目次

講演

State of he art SAMPSON analysis and future improvements on TEPCO Fukushima Daiichi NPP accident(発表者:内藤 正則)

発表者 内藤正則、岡田英俊、平川香林、マルコペリグリニ(原子力工学センター 安全解析グループ、福島解析プロジェクト)
発表先 15th lnternational Meeting on Nuclear Reactor Thermal Hydraulics(NURETH-15)【会場:イタリア ピサ】
時期 平成25年5月14日
概要 エネ庁委託事業「発電用原子炉等事故対応関連技術基盤整備事業(過酷事故解析コードを活用した炉内状況把握)」において実施した福島原発1号機~3号機の事故進展解析の成果を4件に分けてシリーズ発表する。

State of he art SAMPSON analysis and future improvements on TEPCO Fukushima Daiichi NPP accident
(1)Unit1 (発表者:平川香林)
(2)Unit2 (発表者:岡田英俊)
(3)Unit3 (発表者:マルコペリグリニ)

発表者 内藤正則、岡田英俊、平川香林、マルコペリグリニ(原子力工学センター 安全解析グループ、福島解析プロジェクト)
発表先 15th lnternational Meeting on Nuclear Reactor Thermal Hydraulics(NURETH-15)【会場:イタリア ピサ】
時期 平成25年5月14日
概要 エネ庁委託事業「発電用原子炉等事故対応関連技術基盤整備事業(過酷事故解析コードを活用した炉内状況把握)」において実施した福島原発1号機~3号機の事故進展解析の成果を4件に分けてシリーズ発表する。

Biomass-Energy R&D and CCS status in Japan

発表者 黒沢厚志
発表種別 依頼講演
発表先 Bio-energy and CCS(BECCS) :Options for Brazil(主催:国際エネルギー機関(IEA)、国際応用システム分析研究所(IIASA)サンパウロ大学)
時期 平成25年6月13日~15日
概要 日本のバイオマスエネルギ一政策、研究開発状況、およびC02回収貯留(CCS) の研究開発動向を概説する。

中長期エネルギービジョンについて

発表者 都筑和泰、新藤紀一、黒沢厚志
発表先 キャノングローバル戦略研究所(CIGS)国内ワークショップ「地球温暖化抑制のための世界で共有できるエネルギービジョン
時期 平成25年7月10日
概要 キャノングローバル戦略研究所では、長期的にC02排出をほぼ零にすることを前提に、短中期の放出をやや緩和したZ650排出シナリオを軸として、世界で共有できるエネルギービジョンの検討を進めている。本講演では、エネルギーモデルGRAPEを用いてZ650を実現するためのエネルギー構成を計算し、短中期、中長期別にその実現に向けた技術課題を整理した。

高効率石炭火力の将来動向

発表者 小野崎正樹
発表先 JCOAL CCTワークションプ2013
時期 平成25年8月7日
概要 石炭火力は、燃料安定供給とC02低減のために、効率向上のための技術開発を進めてきた。世界のC02削減に貢献する高効率火力の世界への普及が重要となる。
中長期には、CCSを前提とした火力発電技術、例えばケミカルルーピングやC02回収型高効率IGCC、を進める必要がある。さらに、再生可能エネルギーとのコンバインドによるC02削減を目指すことが望まれる。特に、再生可能エネルギーの中でも太[易熱の利用が適当である。

Development of the Small Light Water Reactor(LWR) and Fast Reactor(FR)

発表者 松井―秋
発表種別 依頼講演
発表先 Forum for Nuctear Cooperation in Asia(FNCA)
The 5th Meeting of “Study Panel on the Approaches toward lnfrastructure Devetopment for Nuclear Power “
時期 平成25年8月22日
概要 日本が主導するアジア地域での原子力平和利用協力の枠組みであるアジア原子力協カフォーラム(FNCA)会合で、中小型原子炉の特質、我が国の開発状況概要を報告。

世界及び日本におけるC02フリー水素の導入量の検討

発表者 石本祐樹
発表先 科学技術動向研究センタ一政策のための科学研究会
時期 平成25年8月30日
概要 C02削減目標達成に大きく貢献できる長期的な技術オプションとしてC02フリー水素の製造、輸送、利用ができるエネルギーシステムを検討する。本発表では、国内だけではなく、海外のC02フリーの水素に着目する。ここで、C02フリー水素は、再生可能エネルギーやCCSを備えた化石燃料改質や原子力により製造する水素を指す。地球環境統合評価モデルGRAPEのエネルギーモジュールを用いて国内外でC02フリーの水素が製造できる場合の世界と日本における水素導入量のシミュレーションを行い、その結果について報告する。

