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●「電流」つまり「電気が流れる」ということの意味は、簡単に言うと「電子が動く」ということ。 ●「電気の流れ」には「伝導(電気伝導)」と「放電」がある。 ![]() 図1 電気の流れ方
解説: 「電流」つまり「電気が流れる」ということの意味ですが、これは簡単に言うと「電子が動く」ということです。 物質には電気の流れやすいものや流れにくいものなどいろいろあります。金属などは流れやすく、空気などは流れにくいものです。電気の流れやすいもの(良導体、導体)に電圧がかかると、「電子」は動き、「電子」はマイナスの電気を持っているので、その動きの反対方向が電流の向きになります。この現象を「伝導(電気伝導)」といいます。 逆に、流れにくいもの(絶縁体、不導体)などでも電圧が非常に高いと「電子が動く」ことがあります。空気中でこれが起こったものが「雷」です。雷は数億ボルトの電圧、数千アンペアの電流になることもあります。この現象を「放電(空中放電)」といいます。 19世紀の後半に、中を真空にしたガラス管の中での放電現象(真空放電)を調べる実験がさかんになりました。1897年イギリスの物理学者J.J.トムソンの真空放電の実験により、電流の正体がマイナスの電気を持つ粒子の流れであることがわかり、この粒子を「電子」と名付けました。こうして「電子」が発見されました。 この「真空にしたガラス管の中での放電現象」を利用したのが「真空管」やテレビなどで使われてる「ブラウン管」です。また、太陽からは、電子などの荷電粒子が飛んできています。この荷電粒子が空気中の酸素や窒素にぶつかって出す光が「オーロラ」です。 江音留義(えね るぎ)博士の脱線話: 電気は光の速さで伝わると言われておるが、電気の「伝わり方」にはいろいろあるようじゃのう。この内「伝導」の方じゃが、この電気の「伝わり方」は、1つの「電子」が陰極から陽極に向かって光の速さで移動しているわけではないのじゃよ。陰極付近で動いた「電子」が隣の「電子」を動かし、そのまた隣の...ということを玉突きのように繰り返して、つまり「電子の動きが光の速さで伝わって」陽極に達する、ともいえるのう。 例えていうならば、伝えたい情報を多くの人が次々と伝えていく「伝言ゲーム」と同じような伝わり方じゃのう。 海の波はこのような伝わり方の典型的な例で、波が移動していても、その波の中の水はその付近を動いているだけで、決して波と一緒に移動しているわけではない。「水の動きやエネルギーが伝わっている」だけなんじゃよ。その証拠に、海面に浮かんでいるゴミは波と一緒に移動せず、元の場所に留まっておるぞ。 見た目に騙されてはいかん、ということかのう、フォフォッフォ。 関連ページ: ●直流と交流 ●電磁波と光 ●導体と半導体と不導体 ●電子とイオン ●波について 関連サイト: |