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放射性廃棄物地層処分における天然バリア中の物質輸送予測
平成14年度 審査委員会評価
 
実施者:
東京大学、(株)富士総合研究所、日本原子力研究所

【総合評価】
放射性廃棄物地層処分場の検討において、天然バリア母岩中の地下水の流れとその中における物質輸送現象を把握し正しく評価することは究めて重要である。輸送現象を詳細に解明・予測するために、母岩中の物質輸送プロセスの微視的機構まで遡ったモデルを用いた計算機シミュレーションツールを開発することを目的として、本技術開発がH12年度より3年度にわたり実施され、当初の技術開発計画を予定通り完了した。
微視的機構論に基づいたシミュレーション技術と実験・理論研究による微視的輸送モデルを基礎とした、地下水流れ、吸着・離脱・会合といった微視的素過程から巨視的物質輸送までを直接計算するマルチスケール・シミュレーション技術、VR(バーチャルリアリティ)による複雑輸送現象の可視化技術を利用した仮想実験システムを開発し、母岩中核種の輸送特性、移行遅延効果等の新しい評価技術が確立された。
短時間のうちに革新的実用技術開発の名にふさわしい成果を挙げられたことに敬意を表する。研究開発ツールとして各方面の専門家が利用できるものに仕上げ、わが国全体の技術開発活動のレベルアップに貢献されたい。
 
【参考コメント】
(1) 本技術開発の成果は、我が国における地層処分の実施に向け、今後の研究開発、立地調査、安全規制などに効果的に用いられることが望ましい。したがって、開発成果である計算システムを速やかに公開し、関心のある研究者に開放することにより、本システムの有効活用が図られ、さらには、ユーザーとのコミュニケーションにより本システムの一層の改良と普及が図られるようになることを強く期待したい。
(2) 開発した解析モデルの検証が今回の研究だけでは充分とは思われないので、今後の検証の拡充を期待したい。例えば、実験室的には、キャピラリー法による粒径分布の測定実験を行うことが考えられる。
(3) 地層処分において、核種移行プロセスに対するコロイドの寄与は明らかにされていない。本研究は、現状では、理想化された多孔質媒体に対するモデルに留まっている点や、コロイドの相互作用が考慮されていない点など課題も多く、実用化への道のりは平坦ではないように思われる。しかし、モデルが、いくつかの実験結果や既存の知見をよく説明できている事などから見ても、コロイドの移行特性をメカニズムに踏み込んで解明しようという難題に挑んだ本研究の試みは、評価に値するものと言え、今後の更なる開発に期待したい。
(4) 研究成果を公共財産となるように査読付の論文や報告書として積極的に発表すること。
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