Nuclear Accident in Fukushima Daiichi NPP and its lnfluence on Nuclear Energy in Japan

発表者 内藤正則、内田俊介、鈴木洋明、岡田英俊
(原子力工学センター 安全解析グループ、福島解析プロジェクト)
発表先 ICPWS16(16th lnt.Conf. on the Properties of Water and Steam)
(会場:英国ロンドン、University of Greenwich)
時期 平成25年9月2日~ 9月5日
概要 エネ庁委託事業「発電用原子炉等事故対応関連技術基盤整備事業(過酷事故解析コードを活用した炉内状況把握)」の平成24年度成果を発表する。

放射性廃棄物地層処分の学際的評価

発表者 蛭沢 重信、田中 知、小松崎俊作(東大)、寿楽浩太(東京電機大)、田辺博三(原環セ)、河村秀紀(大林組)、平野史生(JAEA)
発表先 日本原子力学会2013年秋の大会 企画セッション(総合講演・報告)
時期 平成25年9月3日
概要 日本原子力学会に設置されている「放射性廃棄物地層処分の学際的評価」研究専門委員会の活動成果について報告すると共に、同講演の参加者との間で意見交換を行う。それにより、理学、工学に加え、社会科学の発想も融合させ、わが国の高レベル放射性廃棄物地層処分事業を一歩策に進めるため、具体的な方策の提言と実践方法の具体化をはかる。

途上国の持続可能なバイオマス利活用への道

発表者 森山亮
発表種別 展望講演
発表先 第45回化学工学会秋季大会
時期 平成25年9月16日
概要 今後、世界のエネルギー需要は、経済成長とともに着実に増加すると予測されており、特に、発展途上国を多く含むアジアのエネルギー需要の大幅な増加が予測されている。こうしたエネルギー需要の増加に対し、化石燃料を主な一次エネルギー源とした場合、二酸化炭素の排出量増加を招き、環境問題が深刻化することが懸念される。
このような状況を解決する方法のーつとしてバイオマスの利活用による低炭素社会の構築が挙げられる。本講演では途上国のバイオマス利活用の実態と低炭素社会に対する我が国の貢献について展望を述べる。

2050年に向けたエネルギー技術開発とそのあり方

発表者 小野崎正樹
発表先 日本鉄鋼協会、グリーンマテリアルフォーラム:「エネルギーシフトと高効率転換に向けた鉄鋼材料研究の最前線」シンポジウム
時期 平成25年9月17日
概要 我が国の中長期エネルギー戦略を踏まえて、2050年に向けた高効率石炭火力、LNG火力の役割、将来に向けた発電における低炭素化技術開発について説明し、技術開発のあり方を論じる。さらに、非在来天然ガス資源であるシェールガス、シェールオイルについて、我が国への影響を概説する。

途上国の持続可能なバイオマス利活用への道

発表者 森山亮
発表種別 展望講演
発表先 INCHEM TOKYO 2013産学官マッチングフォーラム
時期 平成25年10月31日
概要 今後、世界のエネルギー需要は、経済成長とともに着実に増加すると予測されており、特に、発展途上国を多く含むアジアのエネルギー需要の大幅な増加が予測されている。こうしたエネルギー需要の増加に対し、化石燃料を主な一次エネルギー源とした場合、二酸化炭素の排出量増加を招き、環境問題が深刻化することが懸念される。
このような状況を解決する方法のーっとしてバイオマスの利活用による低炭素社会の構築が挙げられる。本講演では途上国のバイオマス利活用の実態と低炭素社会に対する我が国の貢献について展望を述べる。

Current status of Fukushima Daiichi NPP and Safety Measures at the other NPPs

発表者 松井一秋
発表先 カザフスタン核物理研究センター、アスタナ支部
時期 平成25年11月6日
概要 我が国の原子力発電の状況、福島第一の廃炉工程、4号機燃料のプールからの取出し準備完了。汚染水問題とその対策。事故後の各プラント安全対策状況など。

