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20年度報告書概要版
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蒸気乾燥器の流体関連振動に関する技術開発
平成20年度 審査委員会評価
 
実施機関: 東京大学

【総合評価】
 本技術開発は実用性のある革新的な成果を創造する可能性があり、実施継続の意義が高いと認められる。平成20年度は当初の計画を完了し、概ね予定通りの目標、成果を達成し最終の成果が期待される。平成21年度は、本評価におけるコメント等を考慮のうえ、本技術開発を継続し所定の成果を挙げることを期待する。
 
【評価コメント】
A. 計画に対する達成度
  (1) 目標の明確化及び達成度
    * 主蒸気管における音響波の発生と伝播及び上部プレナム内3次元音響共鳴現象の定量的評価と言う2つの課題についてシステマティクに実験、検討を進め、計画通りの成果を挙げている。
    * 主蒸気ヘッダでの音響発生について、今後どのように取扱うか検討願いたい。
  (2) 研究後継者の育成
    * 本研究に係る外部発表を修士院生2人が既に積極的に行い学内でも高い評価を得ていることから質的には十分満足と判断されるが、量的には本研究の場を活用して流体関連振動の研究後継者の裾野を拡げるなど人材育成の観点から積極的な活動を期待したい。
    * 本技術開発は流体系と構造系の相互影響に関する技術開発であり、流体関連振動の高度な専門知識を保有し、それに加えて機械力学と構造力学の幅広い専門知識を保有する人材(研究後継者他)が育成されることを期待する。
  (3) 研究開発の進め方
    * 産業界関係者との情報交換を密にして、より効果的な成果を挙げられるよう期待する。
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B. 次年度以降の計画と目標達成の見通し
    * 流体関連振動の解明を更に詳細に実施する計画は、ほぼ目標を達成すると思われる。
    * 当初の目標であったBWRの実機に拡張し、実際に発生した蒸気乾燥器破損メカニズムの解明を行い、産業界にとって有用な成果となるようまとめることを期待する。
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C. 最終成果の見通し
    * 蒸気乾燥器の流体関連振動の問題は沸騰型軽水炉の出力向上の際にクリアしておくべき課題であり、本研究で得られる試験結果の評価等により米国のQuad Cities原子力発電所における蒸気乾燥器破損原因を定量的に究明し、産業界にとっても有用な成果になると期待する。
    * 本技術開発は、配管内での音響の発生とその配管が集合した容器内での音響現象の解明と考えるが、「音響の発生と共鳴に関する一般的理論」をベースに音響による構造体損傷防止の技術に展開することを期待する。
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  >> 平成19年度 審査委員会評価
     
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