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評価方法と評価基準

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平成16年度 技術開発成果に対する審査委員会評価方法と評価基準
 
革新的実用原子力技術開発提案公募事業にて実施した平成16年度技術開発成果・進捗状況に対する審査委員会評価結果について以下の通り報告します。平成17年度においても継続して実施する技術開発テーマは本評価で示されたコメント等を適切に考慮・反映し、技術開発を合理的・効率的に推進することが求められます。また、平成16年度をもって終了する技術開発テーマについては本評価結果を参考として本技術開発成果が有効に活用され、実用化に向けて今後行う技術開発研究が発展することを期待します。
 
【評価方法】
平成16年度の技術開発成果・進捗状況評価は、技術開発実施者から提出された成果報告書概要版(評価用報告書)と技術開発実施者が審査委員会において行った成果報告に基づいて、(財)エネルギー総合工学研究所内に設けている専門家、有識者等から構成される審査委員会が実施した。評価においては以下に示す評価基準に沿って行った。なお、本評価に携わった審査委員会委員は以下の通りである。
   
【評価基準】
Ⅰ. 革新的実用原子力技術開発分野
  A. 研究開発テーマの妥当性・意義
    * 評価時点においても、革新的かつ、その実用化の推進を図ることが特に必要な枢要技術の開発であり、わが国の原子力発電及び核燃料サイクルの安全性・経済性の向上に資するものであるか。
    * 評価時点においても、実用性のある革新的な設計・評価技術・データを生み出し、わが国の原子力利用に係る技術・知識基盤の充実発展、次代の人材育成に寄与する有意義な技術開発活動であるか。
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  B. 研究開発目標、計画の妥当性
    (1) 研究開発目標の革新性の観点からの妥当性
      * 評価時点においても、研究開発目標は、国際的研究水準に照らし妥当といえるか。
      * 他に類を見ない独創性を有するか。
    (2) 研究開発目標の実用化の観点からの妥当性
      * 評価時点においても、研究開発目標は、実用化を推進するために必要な水準といえるか。
    (3) 研究開発計画の妥当性
      * 目標達成のために、スケジュール、予算(各研究開発項目毎の配分を含む)は妥当か。
      * 目標達成に必要な開発課題を過不足なく取り上げているか。
      * 要素技術間の有機的関係が存在しているか。
    (4) 研究開発計画の柔軟性
      * 最新技術、社会情勢、環境条件等の動向やニーズの変化に対応して、研究開発計画を再検討し適切に反映されているか。
      * 既に評価を受けた技術開発の場合、進捗状況評価の結果を適切に計画に反映させているか。
     
  C. 研究開発実施者の事業体制、運用の妥当性
    * 評価時点において目標を達成する上で、事業体制(主な研究者、連携・共同研究者の選定)は適切なものか。
    * 関係者間の連携/情報交換等が十分行われ適切な運用となっているか。
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  D. 計画と比較した達成度、成果の意義
    (1) 計画と比較した目標の達成度
      * 評価時点における成果は、目標水準を達成しているか。
      * 本技術開発終了時の目標達成度は、十分と予想されるか。
    (2) 要素技術としての成果の意義
      * 実用要素技術として十分な水準の技術的成立性が確認され、将来の実用要素技術として意義ある成果と認められるか。
      * 実用化に向け、特許・実用新案等の工業所有権に関する出願・権利化等に係る成果は認められるか。
    (3) その他特筆すべき成果、副次的効果
      * 技術雑誌への論文掲載、査読付き論文の発表、会議口頭発表等、成果の技術水準を裏付ける実績があるか。
      * 人材育成の観点から成果はあったか。
      * 当初想定していなかった波及的な成果(他の分野へ影響・汎用性ある成果等)が得られたか。
      * プロジェクトの実施によって、当該研究分野の国内外の研究活動が活発化したか。
     
