A. |
計画に対する達成度 |
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(1) |
目標の明確化及び達成度
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3年計画の準備的段階であると思われ、成果を云々する段階ではない。次年度以降の本試験の課題は明確になっている。 |
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今年度事業の目標は明確であり、PIVシステムの整備等は当初計画の目標に沿って進んでいるが、来年度以降の本格的実験の予備実験の段階で幾つかのクリアすべき課題があり、早期に課題をクリアして本格的実験で成果を出すことを期待したい。 |
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将来、蒸気の凝縮が課題となるかもしれない。 |
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(2) |
研究後継者の育成
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何人の大学院学生が実験や研究に携わっているか不明なところもあるが、輪講も実施し、ワークショップも行う等研究後継者の育成は適切に進められていると認められる。 |
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大学院生の外部発表が予定されており人材育成が適切に進められていると思われる。今後も実験的研究(実験と評価)及び外部発表等を通じて、流動振動に詳しい研究者/技術者を育成していただきたい。また、学生が流動現象に興味をもつことにより流動工学及び振動工学を専門として志す学生が増加することが期待できるのではないかと思われる。 |
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准教授の指導のもと、院生が文献調査、実験装置設計、準備、データ採取、画像解析、評価検討を行っている。初年度の計画内容では、準備までに相当の手数がかかっていると推測されるが、客観的に評価できない。研究の中身は承知できるが、育成面での記載に工夫が必要と思われる。 |
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大学院学生が積極的に実験に参加するのは当然であり、本課題独自のPIVシステムの応用の拡大、流体関連振動現象の理解の場として、他の講座、他大学からの研究者も参加させるような取り組みも考えられないか。 |
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(3) |
研究開発の進め方
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研究実施体制はしっかりと整備され、関連企業、上海交通大学等との交流も適切に行われている。 |
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ほぼ当初の計画通りに進んでいるという意味では、適切であったと類推できるが、具体的な記載がなく、十分評価できない。 |
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実施体制は、年度末の結果から妥当であったと考えられる。外部との連携は、メーカーや電力との連携もあったと考えられるが、時間的に無理だったとも思われる。情報交換は、今後の活動を待ちたい。予算額は、装置の改良、機器の製作の費用と想像され、妥当と思われる。 |
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▲Top |
B. |
次年度以降の計画と目標達成の見通し |
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本年度の予備実験の成果を踏まえ、次年度の実施課題が明確であり、目標達成は可能と思われる。また、研究後継者の育成計画も明示されている。 |
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本研究の計画の中で、実機での現象解明、対策に関わる次年度以降の目標及び計画が十分に記載されていないので、より具体的な目標及び計画を記載して欲しい。具体的には、(1)主蒸気配管内部音響の発生と伝播に関する技術開発で、d.まとめに記載の「これらのモデルを用いて実機を評価し、実機において発生する音響について検討を行う」の具体的方法と計画、(2)上部プレナム内の3次元音響共鳴現象に関する技術開発で、d.まとめに記載の実機、蒸気乾燥器の構造健全性の検討の進め方等。 |
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スペシャリストをどのように養成していくのか具体的に示して欲しい。 |
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▲Top |
C. |
最終成果の見通し |
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学術的にも実用上も成果が期待される。 |
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流体振動についての人材育成は産業界としてのニーズも高い。現象について基礎的理解を積み重ねることにより、振動現象全般について応用のきく専門家が養成されることを期待している。 |
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流体関連振動には未知の問題も多いので、実験による解明が進むことを望む。この分野の問題に強い学生が育つことを期待する。 |
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本研究の課題は産業界のニーズに合致しており、産業界との連携も積極的に進めながら成果を出すことを期待したい。 |
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>> 平成20年度 審査委員会評価 |