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軽水炉MOX振動充填燃料の開発
平成12年度 審査委員会評価
 
実施者:
(株)東芝、大阪大学、日本ニュクリア・フュエル(株)、日本核燃料開発(株)

【参考コメント】
* このプロセスでUOXを用いて得られる成果のMOXへの適用可能性が不明であり、この点を最初に明らかにすべき。
* 目標仕様を明らかにした上で開発を行うのであって,それからのずれが問題になるならば、マージンをとって目標を定めればよい。したがって、得られた特性を用いての炉心挙動解析は不要。したがって、14年度は成果の取りまとめ費用のみとし、研究は13年度に終了させるべき。
* 出力変動や制御によって燃料内部の核反応特性が繰り返し変化した時、燃料の収縮膨張で被覆管が破損しやすくなるといった影響が生じないか?
* 研究の先進性がどこにあるか判らない。振動充填のパラメーター実験に徹底して、2年くらいで終了させるのが適切ではないか。
* UO2顆粒の製造とその充填試験は、13年度であり、12年度に製造試験を行って得た模擬顆粒とは異なる性状の粒子が得られることになると思う。長尺の被覆管への充填試験が、UO2顆粒については行えないという現実の制約などを考慮すると、望ましい形状、密度、粒径分布をもつ顆粒の製造試験は、充填試験結果から見て、すでに十分に行われたと考えて良いのであろうか?
* 模擬顆粒の充填試験は、良い結果を得る条件が得られて、まずは良いスタートのように思う。ただ、結果が思わしくなかった事例は、むしろ重要であり、なぜうまくいかなかったかについて、今後のUO2顆粒を用いる試験結果も含め、試験の進捗により蓄積されるデータをもとに、可能な限り整合する説明を求めていくことが、将来の実用化の装置設計のために、極めて重要になると思う。したがって、試験条件の具体的掌握と管理はもちろん、すべての試験結果の解析と評価に意を払って進めて頂きたい。
* 試験に用いているアクリル管と実際の被覆管の違いを考慮した場合、同様の充填結果を得るためには加振条件などが異なってこないだろうか。同じ条件であれば、充填の過程と結果が異なってこないか、気になるところである。
* MOX燃料に関する実験的研究であると云う側面が見え難い。古くにも行われていた酸化ウランに関する研究の段階で終わってしまうつもりでないことを確認してから、さらに進むことを許可するのがよいと思う。
* ロシアの技術に対する考え方と、繊細さを要求される日本の技術は大分違う。日本で実用化するためには、精密な粒度制御や充填制御など、高品位技術が必要ではないか。しかしあまり手をかけると、「簡単な」というこの技術の特色が薄れる。おおまか、簡単と言うロシア技術の特色を出すにはロシアで開発した方が良いのではないか。
* 振動充填をするには、前工程の再処理の方式によって充填粒子が決まるため、大きく影響を受ける。今回の振動充填方式が再処理方式に対してどの程度汎用性が有るのかを示すと共に、想定している再処理方式の実用化見通しを呈示すること。
* MOXとの関連及びJNCやディミトログラード研の成果との関連を明確化すべき。また燃料粒径分布や振動数に対する最適化を探ることが先決。
* ロシアで既に同様な研究が行われている中で、本研究でいかなる知見が得られる見通しなのかについて、明確にする必要がある。又、最適な粒径の寸法、種類の決め方が当日の発表からはわからなかったので、明確にして欲しい。
   
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