A. |
研究開発テーマの妥当性・意義 |
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実用性のある革新的な成果を創造する実施意義の高い技術開発であると認められ、今後の早期実用化が望まれる技術開発である。 |
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パッカーを使った地下深部の地質環境調査は、既存の技術で革新的とはいえない。しかし、今回の研究には独自のプローブ法によって各種水理特性を同時に取得する点において新規性がある。 |
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特殊分野であるが野心的な計画であるが、以下2点についての問題に対して、今後、報告書等で明らかにすることを期待する。
① マイクロ化学プローブと地上の分析機器との間が数百m離れている場合、長いチューブでの液移送でも核種応答波形は正しく維持されるのか?
② プローブが小型すぎることにより、かえって対象とする岩の微視点変化をひろいすぎ、その場の平均的、代表的特性を把握しにくくなるということはないのか? |
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安全評価パラメータ取得の合理化に大きく寄与すると考えられ、早期の実用化が望まれる技術である。 |
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実験体系の小型化によって、測定時間の短縮などを目指している。パラメータの変化が容易であり、メカニズムの解明などの基礎研究に寄与するものと考えられる。 |
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▲Top |
B. |
研究開発目標、計画の妥当性 |
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(1) |
研究開発目標の革新性の観点からの妥当性
対象外 |
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(2) |
研究開発目標の実用化の観点からの妥当性
実用化の観点から水準を満足していると認められる。 |
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地下深部での核種移行を明らかにしていくためには、さまざまな地質調査が必要になるが、本研究はそれらの調査の中で中心的な部分であり、実用化のためには分析手法の開発とデータベースの構築が不可欠となる。 |
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要素技術を合わせてシステム化し、得られるデータの有効活用までをスコープに入れたもので、実用化が期待される研究開発である。 |
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パラメータの変化が容易であり、現象の把握、メカニズムの解明などの基礎研究に寄与するものと考えられる。 |
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(3) |
研究開発計画の妥当性
計画は概ね妥当であり、更なる詳細検討も実施されることが期待される。 |
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堆積岩等他の岩石に対する考察についても積極的に実施することを期待する。 |
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実験室とは異なり、原位置での測定についてはさまざまな要素を考慮する必要があるので、その信頼性を十分に検証する必要があるが、概ね妥当である。 |
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(4) |
研究開発計画の柔軟性
動向変化、計画の見直しも概ね適切に行われていると認められる。 |
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フィージビリティスタディの成果を踏まえて、概ね適切に行われている。 |
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▲Top |
C. |
研究開発実施者の事業体制、運用の妥当性 |
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概ね適切な事業体制・運用にて研究が実施されていると認められる。 |
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成果が期待できる体制となっている。引き続き、適正な役割分担を念頭に連携を図られたい。 |
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D. |
計画と比較した達成度、成果の意義 |
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(1) |
計画と比較した目標の達成度
目標は概ね達成されており、今後の研究結果に期待したい。 |
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最終年度に原位置試験が実施されるようであるが、他の多くのデータが得られると想定されるJNC施設における実施を期待したい。 |
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最終年度に原位置試験が実施されるようであるが、他の多くのデータが得られると想定されるJNC施設における実施を期待したい。 |
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(2) |
要素技術としての成果の意義
成果が認められ、概ね妥当であると認められる。今後の成果に期待する。 |
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短い研究期間を考慮すると、現時点での成果がある程度まで達成できていると判断する。 |
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現在までの成果では、具体的な評価は困難である。 |
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(3) |
その他特筆すべき成果
直接的な技術的成果以外にも多少の成果が認められると思われる。 |
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成果の公表を期待したい。 |
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若手の研究者育成にも役立っている。 |
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実施期間から成果公表に至っていないのは理解できる。今後は成果公表に務められたい。 |
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成果の公表、人材育成の効果が期待される。 |
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