目次
日時・会場
日時 | 平成28年6月24日(金) 14:00~16:00 |
会場 | 航空会館 5階 501・502会議室 |
報告テーマ
(1)過去のLNG国内導入経緯に基づく、水素エネルギー導入のシナリオ分析
一般財団法人 エネルギー総合工学研究所
プロジェクト試験研究部
研究員
水野 有智
テーマ(1)について |
---|
2016年現在、日本や世界の先進国を中心に、水素のエネルギー利用が検討されている。しかし、このような社会のエネルギーの転換(エネルギーシフト)には、多大な投資を必要とすることや、新しいエネルギーは往々にして既存のものより高価であることから、困難が伴うと考えられる。他方日本は過去に、1960年代に始まるLNGの導入という大規模なエネルギーシフトを経験してきている。本講演では、LNGはかつてどのような経緯で日本に導入されたのかを調査分析し、それに基づいて、水素の国内導入の可能性について、水野らの確立したシナリオ設計手法を拡張して、将来シナリオの作成を試みた結果について報告する。 |
(2)バイオエネルギーの活用による水素社会構築の意義
九州大学
水素エネルギー国際研究センター
客員教授
田島 正喜 様
テーマ(2)について |
---|
将来、二次エネルギーとして期待される「水素」は、その利用過程では水のみしか生成しない点、非常にクリーンなエネルギーであると言えるが、製造・供給過程では多大なCO2排出を伴うケースもあり、この点特段の注意を要する。 バイオエネルギーの利活用はカーボンニュートラルとみなされることから、バイオマスからの水素製造は、環境対策上将来有望な製造手法となり得る。更に加えて、製造過程中で発生するCO2を回収・隔離できれば、一旦放出された大気中のCO2を削減するカーボンポジティブモデルにもなり得る。 バイオエネルギーを活用した水素ステーション構築に関し、福岡市の下水汚泥消化ガスを用いた事例を中心に解説する。 |
申し込み方法
申し込みは締め切りました。