1.配信日時
日時 | 令和5年4月20日(木) 14:00 ~ 15:30 |
会議形態 | Cisco Webex Webinars 会議システム |
2.報告テーマ
発表テーマ:「ウクライナ危機から1年 -シェール・ガス革命、シェール・オイル革命の未来-」
和光大学
経済経営学部 教授
岩間 剛一 様
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国際エネルギー情勢を震撼させた、ロシアによるウクライナへの侵攻から1年以上が経過し、紛争は長期化の様相を呈している。歴史的な資源エネルギー危機において、米国は、シェール・ガス革命、シェール・オイル革命を経て、世界最大の原油生産国、天然ガス生産国となり、米国国内における100%の原油・天然ガスの自給により、中東への関心低下、サウジアラビアとのぎくしゃくした関係をはじめとして、国際エネルギー情勢は大きく変貌した。しかし、強権国家の軍事力による国際秩序の変更に、欧米民主主義国家は、ロシアへの制裁を強め、ロシア産石油・天然ガス輸入を回避する動きを続けている。しかし、欧州諸国は、石油の3割、天然ガスの4割をロシアに依存し、ロシアからの脱却のためには、資源エネルギー純輸出国となった米国のシェール・オイルの輸出、シェール・ガスを原料としたLNG(液化天然ガス)の輸出が重要な意味をもっている。米国は、2016年の輸出開始から6年にして、世界最大のLNG輸出国となり、2022年に欧州諸国に4,770万トン達するLNGを供給して、欧州のエネルギー危機を救っている。他方、米国は、バイデン政権のもと、脱炭素政策を掲げ、米国のシェール・オイルとシェール・ガスの新規開発には必ずしも積極的とはいえず、新規投資よりも株主還元を重視する金融市場の圧力もあり、米国のシェール・オイル、シェール・ガスの生産量は大幅には伸びていない。脱炭素流れのもと、米国のシェール・ガス、シェール・オイルは、世界的なエネルギー危機にどのような意味をもつのか、その未来について分かりやすく、詳説する。
3.申し込み方法
申し込みは締め切りました。
4.連絡先
お知らせ
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