高温ガス炉プラント研究会(以下、「研究会」という)は、高温ガス炉の実用化に関する技術的調査(水素利用、熱利用等の利用技術、経済性、市場性、実用可能性評価等)及び情報発信等による広報活動を行うことを目的として、電力会社やメーカーを中心として1985年4月に設立されました。本研究会は、原子力を志向する原点となったエネルギーセキュリティーの観点や持続可能な社会として来るべき水素社会の到来に向けオプションの一つとして高温ガス炉開発の重要性・意義への理解を深めていくとともに、高温ガス炉の特徴、これまでの開発経緯、諸外国の研究開発状況等、今後の研究開発の進展に寄与する情報発信をしていくことを活動方針としています。
特に、最近イギリスにおいて高温ガス炉の建設に向けた積極的な検討が進められている状況を踏まえ、当研究会としても「高温ガス炉プラント研究会の活動展開について」、に示すようにイギリスにおける高温ガス炉日英協力の具体化に関する検討を推進するとともに、その実現に向けた広報活動を活性化します。