1.日時・会場

日時 令和2年1月10日(金) 14:00~16:00
会場 航空会館 5階 501会議室
航空会館 501・502会議室
※会場が変更になりました

地図を表示

2.報告テーマ

(1)原子力分野における数値シミュレーション

一般財団法人 エネルギー総合工学研究所
安全解析グループ
主任研究員
鈴木 博之

テーマ(1)について
コンピューターを用いた数値シミュレーションは現代の科学技術に欠かせないツールとなっており、原子力分野においても、プラントの設計や安全性の評価に利用されています。
安全解析グループでは、原子力発電所事故時のプラント挙動を評価するソフトウェアを開発し、解析を行ってきました。しかし、2011年3月に発生した福島第一原子力発電所事故では、それまで想定していなかった現象が起こっており、既存のソフトウェアでは事故の完全な再現ができていない状況です。今後、プラントの安全性評価を向上させるために、ソフトウェアの高度化が求められています。
本発表では安全解析グループが実施してきたソフトウェアの高度化や解析事例について紹介します。

(2)RCICに係る研究

一般財団法人 エネルギー総合工学研究所
安全解析グループ
主管研究員
都築 宣嘉

テーマ(2)について
2011年3月の東日本大震災時に福島第一原子力発電所で発生した事故において、同発電所の原子炉建屋内に設置されていた非常用炉心冷却装置のひとつである原子炉隔離時冷却系(RCIC)は、設計時間を遥かに超える長時間稼働し、その2号機・3号機での事故の進展を遅らせたと考えられています。その結果から、事故時におけるRCICの潜在的な炉心冷却性能を再評価し、原子炉全体のシステムとしての安全性を正確に把握しようという試みが、日米共同のプロジェクトとして進んでいます。そのRCICプロジェクトに関して、原子炉の事故時の挙動を解明する計算コードの開発への寄与を交えながら、ご説明します。

3.申し込み方法

申し込みは締め切りました。

4.連絡先

エネルギー技術情報センター 高部  TEL:03(6367)0239/FAX:03(3501)8021

お知らせ
2019年9月より運営を変更しております。詳細は以下(リンク)のとおりです。
講演資料(PDF版)のダウンロードはこちら

月例研究会に戻る