1.配信日時

日時 令和4年5月20日(金) 14:00 ~ 15:00
会議形態 Cisco Webex Events 会議システム

2.報告テーマ

「脱炭素への動きとロシアによるウクライナ侵攻
-シェール・ガス革命、シェール・オイル革命の今後」

和光大学
経済経営学部
教授
岩間 剛一 様

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 米国において、シェール・ガス革命、シェール・オイル革命が現実のものとなって10年以上が経過した。米国は、世界最大の原油生産国、天然ガス生産国となり、シェール・オイルの生産量増加による原油価格の長期低迷、米国の中東への関心低下をはじめとして、国際エネルギー情勢は大きく変貌した。しかし、想定外ともいえる、資源エネルギー大国であるとともに核保有国ロシアによる、2022年2月の隣国ウクライナへの侵攻は、国際エネルギー市場を震撼させている。強権国家の軍事力による国際秩序の変更に、欧米民主主義国家は、ロシアへの制裁を強め、ロシア産石油・天然ガス輸入を回避する動きを始めている。しかし、欧州諸国は、石油の3割、天然ガスの4割をロシアに依存しており、ロシアからの脱却のためには、資源エネルギー純輸出国となった米国のシェール・オイルの輸出、シェール・ガスを原料としたLNG(液化天然ガス)の輸出が重要性を増している。米国は、欧州諸国に1,100万トンに達するLNGを追加供給する。他方、米国は、バイデン政権のもと、気候変動対策強化の政策を掲げ、米国のシェール・オイルとシェール・ガスの新規開発には必ずしも前向きとはいえず、新規投資よりも株主還元を重視する金融市場の圧力もあり、米国のシェール・オイル、シェール・ガスの生産量は伸び悩んでいる。脱炭素のもと、米国のシェール・ガス、シェール・オイルは、世界のエネルギー危機を救うのか。その未来について分かりやすく、解説する。
 

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