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●最初の電池はイタリアのボルタ(Volta)が1800年に発明した。 ●日本は電池技術を得意としており世界をリードしている。 ●電池は、エネルギー供給や地球環境の対策の成否に係わる主要な技術の一つである。
解説: 現在の「電池」と呼ばれるものには表1に示すようなものがあります。 乾電池のような使い捨ての電池を一次電池と呼ぶのに対し、充電によって何度も使える電池を二次電池あるいは蓄電池と呼んでいます。 近代における最初の電池は、イタリアのボルタ(Volta)の発明したものです。ボルタは、銅板と亜鉛板の間に湿った紙や布を挟んだものを何段も重ね、その両端に両手を触れると電気刺激がくる事実を発見し、彼はこの装置を「いつまでも電気の得られる装置」として、1800年に学会に発表しています。これが電池の始まりです。 化学電池は、電解質にイオン化傾向の異なる2つの金属(電極)を入れると化学変化が起きて電気を取り出すことができる性質を利用したものです。電流が出ていく方(つまり電子が流れ込んでくる方)を「正極又は陽極」、電流が入る方(つまり電子が出て行く方)を「負極又は陰極」といい、電極の浸っている「電解質」はイオンが通る道であり、普通イオンを含む液体であることが多いので、これは「電解液」とも呼ばれています。 1991年に日本が世界で初めてリチウムイオン電池を量産化しましたが、この様に日本は電池技術を得意としており、世界をリードしています。 現在、エネルギー供給や地球環境が大きな問題となっていますが、この対策の一つとして、再生可能エネルギーの利用や電気自動車の導入などが期待されています。これらの成否に係わる主要な技術の一つが電池です。 江音留義(えね るぎ)博士の脱線話: 電池はこれからのエネルギー技術について重要なものになるといわれておるのう。 太陽電池や燃料電池がクリーンなエネルギーシステムとして期待されておるのは、まあ常識じゃのう。 クリーンエネルギー自動車として期待されているハイブリッド自動車や電気自動車のキーポイントになるのは電池であって、次世代の電池として自動車用リチウムイオン電池の開発が行われておる。 また、風力発電など自然エネルギーを使うものは発電が一定でないので、二次電池と併用して出力を一定にすることも考えられている。 このように電池はこれからのエネルギー開発に重要なものだが、日本はこの分野に強いというのは何とも嬉しいではないか(^_^)。 関連ページ: ●クリーンエネルギー自動車 ●風力発電とは ●電気分解と燃料電池 ●導体と半導体と不導体 ●化学変化とエネルギー ●電子とイオン ●イオンとイオン化傾向 関連サイト: ●(社)電池工業会 ●(財)エネルギー総合工学研究所>定期刊行物>新エネルギーの展望>二次電池(改訂版)(PDF/0.90MB) |