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●世の中にある物質は、その性質によってさまざまな分類がなされている。 ![]() 図1 物質の分類の一例
解説: 世の中にある物質は、その性質によってさまざまな分類がなされています。 (1)混合物と純物質 食塩水のように2種以上の物質が混じり合ったものを混合物、水のように1種類の物質からできているものを純物質といいます。 (2)化合物と単体 水は純物質ですが、水素と酸素という2種類の元素からできています。このように純物質の中で、2種類以上の元素からなる物質を化合物、水素や酸素のように1種類の元素からなる物質を単体といいます。 (3)金属と非金属 電気や熱をよく通す金属とそれ以外の非金属という分類もされています。 (4)有機化合物と無機化合物 炭素を含む化合物(ただし、酸化物など少数の例外を除く)を有機化合物、それ以外を無機化合物といいます。 (5)電解質と非電解質 水に溶けたときに、その水溶液が電気を通すものを電解質、通さないものを非電解質といいます。 電解質は水に溶けたときに、電気を持ったイオンになります。電解質がイオンに分かれる事を電解といいます。 (6)酸と塩基 酸性の性質を示す物質を酸、塩基性(アルカリ性)の性質を示す物質を塩基といいます。 (7)酸化剤と還元剤 相手の物質を酸化する物質を酸化剤、相手の物質を還元する物質を還元剤といいます。 (8)固体と液体と気体 物質の構成要素そのものは同じですが、ふるまいの異なる固体と液体と気体という分類もされています。この3つの状態を「物質の3態」といいます。 江音留義(えね るぎ)博士の脱線話: ●混合物と純物質 物質が混じり合った液体の混合物から純物質を取り出したいときに、沸点のちがいを利用して、加熱していったん気体にし、それをまた液体にして集めるという「蒸溜」という方法をつかうことがある。 この蒸溜の利用例としては石油の精製がある。地中から汲み上げたままの石油(原油)にはさまざまな物質が混ざっているので、石油精製工場で原油は加熱され蒸留によって、軽油、灯油、粗製ガソリンなどに分けておるのじゃ。 蒸留は理科の実験でもやると思うが、学校の勉強は役に立つのう。 ●化合物と単体 例えば、図にある「塩化ナトリウム」、つまり「食塩」のことじゃが、その構成元素である「塩素」「ナトリウム」は単体であれば毒物・劇物じゃ。それが化合物になれば安全な「食品」になるのじゃから、なんとも面白いことじゃのう。 ●有機化合物と無機化合物 昔は、有機化合物は生物によってのみ生み出されると考えられていたが、1828年にドイツのウェーラーという人が無機化合物から尿素という有機化合物を作ることに成功したのじゃ。 それからは、自然界にない有機化合物が人工的に作られるようになったが、その代表例がプラスチックじゃ。 プラスチックはなかなか便利なものじゃが、廃棄した後は分解されにくいから環境に良くないという問題もあるのう。 最近では分解されるプラスチックも開発されておるようじゃが、「便利なものには怖さもある」ということかのう。 関連ページ: ●酸性とアルカリ性、pH ●導体と半導体と不導体 ●分子と原子 ●電子とイオン ●状態変化とエネルギー ●元素の周期表 ●元素の性質や用途 関連サイト: |