目次
日時・会場
日時 | 平成28年4月22日(金) 14:00~16:00 |
会場 | 航空会館 5階 501・502会議室 |
報告テーマ
(1)欧米諸国における小売電力市場の動向及び消費者保護の取り組み
一般社団法人 海外電力調査会
調査第一部
主任研究員
大西 健一 様
テーマ(1)について |
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我が国では2016年4月に家庭用需要家を含めた小売電力市場の全面自由化が開始された。既に数多くの小売事業者が電力市場に参入し、激しい競争を繰り広げている。欧米諸国では既に十数年前から全面自由化が導入されており、新規事業者のシェアが上昇している国・地域もある。本発表では、欧米諸国の電力市場自由化・電気料金の動向、小売事業者の競争戦略や消費者トラブル事例、苦情処理手続きや経済的弱者の保護策等を紹介する。 |
(2)2016年におけるシェール・ガス革命、シェール・オイル革命が日本経済と世界経済に与える影響
和光大学
経済経営学部 教授
大学院研究科 委員長
岩間 剛一 様
テーマ(2)について |
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米国を震源地とするシェール・ガス革命、シェール・オイル革命は、世界のエネルギー勢力図を一変させた。原油価格は、2014年6月をピークに、2年近くにわたり下落を続け、現在も、過去最高水準の原油生産を行っているサウジアラビアと米国のシェール・オイル生産企業との限りない消耗戦が続いている。米国におけるシェール・ガス革命は、原油、LNG(液化天然ガス)、石炭をはじめとした資源価格を暴落させ、石油の99.6%を海外からの輸入に依存する日本の貿易収支改善に大きな効果をもたらした。また、中東一極集中の国際資源地図も変貌している。他方、原油価格の急速な下落により、シェール・ガス革命は、資源国通貨の下落、投機資金の新興国から先進国への巻き戻し等、国際金融市場の撹乱要因となっている。米国におけるシェール・ガス、シェール・オイルの、予想を超えた底力と、今後の国際エネルギー情勢、日本経済および世界経済への影響を考える。 |
申し込み方法
申し込みは締め切りました。