1990年代後半以降、米国の一部や欧州では電力市場改革が行われ、既に十数年近くが経過し、電気事業体制は国・地域によっては大きく変貌した。先ず、電力産業の構造変化を概観した後に、欧米諸国における発送電分離の現状を報告する。さらに、発送電分離のメリット・デメリットを整理し、発送電分離の実施に伴う 課題、実態なども紹介する。また、欧米諸国では卸電力市場の活性化策が導入される場合もあり、主な施策として仮想発電設備(VPP)利用権の競売制度などを取り上げる。最後に、欧米諸国における小売市場の自由化動向について紹介し、小売市場の自由化に伴いどのような問題が発生しているのか事例を取り上げる。 |