A. |
計画に対する達成度 |
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(1) |
研究の目標に対する達成度
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BWR蒸気乾燥器の破損メカニズムを、①主蒸気管における音響波の発生と伝播②上部プレナム内3次元音響共鳴現象の定量的評価に分け、最新の技術を用い観測機器の開発等を行い、個別の現象を究明し、また、それぞれについてモデルの作成、実験による照合等きめ細かく実施し、初期の目標を達成した。一方、PIV及びシミュレーションについては、更なる発展が望まれる。 |
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(2) |
研究後継者の育成
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本研究に関して3名の学生が修士号を取得し、博士後期課程に進んで研究を継続する者もいる。また、修士1年生も継続しており、学生の育成に貢献した。
学術雑誌2編、国際会議発表11編、国内会議発表5編があり、これらのことより流体関連振動に詳しい人材が育成された。 |
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本担当研究室は、流れの可視化(Visualization)をテーマとして取組んでおり、学生に対し原子力の熱流動分野の基盤技術の研究後継者としての意識を持たせる継続的な取組みを期待する。 |
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(3) |
研究開発の進め方
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体制としては、教授、准教授、大学院生の間で指導及び実施体制がしっかりと構築されて実施された。 |
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東京大学単独での研究ではあるが、途中段階も含めて成果を学会発表するなど公開してきており、中国の大学とのセミナー、産業界とも議論をしながら進めてきたことから、情報交換、成果の共有にも努められている。 |
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▲Top |
B. |
最終的な成果 |
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本研究では、この事象を数値シミュレーションで再現するとともに、実験的な検証を行っており、今後の既設プラントの増出力新規プラントの設計において、活用できるものと考える。 |
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流体関連振動の基礎的な計測技術および解析手法について貴重な成果が得られた。実機の条件下における研究成果の適用には更なる研究の進展が必要であり、今後産業界と協力して、研究成果の実機への適用を進めて欲しい。 |
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▲Top |
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審査委員会評価 |
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