1.配信日時
日時 | 令和5年12月21日(木) 15:45 ~ 17:15 |
会議形態 | Cisco Webex Webinars 会議システム |
2.報告テーマ
発表テーマ1:「ブルーカーボンの全体像とカーボンクレジット」
ジャパンブルーエコノミー技術研究組合 理事長
桑江 朝比呂 様
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今から約14年前の2009年に国連環境計画(UNEP)が初めて「ブルーカーボン」という言葉を作り出した。当時はこの言葉を知っている人は国内外ではもちろんほぼ皆無であったが、しかし現在、日本では毎日のように新聞や雑誌には登場するようになり、テレビではクイズ番組の問題として取り上げられるまでになった。本講演では、ブルーカーボンの活用が2050年カーボンニュートラルという国内外の目標の達成に不可欠な炭素除去技術(CDR)かつ自然ベースの解決策(NbS)の一つであることを説明したうえで、日本における(1)ブルーカーボンに関する研究や技術開発の最新事例や国の政策動向と、(2)漁業者、市民、自治体、そして民間企業など多様な主体の自主的な参画によるカーボンクレジットの取引など社会実装化に関する最新情報を紹介する。
発表テーマ2:「ブルーカーボン生態系修復による温暖化対策」
工学院大学 先進工学部 環境化学科 准教授
酒井 裕司 様
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マングローブ林、海草(藻)藻場、塩性湿地などのブルーカーボン生態系に取り込まれる炭素の隔離・貯留量の温暖化対策への適用は注目されている。なかでも、マングローブ林は高い炭素貯留能を有し、その植林・再植林が温暖化対策技術として有効で、さらに自然を基盤とした解決策(NbS)として豊かな沿岸生態系の創出にも繋がる。本講演では、タイ南東部でのマングローブ植林・再植林による生態系炭素貯留量の増加,生態系修復効果、及び、バイオマス資源利用の可能性、さらに他の生態系として、日本国内でのバイオマスなどの地域資源利用による海藻生育の成果を報告し、今後のブルーカーボン生態系修復の温暖化対策技術としての展開を考える。
3.申し込み方法
申込は締め切りました。
4.連絡先
お知らせ
2019年9月より運営を変更しております。詳細は以下(リンク)のとおりです。
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