Ａ．

発がん率、がんによる死亡率について、放射線を被ばくした人々と被ばくしていない人々の間で比較して放射線による影響を調査（疫学調査）した結果では、被ばくした放射線量が、およそ100ミリシーベルト注未満では、放射線ががんを引き起こすという科学的な証拠はありません。原子力発電所周辺の避難地域以外では、被ばく放射線量が100ミリシーベルトを超えることは無いと考えられますので、普通に生活する上で心配する必要はありません。 なお、日本人は元々30〜40%の人ががんで死亡しています。例えば100ミリシーベルト注の放射線量では、わずかにがんで死亡する人の割合が高まる（自然のがんによる死亡率に0.5%程度が上積みされると推定）可能性がありますが、喫煙や食事等の生活習慣の影響の方が大きいと考えられます。