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    自然界の放射線(2009.07.07)
    • 人間は日常生活でも自然に放射線を浴びており、1年間に浴びる量は2.4mSv(ミリシーベルト/世界平均)程度である。

    表1 日常生活における自然放射線と人工放射線

    放射線の量
    (ミリシーベルト)
    影響等
    7000〜10000  全身被ばく:100%の人が死亡
    1000  全身被ばく:10%の人が悪心、嘔吐
    500  全身被ばく:末梢血中のリンパ球の減少
    200  全身被ばく:これより低い線量では臨床症状が確認されていない
    10  ガラパリ地方(ブラジル)の自然放射線(年間)
    6.9  CTスキャン(1回)
    2.4  一人当たりの自然放射線の世界平均(年間)
    (宇宙から0.39/大地から0.48/食物から0.29/空気中のラドンから1.26)
    1  一般公衆の線量限度(年間)(医療は除く)
    0.6  胃のX線集団検診(1回)
    0.2  東京−ニューヨーク航空機旅行による宇宙線の増加(往復)
    0.05  胸のX線集団検診(1回)

    参考:資源エネルギー庁>経済産業省、エネルギー白書 2007年版(2007年)
     地球にはその誕生の時からさまざまな放射性元素が存在し、現在でもウランやトリウムなど約70種の放射性元素が存在しており、それらを含む大地や食物などから、さらに宇宙からも、いつでもどこでも放射線を浴びています。世界平均では、天然の放射線を人間が1年間に浴びる量は2.4mSv(ミリシーベルト)程度です。

     日本では、一般公衆が浴びる人工放射線量の限度を1年間に1mSv(ミリシーベルト)としていますので、ニュースなどで放射線量の話がありましたらこの値を参考にして下さい。 
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