Current status of Fukushima Daiichi NPP and Safety Measures at the other NPPs

発表者 松井一秋
発表先 第10回カザフスタン原子力協会セミナー「カザフスタンの原子力の可能性」
時期 平成25年11月7日
概要 我が国の原子力発電の状況、福島第一の廃炉工程、4号機燃料のプールからの取出し準備完了。汚染水問題とその対策。事故後の各プラント安全対策状況など。

Geoengineering Representation in an Integrated Assessment Model – Preliminary Assessment

発表者 黒沢厚志
発表先 ICA-RUS/CCRP-PJ2 International Workshop 2013
(主催 ICARUSプロジェクト&CCRP-PJ2プロジェクト(環境省予算))
時期 平成25年12月5日
概要 統合評価モデルにおける気候工学表現について概説し、予備的評価結果を示す。

BECCS in integrated assessment models
-road to the negative emissions based on Japanese experiences

発表者 黒沢厚志
発表先 ICA-RUS/CCRP-PJ2 International Workshop 2013
(主催 ICARUSプロジェクト&CCRP-PJ2プロジェクト(環境省予算))
時期 平成25年12月6日
概要 バイオマスCCS(BECCS)の統合評価モデルにおける扱い、および、日本のバイオマスおよびCCS研究開発について概説する。

バイオガス利用技術概要と藻類のメタン発酵技術について

発表者 松井 徹
発表先 技術情報センターセミナー
「メタン発酵/バイオガス利活用のための技術と事業及び研究開発の最新動向」
時期 平成25年12月12日
概要 バイオガスの利用方法、利用技術について概説する。また、藻類からのバイオガス生産に関して、国内外での検討事例、海藻のメタン発酵の技術、普及に向けた課題等について合わせて概説する。

エネルギーシステムの安全性比較と事故・災害 ~OECD/NEAの調査研究より~

発表者 松井一秋
発表種別 依頼講演
発表先 電子情報通信学会安全性研究会
時期 平成25年12月19日
概要 人間が享受しているエネルギーの単位当たりの安全性を、それに起因する死者数で比較すると、先進国、途上国の差と原子力エネルギーの優位は明瞭である。しかし、2011年3月11日の未曽有の天変地異が原因とはいえ、3炉の炉心溶融に伴う大量の放射性物質の漏えいにより、いまだに10万人強の人々が帰還できないでいる。それを被害としてどうとらえられるのか、OECDのNEA(原子力エネルギー機関)での議論を中心に紹介する。

気候工学のコスト分析~二酸化炭素直接空気回収

発表者 石本祐樹 共同発表者 杉山昌広(電中研)、増田耕一(JAMSTEC)、黒沢厚志(エネ総研)、都筑和泰(エネ総研)、森山亮(エネ総研)
発表先 第30回エネルギーシステム・経済・環境コンファレンス
時期 平成26年1月23日~24日
概要 気候変動影響が危険な水準に達するリスクに対する認識が深まっている現在、 部の科学者は人類が直接的に気候システムに介入する気候工学の手法について検討を開始しており、この手法は気候変動に関する政府間パネルで、もレビューの対象となった。本発表では気候工学の技術のうち、大気中の二酸化炭素を回収する二酸化炭素直接空気回収技術の国際動向を整理し、コスト、効果に関する考察を行い、その不確実性を評価する。

次世代電力マネジメントシステムの展望

発表者 蓮池宏
発表種別 依頼講演
発表先 スマートグリッド/スマートコミュニティ研究会
(主催:大阪科学技術センター、於、大阪市)
時期 平成26年1月28日
概要 電力貯蔵、HEMS/BEMS/CEMS、デマンドレスポンス、Vehicle to Grid等の新しい電力マネジメントシステムを取り上げ、それらの技術的・経済的な成立条件について、電力システム改革の方向性を踏まえて試論を示す。

Current and Future Energy System in Japan

発表者 黒沢厚志
発表種別 依頼講演
発表先 I2CER International Workshop Energy Analysis
九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(福岡市)
時期 平成26年1月31日
概要 現在および将来の日本のエネルギーシステム分析と、分析から得られる示唆について報告する。

