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●酸化とは「物質が酸素と化合して酸化物を作る化学変化」のことである。 ●還元とは「酸化物から酸素をとり除く化学変化」のことである。 ●「酸化」と「還元」はちょうど逆の反応である。 ![]() 図1 酸化と還元
解説: 酸化とは「物質が酸素と化合して酸化物を作る化学変化」です。化学式で表すと下記の様になります。酸化の中で光や熱を出すはげしい酸化のことを「燃焼(燃える)」といいます。 物質+酸素(O2) → 酸化物 例:銅(2Cu) +酸素(O2) → 酸化銅(2CuO) 水素(2H2)+酸素(O2) → 水(2H2O) 還元とは「酸化物から酸素をとり除く化学変化」です。化学式で表すと下記の様になります。 物質+酸素(O2) ← 酸化物 例:銅(2Cu) +酸素(O2) ← 酸化銅(2CuO) 水素(2H2)+酸素(O2) ← 水(2H2O) この様に、「酸化」と「還元」はちょうど逆の反応です。 注:「酸化」と「還元」の定義には別の定義もあります。 江音留義(えね るぎ)博士の脱線話: 学校の理科の授業では「酸化」と「還元」は皆先生から教わることじゃのう。上で説明した様に「酸素」とくっつくか、離れるかという実に簡単なことじゃ(上記の定義の場合)。 そこでじゃ、何でこのエネルギー講座でわざわざこの「酸化」と「還元」のことを説明したのかというち、それには訳があるのじゃ。 このエネルギー解説集の「「燃える」ということ」「光合成と呼吸」「電気分解と燃料電池」中でも説明している様にこれらはエネルギーと大変関係の深いことなのじゃが、これらは皆「酸化」と「還元」反応なのじゃよ。 つまり、燃焼、呼吸、燃料電池は物質が「酸素」とくっつく反応(つまり酸化)であり、光合成、水の電気分解は「酸素」と離れる反応(つまり還元)なのじゃ。 呼吸: 炭水化物(C、Hの化合物)+酸素(O2) → 水(H2O)+二酸化炭素(CO2)+エネルギー 光合成: 炭水化物(C、Hの化合物)+酸素(O2) ← 水(H2O)+二酸化炭素(CO2)+光(エネルギー) 燃料電池: 水素(2H2)+酸素(O2) → 水(2H2O)+電気エネルギー 水の電気分解: 水素(2H2)+酸素(O2) ← 水(2H2O)+電気エネルギー どうじゃ、つまり人類の使うエネルギーの多くはこの「酸化」と「還元」反応を利用しているということじゃ。学校の勉強は大事じゃのう、フォッ、フォッ、フォッ。 関連ページ: ●燃料電池 ●「燃える」ということ ●光合成と呼吸 ●電気分解と燃料電池 ●物質の分類 ●化学変化とエネルギー ●電子とイオン ●イオンとイオン化傾向 関連サイト: |