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    放射線と放射能の違い(2009.07.07)
    • 放射能とは「放射線を出す性質(能力)」のことである。

    • 放射性物質の放射能は時間と共に減少する。
    解説     放射能とは「放射線を出す性質(能力)」のことです。放射能の強さは、放射性物質が1秒間に壊れていく数で表し、1秒間に1個の原子核が崩壊する放射能の強さを1ベクレル(Bq)として表しています。

     ここで懐中電灯に例えると、「懐中電灯」は「光」を出す「発光能力」を持ったものというように、「放射性物質」は「放射線」を出す「放射能」を持った物質ということになります。
     つまり、「懐中電灯→放射性物質」「光→放射線」「発光能力→放射能」に相当しています。

     懐中電灯の発光能力が時間とともに減衰するように、放射性物質の放射能も時間とともに減衰していきます。その様子は、一定の時間で放射能が半分になるように減衰していきます。この放射能が半分になるまでの時間を「半減期」といいます。

     したがって、ニュースなどで「放射能が漏れた」という言い方がされていますが、正しくは、放射性物質が漏れたのであれば「放射性物質が漏れた」、放射線が漏れたのであれば「放射線が漏れた」と言うのが正しい言い方です。

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