日本における将来のエネルギーの在り方
~エネルギーシステムの安全性比較と事故・災害、システムコスト~

ハッピョウ者 松井一秋
発表種別 依頼講演
発表先 (一財)大阪科学技術センター、第2回講演会
「日本における将来のエネルギーの在り方」
時期 平成26年2月28日
概要 人聞が享受しているエネルギーの単位当たりの安全性を、それに起因する死者数で比較すると、先進国、途上国の差と原子力エネルギーの優位は明瞭である。しかし、2011年3月11日の未曽有の天変地異が原因とはいえ、3炉の炉心溶融に伴う大量の放射性物質の漏えいにより、いまだに10万人強の人々が帰還できないでいる。それらを踏まえて日本における将来のエネルギーの在り方を論じたい。

論文

風力発電の出力変動特性と蓄電池による平滑化

発表者 徳田 憲昭、雪田 和人(愛知工業大学 教授)
発表種別 論文・口頭発表
発表先 「第34回風カエネルギー利用シンポジウム」
(日本風カエネルギー学会主催/開催場所:科学技術館)
時期 平成24年11月28日
概要 電気学会風力専門委員会の委員より、発表依頼を受け姑応するものであり、発表内容は弊所が以前に実施したNEDO事業である「風力発電出力安定化技術開発」と小生が昨年度まで委員を務めた電気学会の風力発電技術の現状と将来動向調査専門委員会報告書「風力発電技術の現状と将来動向」の内容を絡めた、風力発電の出力変動を平滑化する技術の種類と、適用可能な出力変動周期との関係および蓄電装置による出力平滑化の実証事例について発表する。

Evaluation of Economic Load Dispatching Control Based on Forecasted Photovoltaic Power Output

発表者 益田 泰輔
発表種別 論文
発表先 IEEE ISGT2014
時期 平成26年2月20日
概要 供給安定性と経済性をともに考慮して系統運用を行うためには太陽光発電の出力予測を経済負荷配分制御(Economic-load Dispatching Control,EDC)に利用していくことが不可欠である。また,予測技術のEDCの観点からの評価や, EDCの観点からどのような予測技術が求められるかについての検討も必要である。そこで本論文では,太陽光発電の1日前出力予測に基づいて火力発電の起動停止計画を行い,実際に運用した場合の運用コスト,供給支障電力,余剰電力等を評価し,太陽光発電出力予測を用いたEDCについて検討する。

 

寄稿

エネルギー需給動向と化学原料への影響

発表者 塙雅一
発表先 日本エネルギー学会誌
時期 平成25年4月号
概要 化学産業はその成立当初からエネルギー産業の影響をきわめて強く受けてきた。石炭がエネルギーの中心で、あった時には、コークス炉から副生するタールが化学原料の中心で、あったし、石油の時代には石油精製からの副生ガスや低オクタン価のために利用されず安価で、あったナフサが化学原料として利用された。エネルギーに占める天然ガスの割合が増えてくると、大量かっ安価に利用できる天然ガスも化学原料に使われるようになってきた。このようなエネルギーの需給動向が化学産業に与えてきた現状を、いくつかの実例をあげて概説する。

2050年に向けた発電技術開発

発表者 入谷淳一、時松宏治
発表先 日本エネルギー学会誌
時期 平成25年5月号
概要 東日本大震災後、我が国のエネルギーのあり方がエネルギー・環境会議等で議論されている。本著では、原子力が減少し、再生可能エネルギーを大量に導入しつつ、火力発電を適正に実施していく場合に、電源の不安定さに起因する課題が無いのか、火力発電をどの程度増強する必要があるのか、その時のC02排出量がどう変化するか、にいて、2050年までのスパンで検討した結果を報告する。さらに、2050年に向け、火力発電を低炭素化する方策について提案する。

RIC2013 (Regulatory Information Conference;規制情報会議)に出席して

発表者 松井一秋
発表先 日本原子力学会誌
時期 平成25年6月号

世界のガス化技術の現状と展望

発表者 入谷淳一
発表先 月刊「配管技術」
時期 平成25年8月号
概要 東日本大震災以降、原子力発電の代替として緊急輸入されているLNGコストが年間3兆円を越え、電力料金値上げなどの社会不安を招いている。このようなエネルギー情勢の中、低廉豊富で世界に広く賦存している石炭に対する期待が高まる一方で、地球温暖化の一因とされるC02の熱量当りの排出量が他の化石燃料に比べて多いことなどから、石炭高効率利用技術の開発が不可欠となっている。
石炭ガス化は、IGCCによる複合発電により高効率を達成できるばかりでなく、C02の分離回収においても「燃焼前回収」することで経済性を有するなど、世界各国でIGCCの建設・計画が進められている。また石炭ガス化ガスからアンモニアやメタノールなどの化学原料や、ナフサや軽油などの液体燃料も合成できるなど、石炭ガス化技術はガス燃料に極端に依存しない、新たなるエネノレギーのベストミックスに向けた技術として期待されており、本稿では技術の現状展望について報告する。

