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超臨界圧水冷却炉の材料開発
平成19年度 審査委員会評価
 
実施者:
三村聡ほか((株)東芝)、守屋公三明ほか((株)日立製作所)、四竈樹男(東北大学)、岡芳明(東京大学)、大塚智史(日本原子力研究開発機構)

【総合評価】
本技術開発は、超臨界圧水冷却炉の材料開発に大きく寄与したものと考えられ、平成16年度から平成19年度の4年間で当初の計画を完了し、一部遅延はあったものの、概ね予定通りの目標、成果を達成したものと認められる。今後も実用化に向けて、一層の努力を期待する。
 
【参考コメント】
A. 研究開発テーマの妥当性・意義
    * SCWRを材料開発に絞って研究した意義は大きいが、材料開発というよりむしろ材料選定になっている。
    * 照射材腐食試験装置に不具合が発生しているということであり、今後も試験を実施する必要がある。
    * 国際協力の成果がよくわからず、INERIとしてのR&Dのあり方に、改善の余地があることを感じさせる。
    * SCC、IASCCについての検討はどうか?
    * 蒸気サイクルの高温高圧化による発電性能向上という観点からも、実施意義の極めて高い技術開発であったと認められる。
  ▲Top
B. 研究開発目標、計画の妥当性
  (1) 研究開発目標の革新性の観点からの妥当性
    * 研究開発目標は国際的に見て平均的な研究水準であったと認められる。
  (2) 研究開発目標の実用化の観点からの妥当性
    * 概ね妥当である。
    * 材料試験は短期的であったために、実用化を実証するまでには至っていない。
  (3) 研究開発計画の妥当性
    * 照射材の腐食試験について不測の不具合が生じており、スケジュール管理に問題があったものの、計画は概ね妥当であった。
    * 照射材腐食の試験が出来なかったとあるが、トラブルで中止であっても本年で終了であれば、もう少し考慮したまとめ方をする必要があったのではないか。まだ継続を前提としたまとめになっている。
    * 一部材料特性試験の延期のため、成果が不十分であり、もう少し考慮したまとめ方が必要だった。
  ▲Top
C. 研究開発実施者の事業体制、運用の妥当性
    * 国際協力の成果がもっと具体的に見えるようにして欲しい。
    * 海外研究機関と協力した研究であるが、役割分担が不明瞭である。
    * 米国側との連携についていまひとつ明確な成果が見えない。
  ▲Top
D. 計画と比較した達成度、成果の意義
  (1) 計画と比較した目標の達成度
    * 候補材の特性比較に不可欠な照射材腐食試験が遅れているが、概ね達成された。
    * データベースというならば、流速の影響も見るべきであり、腐食試験温度も、もう少しきめ細かく設定すべきである。
    * SCC関連のデータをもっと取得するべきである。
    * 照射材のデータ評価の遅れはやむを得ない面があるが、その分解析で済む部分の作業の加速(MCST<700℃の成立性など)があってもよかったのではないか?
  (2) 実用要素技術としての成果の意義
    * 研究により各種試験材料が評価された意義は大きいが、SCCの研究が実施されておらず評価は十分とは言えない。
    * 700℃では被覆管の内面腐食も大きな影響要因であり、きちんとした評価が必要である。
    * 候補材の特性比較が行なわれており、実用要素技術として概ね妥当と考えられる。ただしデータについては、再現性の確認、精度の評価が必要である。
  (3) その他特筆すべき成果、副次的効果
    * 材料特性の試験という作業中心のためか、データベース提供の性格が強い。国際協力で有用なデータベース構築でリードして欲しい。
    * 査読付論文としての成果の取りまとめがない。
    * 米国のプロジェクトとの情報交換が行なわれている。
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E. 成果の実用化、事業化可能性
    * 照射材も含めた材料開発はもともと時間がかかる、サンプル数がかせげない等の問題があり、地道に続ける必要がある。この段階では成果の集約がまだ十分とは言えないが、今後のフォローに期待する。
    * 試験データの再現性、精度について更なる確認が必要であるが、ある程度期待できる。
    * SCWRの実用化に向けた一部の要素研究(材料試験)である。データベースも構築されていない点が気になる。
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