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【総合評価】 |
H15年度においては、計画通り技術開発を継続することが適当である。ただし、下記各委員の参考コメントを考慮・検討の上で、H15年度は技術開発を継続して、次の段階に向けて、フィージビリティスタディとしてふさわしい成果を得るよう最大の努力をすることを求める。
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【参考コメント】
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(1) |
多重防護は各層の障壁としての機能の不確実性に対する対策であるから、これを捨てるためには機能信頼性に対する確実性が多重化に匹敵するものであることの証明が必要である。そのことが可能でなければ、無理する意味はなく、プロジェクトは成立しないので、その十分な可能性をあと一年で示すこと。 |
(2) |
地層処分場における金属の腐食挙動については未解明な点が多く、今後多くのデータを取得する必要があり、本研究の成果に期待する。より汎用性の高い知見を得るため、すきま腐食感受性に対する影響評価について、主要な化学成分をパラメータとして評価・考察することを要望する。また、種々の合金について、水素の透過速度の温度及び圧力依存性を評価・考察することを望む。 |
(3) |
フィージビリティスタディとして適切な検討が行われている。他のニッケル基合金についてもデータを取得することにより、性能改善の指針を得ることが望まれる。人材育成についての配慮が望まれる。 |
(4) |
研究成果を公共財産となるように査読付の論文や報告書として積極的に発表すること。 |
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>> 平成15年度
審査委員会評価 |