Direct Air Capture in Context
種別 | その他(海外) |
発表者 | Yuki Ishimoto*, Masahiro Sugiyama*, Etsushi Kato, Ryo Moriyama,Kazuhiro Tsuzuki and Atsushi Kurosawa |
発表先 | FCEA Working Paper Series: 002 (発行元 Forum for Climate Engineering Assessment, School of International Services, American University) |
時期 | 平成29年11月 |
概要 | 気候工学技術の1つである大気から二酸化炭素を回収する直接空気回収技術(DAC技術)について論文、企業情報を調査し、DAC技術の現状のコストについて俯瞰的なレビューを行った。 |