「二次エネルギー」水素

発表者 坂田興
発表先 日本エネルギー学会誌
時期 平成25年8月
概要 2012年における水素エネルギーに関する日米欧の政策動向、技術開発・実証 事業動向を紹介する。

水素エネルギー

発表者 坂田興
発表先 日本機械会誌
時期 平成25年8月
概要 2012年における水素エネルギーに関する日米欧の政策動向、技術開発・実証 事業動向を紹介する。

化学工学年鑑 水素エネルギーシステム

発表者 坂田興
発表先 化学工学年鑑 2013
時期 平成25年8月
概要 2012年における水素エネルギーに関する日米欧の政策動向、技術開発・実証事業動向を紹介する。

非在来型石油の動向

発表者 小野崎正樹
発表先 電気評論誌
時期 平成25年9月号
概要 新たな技術による大深度石油資源開発やシェールオイルに代表される非在来型石油の開発により、資源の規模と生産量の確保については当面の不安は薄らいでいる。一方、我が国の原油の中東依存度は85~ 900/0と言う極めて高い値で推移しており、エネルギー安全保障の観点から、輸入元の拡大が課題となっている。原油価格上昇に伴い、通常の原油だけ ではなく、オリノコタールやオイルサンドから得られる油が商業生産され、また、この数年、シェールオイルが巷の話題となるなど、非在来型石油の存在が確かなものとなっている。
本稿では、発電の燃料の視点から、原油の中での非在来型石油を位置付けて、生産量と埋蔵量を示し今後の動向を概説する。

平成24年における重要なエネルギー関係事項(Annual Energy Reviews-2012) II章4 原子力

発表者 松井一秋、楠野貞夫、笠井滋、藤井貞夫、蛭沢重信
発表先 日本エネルギー学会誌
時期 平成25年9月号
概要 平成24 年における重要なエネルギー関係事項(Annual Energy Reviews -2012)を特集することとなり、II章4 原子力の事項について、当研究所が担当。序論/原子力エネルギーとは、核燃料資源、原子力発電、原子力事故、核燃料サイクルと放射性廃棄物の処分の5項目について2012年の重要事項をまとめる。

7章4節 石炭液化

発表者 小野崎正樹、若村修(新日鉄住金エンジ)、持田勲(九州大学)
発表先 石炭の科学と技術 ~未来につなぐエネルギー~ (分担執筆)
時期 平成25年10月
概要 石炭利用技術の再構築を目指すもので、石炭の成因、組織、構造、灰やヘテロ元素とトレース元素の存在、乾燥、脱灰、熱分解、ガス化、液化、コークス製造等の利用における科学と技術と、石炭利用に伴う温暖化問題を解説し、石炭に関する科学と技術の基礎をカバーすることにより、課題解決の基盤を提供することを目指す。
7.4節では、石炭由来の液体燃料である、乾留油、直接液化油、間接液化油について、製造の方法、製品油の性状、製造の歴史、今後の技術開発課題を概説する。

非在来型天然ガスの動向

発表者 小野崎正樹
発表先 電気評論誌
時期 平成25年10月号
概要 東日本大震災後、原子力発電の稼働が困難な状況で、主にピークロード対応であったLNG火力の稼動率を上げ、さらには緊急に増設したガスタービン発電により電力供給が確保された。そのような状況で、LNGの輸入コストの増大が国富流出と騒がれる一方、最近では、米国で日本向けのLNG輸出が認められ、我が国着のLNG価格が下がることが期待されている。今後とも、エネルギー安全保障の観点から、通常の天然ガスだけではなく、非在来型天然ガス由来のLNGを幅広く調達していくことが求められる。
本稿では、発電用燃料の視点から、天然ガスの中での非在来型天然ガスを位置付けて、生産量と埋蔵量を示し、今後の動向を概説する。特に、シェールガスについて、米国の動向や利用方法などについて解説する。

