A. |
研究開発テーマの妥当性・意義 |
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本技術開発は実用性のある革新的な成果を創造する実施意義のある技術開発であると認められる。 |
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実用性を重視したテーマであるが、エンジニアリング上の課題も数多くある。 |
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実用性が高い研究開発であり、成果が期待される。 |
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原子力発電所にすでに導入されている高周波溶融炉でも、十分に必要な均質性は確保されている。超高周波によるメリットを再考し、研究計画を見直す必要があるのではないか。また、高周波溶融炉では、排ガス中のシリカ成分によるHEPAフィルタの詰まりが問題となっており、実用化の検討にあたっては、排ガス処理方法についても含めるべきである。 |
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実用化されるとわが国の原子力発電と核燃料サイクルに大きな貢献となる |
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雑固体廃棄物の減容処理を目指して、超高周波誘導炉システムの開発を行うものであり、実用性のある革新的な成果を創造する実施意義の高い技術開発であると認められる。 |
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▲Top |
B. |
研究開発目標、計画の妥当性 |
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(1) |
研究開発目標の革新性の観点からの妥当性
(非該当) |
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(2) |
研究開発目標の実用化の観点からの妥当性
研究開発目標は、実用化の観点からの要求水準を概ね満足していたと認められる。 |
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るつぼ材の耐久性の問題は大きな障壁となるのではないか。 |
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処理対象物の組成により運転方法を大きく変える必要を生じないか。 |
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基礎試験から課題が明らかになったと考えられるが、るつぼの材質選定や設計情報など十分な知見が得られたとは考えにくく、今後とも確証試験に向けた基礎試験は継続する必要性があるように思われる。 |
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(3) |
研究開発計画の妥当性
研究開発計画は概ね妥当であったと認められる。 |
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燃焼シミュレーションが公表文献の調査から始められているが、3年間という期間があるので具体化へなるべく早く移られたい。 |
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溶融処理においては、排ガス中に含まれるシリカ成分によるHEPAフィルタの詰まりが課題であるが、本研究計画には排ガス処理の検討が欠けている。 |
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3年間の計画において、確証試験までに2年を費やし、実際の試験は平成19年度の半年間のみである。確証試験の間に予想されるトラブルや設計変更など考えたら、基礎試験も平成18年度に継続して実施した方がよいのではないか。 |
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雑固体廃棄物の溶融体について均質性を確保するためには、多様な組成についての基礎試験が必要である。150リットル規模の試験はまだ早いのではないか。予算の過不足は不明である。 |
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(4) |
研究開発計画の柔軟性 |
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固化体の均質性、耐火物の安定性などについて、10リットル規模の基礎試験(溶融体と耐火物の界面の分析を含む。)を続けるべきではないか。 |
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▲Top |
C. |
研究開発実施者の事業体制、運用の妥当性 |
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事業体制・運用は概ね適切に行われたと認められる。 |
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プロジェクト内で再処理事業者、電力事業者などを交えた第三者評価を実施することを勧めたい。 |
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D. |
計画と比較した達成度、成果の意義 |
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(1) |
計画と比較した目標の達成度
当初の計画目標は概ね達成したと認められる。 |
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目標水準の達成は、次年度の実現機炉研究に依存する。 |
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概ね達成されていると考えられるが、必ずしも十分とはいえない。 |
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溶融体の均質性、耐火物の安定性を確保するためには、多様な組成についてさらなる基礎試験(溶融体と耐火物の界面の分析を含む。)が必要と考えられる。 |
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(2) |
実用要素技術としての成果の意義
実用要素技術としての成果は概ね妥当であると認められる。 |
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計画実施初期の段階で判断材料に欠ける。 |
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小型試験によっていくつかの有用な知見が得られている。概ね妥当な成果と認められる。 |
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(3) |
その他特筆すべき成果、副次的効果 |
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計画実施初期の段階で判断材料に欠ける面がある。 |
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小型試験が行われているので、成果は今後適切に公表されるものと期待される。 |
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▲Top |
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