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超高出力密度炉心ABWRプラントの実用化に向けた技術開発
平成18年度 審査委員会評価
 
実施者:
堀田亮年ほか((株)テプコシステムズ)、三島嘉一郎(京都大学)、冨山明男(神戸大学)、大川富雄(大阪大学)、田代祥一ほか((株)グローバル・ニュークリア・フューエル・ジャパン)、山本泰ほか((株)東芝)、茶木雅夫((株)日立製作所)

【総合評価】
 本技術開発は、ABWRにおける炉心出力密度の向上を目指した研究であり、実用性のある革新的な成果を創造する実施意義の高い技術開発であると認められる。
 平成18年度は当初の計画を完了し、概ね予定通りの目標、成果を達成したと認められ、平成19年度は計画通り本技術開発を継続することが妥当であると認められる。対外発表を広く進め、本評価におけるコメント等を考慮のうえ、一層の努力を期待する。
 
【参考コメント】
A. 研究開発テーマの妥当性・意義
  本技術開発は実用性のある革新的な成果を創造する実施意義のある技術開発であると認められる。
  * 国際競争力のある大型ABWRの開発は重要であり、本研究はそのニーズに応える技術開発の一つである。
  * 超高出力密度炉心ABWRというシステム目標にあまりこだわるより、高性能BWRのための要素技術開発という方向に焦点をあてて最終年度のとりまとめを行ってはどうか。
  * ABWRプラントの高出力密度炉心検討であり、革新的かつ実用性があるテーマかどうかは若干疑問がある。革新性には乏しい。
  * ABWRの革新には、十分に検証された既存技術で対応可能なのか。解決すべき課題とプライオリティをつけて的を絞ったテーマとすべき。総花的なR&Dの印象がある。
  * 原子炉容器径の大きさを保持して、既存技術の延長を"design by analysis"の手法で進めて25%の出力上昇を達成するというアプローチはBWRの経済性向上を達成する方策の一つと位置づけることができる。
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B. 研究開発目標、計画の妥当性
  (1) 研究開発目標の革新性の観点からの妥当性
研究開発目標は、革新性の観点から平均的な研究水準であると認められる。
    * EPRと競合できる開発目標となっている。
    * ABWRの高度化検討の一つのオプションである。
    * 25%出力増加に対して要求される革新技術新知見を明確にすること。
  (2) 研究開発目標の実用化の観点からの妥当性
研究開発目標は、実用化の観点からの要求水準を概ね満足していると認められる。
    * 燃料被覆管の健全性確保は別の課題ということであるが、まとめに当たっては、材料等の問題点をリストアップしてほしい。燃料棒間ギャップ減少によりクラッド付着に起因する圧損の増大等の問題はないか。
    * 技術開発を加速することも場合によっては必要となる。
  (3) 研究開発計画の妥当性
研究開発計画は概ね妥当であったと認められる。
    * これでABWR出力アップ実証のどれだけの必要条件を満たしているのかを示してほしい。
  (4) 研究開発計画の柔軟性
動向変化や計画の見直しは概ね適切に行われていると認められる。
    * 重要度ランキングテーブル(PIRT)構築にあたって、必要な検討項目を途中で追加し、計画を進めている。
  ▲Top
C. 研究開発実施者の事業体制、運用の妥当性
  事業体制・運用は概ね適切に行われたと認められる。
  * バランスのとれた体制となっている。
  ▲Top
D. 計画と比較した達成度、成果の意義
  (1) 計画と比較した目標の達成度
当初の計画目標は概ね達成したと認められる。
    * 目標に向かって着実に進展しつつある。
    * 平成18年度は当初計画より若干遅れ気味の印象を受けるが、最終年度の結果次第と思える。
  (2) 実用要素技術としての成果の意義
実用要素技術としての成果は概ね妥当であると認められる。
    * 実用化を支援する基礎研究である。
    * 炉心出力密度の向上には安定性に関するさまざまな試験が必要であるので、将来的には不透明である。
  (3) その他特筆すべき成果、副次的効果
    * これまでのところ、ほとんど口頭発表のみであるが、今後(査読付)論文化が望まれる。
    * 学術専門誌への投稿が不足している。
  ▲Top
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