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酸化と還元(2009.07.07)


●酸化とは「物質が酸素と化合して酸化物を作る化学変化」のことである。
●還元とは「酸化物から酸素をとり除く化学変化」のことである。
●「酸化」と「還元」はちょうど逆の反応である。


図1 酸化と還元


解説:
 酸化とは「物質が酸素と化合して酸化物を作る化学変化」です。化学式で表すと下記の様になります。酸化の中で光や熱を出すはげしい酸化のことを「燃焼(燃える)」といいます。

   物質+酸素(O2) → 酸化物
例:銅(2Cu) +酸素(O2) → 酸化銅(2CuO)
  水素(2H2)+酸素(O2) → 水(2H2O)

 還元とは「酸化物から酸素をとり除く化学変化」です。化学式で表すと下記の様になります。

   物質+酸素(O2) ← 酸化物
例:銅(2Cu) +酸素(O2) ← 酸化銅(2CuO)
  水素(2H2)+酸素(O2) ← 水(2H2O)

 この様に、「酸化」と「還元」はちょうど逆の反応です。

 注:「酸化」と「還元」の定義には別の定義もあります。
江音留義(えね るぎ)博士の脱線話:
 学校の理科の授業では「酸化」と「還元」は皆先生から教わることじゃのう。上で説明した様に「酸素」とくっつくか、離れるかという実に簡単なことじゃ(上記の定義の場合)。

 そこでじゃ、何でこのエネルギー講座でわざわざこの「酸化」と「還元」のことを説明したのかというち、それには訳があるのじゃ。
 このエネルギー解説集の「「燃える」ということ」「光合成と呼吸」「電気分解と燃料電池」中でも説明している様にこれらはエネルギーと大変関係の深いことなのじゃが、これらは皆「酸化」と「還元」反応なのじゃよ。

 つまり、燃焼、呼吸、燃料電池は物質が「酸素」とくっつく反応(つまり酸化)であり、光合成、水の電気分解は「酸素」と離れる反応(つまり還元)なのじゃ。

呼吸:
 炭水化物(C、Hの化合物)+酸素(O2) → 水(H2O)+二酸化炭素(CO2)+エネルギー
光合成:
 炭水化物(C、Hの化合物)+酸素(O2) ← 水(H2O)+二酸化炭素(CO2)+光(エネルギー)

燃料電池:
 水素(2H2)+酸素(O2) → 水(2H2O)+電気エネルギー
水の電気分解:
 水素(2H2)+酸素(O2) ← 水(2H2O)+電気エネルギー

 どうじゃ、つまり人類の使うエネルギーの多くはこの「酸化」と「還元」反応を利用しているということじゃ。学校の勉強は大事じゃのう、フォッ、フォッ、フォッ。
関連ページ:
燃料電池
「燃える」ということ
光合成と呼吸
電気分解と燃料電池
物質の分類
化学変化とエネルギー
電子とイオン
イオンとイオン化傾向
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