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超高周波誘導炉による廃棄物減容処理システムの開発
平成19年度 審査委員会評価
 
実施者:
佐々木尚(三菱マテリアル(株))、植松真一(日本原子力研究開発機構)谷口尚司(東北大学)、藤田満(富士電機サーモシステムズ(株))、鈴木洋((株)TYK)

【総合評価】
 本技術開発は放射性廃棄物の安全性・経済性が高い革新的減容処理システムの開発に大きく寄与したものと考えられ、平成17年度から平成19年度の3年間で当初の計画を完了し、概ね予定通りの目標、成果を達成したものと認められる。今後は、その実用化に向けて一層の努力を期待する。
 
【参考コメント】
A. 研究開発テーマの妥当性・意義
    * 省電力技術として導入が期待できる。
    * 超高周波数は100kHzと150kHzが混在しているが、どちらが正しいのか?
    * 減容処理システムの手法として、放射性物質の密閉遮蔽を考えなくてよいのか?
    * 放射性廃棄物の減容は極めて重要な課題である。
  ▲Top
B. 研究開発目標、計画の妥当性
  (1) 研究開発目標の革新性の観点からの妥当性
    * 技術の革新性は大きくないが、実用化技術として重要である。
    * 一括焼却溶融を目指すものであり、目標は高い。
  (2) 研究開発目標の実用化の観点からの妥当性
    * 概ね妥当である。
    * 既に実用化している誘導炉に比べて技術的な新しさが何かが明確になっていない。
  (3) 研究開発計画の妥当性
    * 概ね妥当である。
  ▲Top
C. 研究開発実施者の事業体制、運用の妥当性
    * 適切である。
  ▲Top
D. 計画と比較した達成度、成果の意義
  (1) 計画と比較した目標の達成度
    * 概ね妥当である。
    * 気相への移行元素を詳細に検討すべきである。
  (2) 実用要素技術としての成果の意義
    * 対象となる廃棄物の種類によっては、るつぼとの反応性のある物質が含まれることもあり得るので、実用化対象廃棄物についての調査が必要であり、また、るつぼの安定性等について十分な試験が必要である。(溶湯の漏れは未然に防ぐべき。)
    * 分別の必要性の解消、廃棄体の均一性向上、金属アルミの酸化物安定化等メリットが多く、実用化の価値は高い。
  (3) その他特筆すべき成果、副次的効果
    * 特許の取得、発表と投稿を積極的にするべき。
    * まとまった技術報告または(査読付)論文としての成果の取りまとめを期待する。
  ▲Top
E. 成果の実用化、事業化可能性
    * 亜鉛の処理はうまくいくのか?
    * 個別設備の設計、設備のためのソフトはどの程度完成しているのか?
    * るつぼの安定性などについて不明確な部分もあるが、対象とする廃棄物の種類によっては、実用化が期待できる。
    * 揮発性金属の回収後処理方策を明らかにされたい。
    * 200リットルドラム缶への充填効率向上は可能か?
  ▲Top
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