  E. 成果の実用化・事業化可能性
    * 産業技術としての見極め(適用可能性の明確化)ができているか。
    * 実用化・事業化の見通し(コストダウン、導入普及、事業化までの期間、事業化とそれに伴う経済効果等)は立っているか。
    * 市場の調査分析はできているか。
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Ⅱ. フィージビリティ・スタディ分野
  A. 研究開発テーマの妥当性・意義
    * 評価時点においても、革新的かつ、その実用化の推進を図ることが特に必要な枢要技術の開発であり、わが国の原子力発電及び核燃料サイクルの安全性・経済性の向上に資するものであるか。
    * 評価時点においても、実用性のある革新的な設計・評価技術・データを生み出し、わが国の原子力利用に係る技術・知識基盤の充実発展、次代の人材育成に寄与する有意義な技術開発活動であるか。
    * 革新的実用原子力技術開発分野(第1区分)に応募して実施するべき技術開発活動を体系化する際に予め解決しておく必要がある重要課題の解決を図る活動であり、実施後には第1区分に応募できることが期待できること。
     
  B. 研究開発目標、計画の妥当性
    (1) 研究開発目標の革新性の観点からの妥当性
      * 評価時点においても、研究開発目標は、国際的研究水準に照らし妥当といえるか。
      * 他に類を見ない独創性を有するか。
    (2) 研究開発目標の事業目的達成の観点からの妥当性
      * 評価時点においても、研究開発目標は、当該実用技術体系の実用化可能性を十分に確保するために必要な水準といえるか。
    (3) 研究開発計画の妥当性
      * 目標達成のために、スケジュール、予算(各研究開発項目毎の配分を含む)は妥当か。
      * 目標達成に必要な開発課題を過不足なく取り上げているか。
     
  C. 研究開発実施者の事業体制、運営の妥当性
    * 評価時点において目標を達成する上で、事業体制(主な研究者、連携・共同研究者の選定)は適切なものか。
    * 関係者間の連携/情報交換等が十分行われ、適切な事業の運用となっているか。
    ▲Top
  D. 計画と比較した達成度、成果の意義
    (1) 計画と比較した目標の達成度
      * 評価時点における成果は、目標水準を達成しているか。
      * 2年計画のテーマの場合、最終的な目標達成度は十分と予想されるか。
    (2) 要素技術としての成果の意義
      * 実用技術体系における要素技術として十分な水準の技術的成立性が確認されたか。
    (3) その他特筆すべき成果(技術開発分野と共通)
      * 技術雑誌への論文掲載、査読付き論文の発表、会議口頭発表等、成果の技術水準を裏付ける実績があるか。
      * 人材育成の観点から成果はあったか。
      * 当初想定していなかった波及的な成果(他の分野へ影響・汎用性ある成果等)が得られたか。
      * プロジェクトの実施によって、当該研究分野の国内外の研究活動が活発化したか。
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【審査委員会委員】
平成16年度の技術開発成果・進捗状況評価を行った審査委員は以下の通りである。
    (敬称略)
委員長 埼玉工業大学先端科学研究所 教授 石榑 顕吉
委 員 筑波大学機能工学系 教授 内山 洋司
委 員 東京大学大学院工学系研究科 教授 大橋 弘忠
委 員 東京大学大学院工学系研究科付属 原子力工学研究施設 教授 岡  芳明
委 員 核燃料サイクル開発機構東海事業所 理事 河田東海夫
委 員 東京工業大学原子炉工学研究所 教授 ニノ方 寿
委 員 関西電力(株) 原子力事業本部原子力技術部長 塩田 修治
委 員 東京電力(株) 原子力技術・品質案全部将来構想グループマネージャー 吉井 良介
委 員 京都大学大学院工学研究科原子核工学専攻 教授 森山 裕丈
委 員 京都大学大学院エネルギー科学研究科 教授 吉川 榮和

■ 平成14年3月22日の審査委員会の風景
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