原子力の安全と促進

発表者 松井一秋
発表先 FBNews (千代田テクノル刊行)
時期 平成26年2月号
概要 平成25年11月に設立された「原子力の安全と利用を促進する会」の主旨並びに、同月27日に開催された第1回シンポジウムの模様を説明している。

蓄電池の開発状況と技術展開

発表者 徳田憲昭
発表先 一般社団法人日本風力エネルギー学会誌 通巻108号
時期 平成26年2月28日 発刊
概要 近年,蓄電池の中でも二次電池は再生可能エネルギーの導入拡大に伴う系統安定化対策や,次世代エネルギー・社会システム及び電気自動車(EV)などにおける重要な技術として注目されている。この二次電池への要求としては,大容量かつ高効率の仕様があるが,分野別では電気自動車の場合の短時間大容量出力,電力需給調整用および風力発電や太陽光発電などの自然エネルギーによる分散電源の出力変動対策用ではスペースやコスト,長寿命化等への個別要求がある。
日本は早くから蓄電池開発に取り組んでおり,世界シェアも高く,競争力を有しているが,これらの要求を満たすために,色々な技術開発が継続的に進められている。このような蓄電池関連の市場規模は更なる拡大が期待され,例えばリチウムイオン電池の市場規摸は, 2020年に約10兆円まで伸びるとの予測もある。
そこで,蓄電池開発の経緯と現状の開発状況,および適用分野(主に定置型)等含めた技術展開について紹介する。

ガラパゴスと怪獣と鉄腕アトム―福島原発事故から

発表者 松井一秋
発表先 日本原子力学会誌 「福島事故とその後」特集
時期 平成26年3月号
概要 福島原発事故から2年余がたった今、
・この事故については何が解決され、何がまだ解決されないままなのか。
・私たちはこの事故から何を学んだのか、さらに何を学ばなければならないのか。
・この事故は私たちに、何を問いかけたのか。何を問いかけ続けているのか。

 

その他

Future Japanese Nuclear Technologies

発表者 松井一秋
発表先 Pillsbury Tokyo Energy Summit
時期 平成25年4月18日

東日本大震災後の我が国

発表者 松井一秋
発表先 還流文明研究会
時期 平成25年4月20日

Japanese Activities to reinforce Nuclear Power Plant safety

発表者 松井一秋
発表先 IAEA Consultants Meeting on Lessons Learned from the Fukushima Accident and Water Cooled Reactor (WCR) Technology Development to Cope with Fukushima-type Accidents
時期 平成25年4月23日

Nuclear Development activities of interest to other committees

発表者 松井一秋
発表先 Annual Co-ordination Meeting with Chairs of All NEA Standing T echnical Committees
時期 平成25年4月24日

Status report by the Chair of the Committee for Technical and Economic Studies on Nuclear Energy Development and the Fuel Cycle (NDC)

 

発表者 松井一秋
発表先 the 126th Session of the Steering Committee for Nuclear Energy
時期 平成25年4月25日

世界が注視する新規制基準と囲内原子力の行方

発表者 松井一秋
発表先 電力時事通信
時期 平成25年5月1日号

水バイナリーサイクル発電システムの開発

発表者 蓮池宏(共著者:小川|紀一郎、石田敬一、堀口章、松尾栄人)
発表種別 ポスター発表
発表先 日本機械学会第4回動力・エネルギーシンポジウム(於、千葉大)
時期 平成25年6月21日
概要 従来のバイナリ一発電の作動媒体として、水アンモニア、ペンタン、代替フロン等が用いられているが、可燃性や環境影響等の問題があり、生活環境の近くに設置する場合に障害となることがある。その問題を回避するため、環境影響の心配がない水を作動媒体とするバイナリーサイクル発電システムの開発を開始した。本開発では高効率化とコンパクト化の手段として、2段ランキンサイクノレ、高速ラジアルタービン発電機等の技術を適用する。まず、索討原として高温の熱水を想定し、高効率化を達成するためのサイクル検討を行った。

