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原子力グループ

原子力グループ

グループのミッション

2011年3月の東日本大震災の大津波に起因する東京電力福島第一原子力発電所の事故では1号機から3号機の炉心溶融が発生し、セシウムを中心とする大量の放射性物質が環境に放出されました。未曽有の自然災害が原因とはいえ、技術に慢心していたことを深く反省し、被災からの復興と社会が安心して利用できる原子力技術に向けての努力がはらわれるべきです。2012年6月に改正された原子力基本法では、「安全の確保については、確立された国際的な基準を踏まえ、国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全並びに我が国の安全保障に資することを目的として、行うものとする」と明示されております。
原子力発電は、エネルギー資源に乏しい我が国にとって、産業基盤を支えてあらゆる経済活動を維持・発展させ、健全な福祉社会の建設と運営を進めていくために欠かすことのできない低廉で安定的なベースロード電源であるとともに、地球温暖化防止の切り札でもあります。2014年4月に閣議決定された第4次エネルギー基本計画においても、原子力を「重要なベースロード電源」と位置づけております。
一方、世界の原子力発電プラントは2014年9月末現在運転中のプラントが430基以上、建設中70基程度、発注または計画中170基程度であり、提案中は300基程度となっています。米国が依然として世界一の原子力発電規模を維持していますが、中国、ロシア、インド、韓国等では、著しい経済発展とともに電力需要が伸びており、多くの建設中・計画中の原子力発電プラントを有し、福島第一事故以降も導入を継続する方針です。欧州では、ドイツが8基を閉鎖し、イタリアが新規建設計画を撤回しましたが、英国、フィンランド、ポーランド等では、エネルギー・セキュリティの高い低炭素発電の切り札として導入の姿勢を変えておりません。このように世界全体としてみると、原子力導入のスピードは幾分か鈍っているものの、新興国等を中心に原子力発電は今後も拡大していくものとみられます。
原子力の平和利用技術の世界的な拡大と展開に、我が国の優れた技術と人材で貢献していかなければなりません。これを実現するための調査・研究活動が原子力グループに与えられた使命であると考えております。
当研究所では、原子力の重要性を再確認し、現状の課題及び将来のさらなる展開のために必要とされる新たな開発課題の解決に向けて積極的に取り組むこととしております。

原子力に必要なこと

まず、我が国で原子力が将来にわたり、一定の基幹電源としての役割を果たしていくためには、基本的に次のことが常に示されていることが必要であると考えています。

(1) 安全であること。その上で社会の信頼が得られていること。
(2) 経済的にその他の電源と遜色ないか有利であること。
(3) 環境に対し負荷が少ないこと
(4) 核燃料資源が安定的に確保できること
(5) 技術が安定的に継承されていくこと

グループの調査・研究領域

(1) 核燃料サイクル、原子力発電の安全性、放射性廃棄物処分にいたる、原子力の全般をカバーする人材により、幅広いテーマの調査研究を実施しています。
(2) 技術的課題ばかりでなく、政策的、さらに社会・環境に関する課題等の検討も実施してきております。
(3) 政策立案支援も実施してきており、最近では国による原子力立国計画策定にあたり資料提供等を行ってきております。
(4)第4世代原子力システムの研究開発に関する国際フォーラム(GIF)や国際原子力エネルギー機関(IAEA)、OECD/NEA等国際共同研究の支援を実施しています。
(5)GIFにおける6つの炉型の一つに位置づけられている高温ガス炉については、「高温ガス炉プラント研究会」を設立し、実用化に関する調査及び情報発信を行っております。

核燃料サイクルの概念

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GIFにおける6つの炉型
(Generation IV International Forum ポータルサイトより)

原子力グループ 調査・研究領域

連絡先

氏名 E-mail
部長 藤井 貞夫 fujii_14_03

 

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