日時・会場

日時 平成28年7月29日(金) 14:00~16:00
会場 航空会館 5階 501・502会議室

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報告テーマ

(1)エネルギーハーベスティングの動向とエネルギー産業(電気、ガス、石油)への応用可能性

株式会社 NTTデータ経営研究所
社会・環境戦略コンサルティングユニット
シニアマネージャー
竹内 敬治 様

テーマ(1)について
 環境に希薄に存在する光、熱(温度差)、振動、電波などの微小なエネルギーを「ハーベスト」(収穫)し、電気エネルギーに変換する「エネルギーハーベスティング」技術が注目されています。発電量は、μW~数W程度であり、再生可能エネルギーとしての意味はありませんが、IoT(モノのインターネット)を実現するためには必須の電源技術として、今後の普及拡大が期待されています。
 本講演では、エネルギーハーベスティングのコンセプト、研究開発・実用化動向を概説するとともに、エネルギー関連産業(電力、石油、ガス)での適用事例と応用可能性をご紹介します。

(2)安定発電を実現する風力熱発電と熱応用

一般財団法人 エネルギー総合工学研究所
プロジェクト試験研究部
主管研究員
岡崎 徹

テーマ(2)について
 経済的に再生可能エネルギーを大量導入するには、需要と供給の両方において不安定出力対策が必要である。その供給側の対策に風力熱発電という革新的システムを提唱している。風エネルギーをタワー頂部にて直接熱に変換し、安価な高温蓄熱で安定化して蒸気タービンで発電する。効率は悪いが設備コストが安く堅牢で、不安定対策コストも含めた従来風力より経済的な上、乱流に強く稼働率も高く、大型ウィンドファームに向く。1MW以下の中・小型風力ではバイオマスのガス化発電、熱電発電、冷暖房・給湯応用なども考えられる。

申し込み方法

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