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長寿命ガラス固化溶融炉に関する技術開発
平成20年度 審査結果
 
実施機関: (独)日本原子力研究開発機構〔(株)IHI、(国)埼玉大学〕

【総合評価】
 本技術開発は、HLWの処理処分コスト低減を図る上で重要な課題の一つであるガラス固化溶融炉の長寿命化に大きく寄与するものと考えられ、平成17年度から平成20年度の4年間で当初の計画を完了し、概ね予定通りの目標、成果を達成したものと認められる。今後はその実用化に向けて一層の努力を期待する。
 
【参考コメント】
A. 研究開発テーマの妥当性・意義
    * 六ヶ所再処理工場のガラス固化設備が抱えている諸課題を克服する次期溶融炉技術としても生かせる可能性があり、実施意義はきわめて高い。
    * 高レベル廃棄物の処分費低減の観点からも、きわめて重要。
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B. 研究開発目標、計画の妥当性
  (1) 研究開発目標の革新性の観点からの妥当性
    * 長寿命化の課題を抽出し、ここの課題に対して評価と対応策を適切に検討しており、妥当である。
  (2) 研究開発目標の実用化の観点からの妥当性
    * 商業炉燃料の再処理を考えると、更なる高燃焼度燃料処理による白金族元素含有量増加も念頭に置くべきではないか。
    * スケールアップも考慮し、実機設計製造に到るためのマイルストーンを立て、クリテイカルな目標を突破し開発を加速することを期待する。
  (3) 研究開発計画の妥当性
    * 概ね妥当と考えられるが、今後、更に再現性の確認、精度の評価、シミュレーション結果と試験結果を合わせた評価などが実施されることを期待したい。
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C. 研究開発実施者の事業体制、運用の妥当性
    * 概ね妥当と考えられるが、埼玉大学の寄与などがよく見えない。また、本研究の体制に組み込まれていない商用再処理の事業者である日本原燃との関係も示して欲しい。
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D. 計画と比較した達成度、成果の意義
  (1) 計画と比較した目標の達成度
    * スケールアップについての課題、今回の成果の限界を明示することが望ましかったが、目標については、ほぼ達成している。
  (2) 実用要素技術としての成果の意義
    * 大型実用化に向けた、要素技術として、小型炉試験、シミュレーション技術の高度化の面から研究が計画通り進捗しており意義深いものと認められる。
  (3) その他特筆すべき成果、副次的効果
    * 成果の発表が口頭発表に偏っており、論文誌への発表、学位取得に結びつけば、なおよかったのではないかとも思われるが、、将来の実用化に向けた研究においての人材育成、技術継承の面からも効果があったものと考えられる。
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E. 成果の実用化、事業化可能性
    * シミュレーション技術の検証が不十分であるなど、実用化に至るまでに解決すべき課題は多いが、以下のような点を考慮して、実用化開発が加速されることを期待したい。
      本開発に日本原燃は参加していないが、六カ所再処理工場におけるトラブルの原因究明結果を必要に応じて今後の開発に反映するとともに、可能な範囲でトラブル対策、改良にも活用できる形とする。
      TVF用次期溶融炉開発とともに、六カ所再処理工場向け次期溶融炉への適用も視野に入れ、実用化を検討する。
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