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●資源量に関する指標には埋蔵量と可採年数がよく使われる。 解説: 資源量に関する指標には埋蔵量と可採年数がよく使われます。 究極可採埋蔵量: 石油やガスなどの資源が地下に存在する量を埋蔵量といいます。実際に油田等の資源を開発した場合、地表に取り出せる量は地下に存在する資源総量の一部にしか過ぎませんが、あえて採取の経済的技術的条件を無視し、物理的に取り出すことが可能な埋蔵量を究極可採埋蔵量と呼んでいます。 従って、究極可採埋蔵量の分を全て利用できる訳ではありません。 確認可採埋蔵量: 資源の所在が明らかで、現在の技術で採掘でき、その採掘が経済的に見合うという条件を満たす埋蔵量のことです。水、ガスの注入などによる2次的手段による回収可能分も含むのが普通です。 つまり、簡単にいえば利用できる埋蔵量のことです。 可採年数: ある年の確認可採埋蔵量(R:reserve)を、その年の生産量(P:production)で割った値のことで、通常R/Pで表されます。現状のままの生産量で、あと何年生産が可能であるかを表します。 新しく資源のある場所が発見されたり(Rが大きくなる)、生産量が少なくなったりする(Pが小さくなる)とこの値は大きくなります。 従って、例えば可採年数が30年といっても、必ずしも30年後にその資源がなくなるわけではありません。 江音留義(えね るぎ)博士の脱線話: 資源量に関する話じゃが、例えば「石油がなくなる」とか「なくならない」とかの話を聞くことがあるが、厳密にいえば石油などの資源が「なくなる」ことはまず考えられないのじゃよ。 資源を使い続けた後、細かい話を抜きにしていえば下記の時にその資源は利用されなくなるのう。 (1)他のライバル資源よりコストが高くなる (2)利用できるエネルギーより掘り出すためのエネルギーの方が大きくなる これを専門用語では「EPR(=出力エネルギー/入力エネルギー)が1より小さい」というのじゃよ。 まあ、当たり前じゃのう。資源がなくなる前に利用されなくなるので、利用しやすい資源はなくなっても、利用しにくい資源は残るというわけじゃ。 問題は、コストが高くなったりする前に他のライバル資源がそれにとって代われる程実用化できているかどうか、なのじゃよ。 例えば、石油などの値段が非常に高くなっても、新エネルギーなどの実用化が遅れてそれにとって代われなかったら、値段の高いまま使わざるを得ないことになって大変じゃろう? 要は資源「量」の問題よりもコストやEPRといった資源の「質」の問題ということじゃな。 ということで、今利用している資源をできるだけ長く利用できるようにする努力と、それにとって代われるライバル資源の実用化の努力が両方大事というわけなのじゃよ。 関連ページ: ●世界のエネルギー資源埋蔵量 ●石油資源の枯渇 ●メタンハイドレート 関連サイト: ●資源エネルギー庁>なるほど! 原子力AtoZ>くらしとエネルギー>世界のエネルギー事情>エネルギー資源の可採年数 |