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【総合評価】 |
H15年度においては、計画通り技術開発を継続することが適当である。ただし、下記各委員の参考コメントを考慮・検討して、H15年度末にはその説明がなされるべきである。 |
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【参考コメント】
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(1) |
現状技術に対するより経済的な代替技術の実用化を目指すのであるから、分離に使う同位体効果を効果的に発現する経済的な樹脂を特定することがエッセンシャルな研究である。競合可能であることを明確にすべきであり、その望みがないなら直ちに終了すべきである。 |
(2) |
国際的に競争可能なレベルのコストで国内の需要に対応できる見通しを得ることができなければならないので、その点を最重要目標として進められることを期待する。 |
(3) |
Zn注入の効果は内外の実績等で分かってきており、Zn注入の実施のコストの主たる要因である減損Znの価格低減をもたらすと考えられる本研究は望ましい方向である。しかしながら、費用対効果を考える上では、目標2000円/gに対し、3300円/gという試算費用では、あまりメリットを出すことは難しいと考えられ、より低コストに向けた研究が必要である。 |
(4) |
既に実用化されている技術と競合するためには、本手法のメリット、デメリットについて定量的なデータを提供する必要がある。例えば、コストや信頼性の観点からは、樹脂の安定性と耐久性を明確にする必要がある。 |
(5) |
樹脂の劣化という問題点が発生したが、解決できる見通しがあるとのことで継続する価値はある。 |
(6) |
研究成果を公共財産となるように査読付の論文や報告書として積極的に発表すること。 |
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>> 平成16年度
審査委員会評価 |
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審査委員会評価 |