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圧力容器溶接部の健全性評価法の規格・基準化に関する技術開発
平成21年度 審査委員会評価
 
実施機関: 京都大学

【総合評価】
  本技術開発は、高経年化に対応した圧力容器溶接部の照射脆化評価のための微小試験片技術及び照射脆化予測式の開発を行い、より効果的かつ効率的な監視試験法を提案することを目的として実施した。微小試験片に関し系統的な試験を実施し有用なデータを取得した。また、照射脆化予測式については開発に至らなかったが、今後の産業界に有用な成果を得られたと評価する。
 
【参考コメント】
A. 計画に対する達成度
  (1) 計画に対する達成度
    * 圧力容器の成分、微小試験片の有効性等に関して系統的な試験を行い、成果を挙げたことは評価出来る。しかし、目標とした照射脆化予測式について定量的な数式化に至っていないのは残念である。
  (2) 研究後継者の育成
    * 本技術開発に参加した学生は修士課程2名と博士課程2名と比較的少ないが、講演会・討論会に多くの学生が参加したことから人材育成基盤が構築されたと考えられる。また、この技術分野での博士課程への進学者希望者があり、人材育成の継続性が確保できた。さらに、対外的な学術活動(論文発表9件、口頭発表8件)が実施されていることより、人材の質的向上維持がなされていると考えられる。以上のことから、本事業を通じて基盤技術分野である材料力学・材料工学分野の人材育成に対する努力は評価できる。
  (3) 研究開発の進め方
    *

外国の原子炉を用いた照射試験が遅れたことは、先方の事情によりやむを得ないものであろう。東北大学の施設を使用した試験、企業を含めた本分野の専門家との意見交換等は適切に行われたと思われる。

    *

民間企業及び原子力安全基盤機構関係者による講演会開催、海外原子炉材料研究者(ミシガン大学教授招聘)の講演会・討論会の開催、日米ワークショップ開催など外部との情報交換が積極的に実施された。

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B. 最終的な成果
    * 本研究成果は、微小試験片の有効性に関する定量的な解明、照射脆化に関与する各因子について定性的、定量的な評価データを提供するもので、その成果は高く評価出来る。
    * 本研究は、高経年化に対応した溶接部の健全性評価手法の高度化を目的としており、産業界のニーズに合致したものである。今後は、他研究者、専門家との交流を一層深め、圧力容器溶接部の健全性評価法の規格・基準の確立に努められることを期待する。
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