当研究所より、カーボンリサイクルを念頭としたCO2有効利用(CCU)による
エネルギー社会の構築を紹介した本を、2020年9月16日に技術評論社から出版致しました。

2020年9月16日発売
編著:(一財)エネルギー総合工学研究所
発行:技術評論社
A5判/304ページ
定価(本体2,680円+税)ISBN 978-4-297-11561-6

わが国の一次エネルギー使用量を確保しつつ、CO2実質排出ゼロとするには、低炭素燃料の使用、省エネやCCS、国内の再生可能エネルギー導入だけでは困難であり、海外の再生可能エネルギー活用も含めたカーボンリサイクルを念頭にCO2を有効利用(CCU)するエネルギー社会の構築を目指していく必要性があると考えています。
2019年2月には、経済産業省内にカーボンリサイクル室が発足し、技術ロードマップが策定され、カーボンリサイクルが注目されています。本書は、異常気象に見舞われる昨今、 CO2問題、カーボンリサイクルに関心を持つ幅広い読者に向けて、豊富な図表、数値を通して分かり易く解説し、具体的に何ができるかを提案したものとなっています。
今回、当研究所の機械・エネルギーシステム工学、資源・エネルギー工学、物理化学、化学工学、および地球環境、水素分野の各専門研究員が総力を挙げ、最新情報を織り込みながら共同執筆したものです。
CO2をなぜ利用するのか、にはじまり、カーボンリサイクルの仕組み、 CO2を燃料や化学品の原料として利用する方法、必要な水素の製造、国際的視点からのエネルギーシステム、国が策定したカーボンリサイクル技術ロードマップやカーボンプライシングの仕組みなどを詳説しています。
是非、皆様方のお手元の下で、エネルギー戦略立案などの一助にでもなればと思っている次第です。現在、書店やオンラインで本体2,680円+税でオンライン販売/単行本販売中。
技術評論社の下記新刊案内をご覧ください。