An Activity in Japan for Realization of C02-free H2 Global Chains

発表者 笹倉正晴
発表種別 ポスター発表
発表先 4th European PEFC and H2 Forum
17th conference in series, KKR Lucerne, Switzerland
時期 平成25年7月2日~5日
3.11の東日本大震災を踏まえ、現在、エネルギー基本計画の見直しがされているが、3.11の午前に第1回を開催し、一昨年度まで計4回実施したCO2フリー水素実現に向けた構想、研究会jの活動概要、政府の現在のC02削減目標やゼロエミ電源比率目標へのC02フリー水素の貢献等について発表する。

Middle and Long Term Energy Supply and Demand Structure with Considering Risks on Climate Change, Technology Development, and Economy(気候変動、技術開発、経済のリスクを考慮した中長期需給構造のあり方)

発表者 都筑和泰
発表種別 口頭発表
発表先 世界エネルギー大会2013 大邱
時期 平成25年10月14日
概要 産業革命以降の気温上昇を2℃以下に抑えることを目標とする場合、2050年世界C02半減などの厳しい目標が議論されている。本検討は、エネルギーモデルにおいて、主に割引率を大きく変更した計算を行うことにより、短中期は電力部門の対策が最も重要であること、削減目標を少々緩和しても実現は容易ではないこと、短中期の対策如何に関わらず2100年あたりには現状の1/4以下という厳しい目標を達成する必要があることを示した。これらの結果から、短中期的な対策の普及に向けた対策であるコ スト低減や投資枠組みの整備、長期的な技術開発の重要性を示した。

褐炭を原料とする改質炭のコークス化性に関する基礎的研究

発表者 (九州大)荒牧寿弘・楊建校・姜勇・宮脇仁・尹聖昊・持田勲 (産総研)杉本義一(エネ総工研)小野崎正樹(石炭利用技術)岡田清史・上田成
発表種別 口頭発表
発表先 日本エネルギー学会、第50回石炭科学会議
時期 平成25年10月31日
概要 亜涯青炭や褐炭を改質し超粘結炭、(ASC:Artificial Super Coal) を試作し、そのコークス化性を評価してきた。本発表では所定の配合炭に添加してコークス化した場合、評価指標であるCSRへ影響するコークスのC02ガス化反応性について検討した。

木質系バイオマスを原料とする炭素材ピッチの炭化特性

発表者 (石炭利用技術)上田成・岡田清史,(産総研)杉本義一,(エネ総工研)小野崎正樹,(九州大)荒牧寿弘・持田勲
発表種別 学会発表
発表先 日本エネルギー学会、第50回石炭科学会議
時期 平成25年10月31日
概要 木質系バイオマスを原料として、水素供与性の水素化重質溶剤を用いた熱分解水素化処理を行い、ピッチ状涯青物を得た。木質系バイオマスは灰分やヘテロ元素等の狭雑物が少ない事から、熱分解水素化処理されたピッチ状涯青物は、黒鉛電極用炭素材や炭素繊維など高付加価値製品の素材としての可能性を示すものと考えられる。

一般財団法人エネルギー総合工学研究所プロジェクト試験研究部

発表者 森山亮
発表種別 研究グループ紹介
発表先 日本エネルギー学会誌
時期 平成25年10月31日
概要 一般財団法人エネルギー総合工学研究所の概要、活動内容について概説し、プロジェクト試験研究部の活動内容について主なものを述べる。

太陽光発電用大規模パワーコンディショナのミニモデル開発事業の紹介

発表者 徳田憲昭
発表種別 口頭発表
発表先 (太陽光発電協会主催)「JPEA公共産業部会」(開催場所: JEPA)
時期 平成25年12月26日
概要 現在、国プロで、遂行中のPV用PCSの事業内容について、太陽光発電協会から事業内容について講演依頼を受け、対応する。具体的には、大規模PCSへのFRT機能付加についての活動内容の発表である。

電力貯蔵の経済性

発表者 蓮池 宏
発表種別 口頭発表
発表先 第30回エネルギーシステム・経済・環境コンファレンス(於、都内)
時期 平成25年12月26日
概要 スマートグリッドの構築において、電力貯蔵は様々な場面での使用が想定されている。提案されている電力貯蔵の使い方を横断的に見ていくと、当然ではあるが、用途によって経済性の成立し易さが異なる。本研究では、様々な用途における電力貯蔵の経済性を評価する方法として、電力を貯蔵してから使うことによって発生する価値と貯蔵装置を設置することによって生じる価値を定量化するというアプローチを提案した。