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直流と交流(2009.07.07)


●電流には、直流と交流の2種類ある。
●現在の家庭用の電気は交流が使われている。
解説:
 電流には、直流と交流の2種類あります。電流の向きが一方向なのが直流で、電流の向きが交互に変わるのが交流です。

 現在の家庭用の電気は交流が使われています。東日本では1秒間に電流の向きが50回変わる(周波数=50Hz)交流が使われており、西日本では1秒間に電流の向きが60回変わる(周波数=60Hz)交流が使われています。

 家庭用の電気は一般的に都市から離れた発電所で発電し、消費地に送られています。これを送電又は電力輸送といいます。

 送電時には、高電圧して、電流を小さくするほど、送電線から熱として失われる電力が少ないので、発電所で発電した電気を、変圧器により高電圧にして消費地に送電し、消費地では再び変圧器により低電圧(一般的に100V)にして家庭などに送られています。交流はこういった変圧器が簡単に使えるので、家庭用電力は、直流ではなく交流が使われています。
江音留義(えね るぎ)博士の脱線話:
 家庭用の電気は周波数=50Hzと60Hzの2種類が使われておる。まったくもって不便でしょうがないのう。普通こういうものは国で1つに統一すべきものじゃが、電気を導入した頃の日本はまだまだ技術後進国でのう、東日本ではヨーロッパ(50Hz)、西日本ではアメリカ(60Hz)から輸入したもんじゃから、今ではこういう不便なことになっておる。何事も最初が肝心ということじゃのう。

 しかし、昔の人ばかりを責める訳にはいかんぞ。今でもビデオや携帯用メモリーなどの規格が統一されずに、不便になっておったからのう。こういったものはなるべく規格の統一を目指して欲しいもんじゃよ。

 まあ、愚痴ばかりいってもしかたがない。家庭用電力が、直流ではなく交流が使われるようになった歴史について簡単に話してみようかのう。

 実は、最初の家庭用電力は直流だったのじゃよ。あの有名なエジソンがゼネラル・エレクトリック社と直流発電機を利用した直流送電を考えたのじゃが、交流発電機を発明したニコラ・テスラという人がウエスチングハウス社と交流送電をやって、上の様な理由でこちらが主流になったというわけじゃな。

 天才エジソンといえども間違えることはあるということじゃのう。      
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