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地質環境診断用マイクロ化学プローブに関する技術開発
平成17年度 審査委員会評価
 
実施者:
(株)日立製作所、東京電力(株)、東京大学、東海大学、(株)ダイヤコンサルタント、
東電設計(株)、日揮(株)

【総合評価】
 本技術開発は実施意義があると認められ、地層処分における安全評価パラメータ取得の合理化に大きく寄与するものと考えられる。平成17年度は当初の計画を完了し、概ね予定通りの目標・成果を達成し、次年度以降の成果も期待できる。平成18年度も本技術開発を継続することは妥当であると認められる。
 しかしながら、平成18年度以降の執行予算額が極めて大きいことを考慮すると、今後の予算額を含めた計画については再検討の余地があり、研究開発の目標、内容、事業体制、運用方法、期待できる効果、実用化・事業化の可能性等について整理し、原則として予算規模を縮小する方向で次年度以降の計画の再検討をする必要がある。
 
【参考コメント】
A. 研究開発テーマの妥当性・意義
  実用性のある革新的な成果を創造する、実施意義の高い技術開発であると認められる。
  * ボーリング孔内での確認試験に期待する。
  * 一般論として、原位置でこの種の測定が行えるということは画期的なことと言えるが、測定精度面が犠牲になる場合もある。一方、サンプルを採取し、地上で測定するほうがデータとしては制度良く採れるという側面もある。
  * 各測定項目(あるいはそれらの組み合わせ)について、サンプルの地上測定と比較した場合の原位置測定の重要性、有利性をもう少し分かりやすく整理して頂きたい。
  * 地層処分における安全評価パラメータ取得の合理化に大きく寄与するものであり、早期の実用化が望まれる。
  * 実験体系の小型化によって、測定時間の短縮などが可能となるので、パラメータの変化が容易であり、メカニズムの解明などの基礎研究に奇与するものと考えられるが、ボーリング孔を用いた原位置試験への適用性については不明である。
  ▲Top
B. 研究開発目標、計画の妥当性
  (1) 研究開発目標の革新性の観点からの妥当性
国際的に見て高い水準にあると認められる。
    * ボーリング孔を利用して核種移行遅延特性と水質データを同時に計測できる装置は世界的にも見あたらない。
  (2) 研究開発目標の実用化の観点からの妥当性
実用化の観点から水準を概ね満足していると認められる。
    * 核種移行遅延特性の原位置測定については、検出部の性能についても慎重に検討する必要がある。
  (3) 研究開発計画の妥当性
研究開発計画は概ね適切なものである。
    * 全体で3年計画でよいのではないか。これからの2年間がやや冗長な計画のように見受けられる。
    * 堆積岩など他の岩種に対する適用性確認、技術開発も実施してもらいたい。目標の設定根拠を明確にする必要がある。
    * マイクロ化によって実験精度が悪くなる可能性があることにも注意する必要がある。
  (4) 研究開発計画の柔軟性
動向変化や計画の見直しは概ね適切に行われている。
  ▲Top
C. 研究開発実施者の事業体制、運用の妥当性
  適切な事業体制、運用であると認められる。
     
D. 計画と比較した達成度、成果の意義
  (1) 計画と比較した目標の達成度
目標は概ね達成されているが、将来的には不透明である。
  (2) 実用要素技術としての成果の意義
概ね妥当な成果と認められる。
    * 今後、フィールド試験への適用が望まれる。
    * 実験室での基礎研究に奇与する。
    * 基礎技術が確実に達成されていると思われる。実用化、現場適用のための今後の課題をよく検討して整理してほしい。
  (3) その他特筆すべき成果、副次的効果
比較的よく公表されている(予定を含む)
     
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