日時・会場

日時 平成29年6月23日(金) 14:00~16:00
会場 航空会館 5階 501・502会議室

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報告テーマ

(1)電力貯蔵の動向と展望 ~用途面と技術面からの検討~

一般財団法人 エネルギー総合工学研究所
研究理事
蓮池 宏

テーマ(1)について
 電力貯蔵は、電力システムの柔軟性を高める手段として、あるいは我が国が国際競争力を持つ成長産業として期待され、研究開発が精力的に進められている。
 技術進歩の一方で、電力貯蔵が求められる場面(=用途)が社会情勢とともに変化してきている。2000年以前は、負荷平準化が主な目的であった。現在は、再生可能エネルギーエネ大量連系への対策が最大のニーズであり、進行中の電力システム改革も影響している。
 本講演では、電力貯蔵の用途面と技術面の両方について、最近の動向を解説する。

(2)圧縮空気エネルギー貯蔵システムの現状と今後の課題  ~伊豆実証設備の紹介~

株式会社 神戸製鋼所
機械事業部門 開発センター
開発企画室
室長
猿田 浩樹 様

テーマ(2)について
 本報告で説明する神戸製鋼所が開発した圧縮空気エネルギー貯蔵システムは、風力発電等の変動する電力により圧縮機を駆動し、圧縮空気と圧縮熱の形態で地上設置型のタンクに貯蔵し、この圧縮空気で膨張機を駆動して再発電するもので、希少金属や有害物質を使用せず、稼働中は空気と水しか排出しないクリーンなシステムとなっている。エネルギー総合工学研究所が早稲田大学と共同で、NEDOプロジェクトとして実証実験をおこなうための設備として、神戸製鋼所が伊豆に納入した機器の概要を紹介し、本システムが他のエネルギー貯蔵システムに比べて優れている点と劣っている点を説明する。

申し込み方法

申し込みは締め切りました。

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