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エネルギー消費原単位とエネルギー弾性値(2009.07.07)


●エネルギー消費原単位とエネルギー弾性値は省エネルギーの程度を表す指標である。
解説:
 エネルギー消費原単位とエネルギー弾性値は省エネルギーの程度を表す指標です。

エネルギー消費原単位:
 単位量の製品や額を生産するのに必要な電力・熱(燃料)などエネルギー消費量の総量のことで、一般に、省エネルギーの状況をみる指標として使用されます。

 例えば、5億kcalのエネルギーを使用して1億円のGDPを得た場合、エネルギー消費原単位は「5億kcal/1億円=5kcal/円(1円の価値を生み出すために5kcalのエネルギーを使用した)」となります。従って、この値が小さい程、省エネルギー化されているといえます。

エネルギー弾性値:
 経済の成長率とエネルギー消費の増加率の比のことで、エネルギー利用効率の変化をみるために使用されます。

 例えば、GDPの増加率が2%で、エネルギーの増加率が1%の場合、エネルギー弾性値は「1%/2%=0.5」となります。従って、この値が小さい程、省エネルギー化が進んだといえます。 
江音留義(えね るぎ)博士の脱線話:
 二つの指標を比べると、エネルギー消費原単位は、「ある時点の状況をみる指標」、エネルギー弾性値は「ある時点からある時点までの変化をみる指標」ということじゃ。

 このような「ある時点の状況をみる指標」「ある時点からある時点までの変化をみる指標」というのはこの例だけでなく、いろんなものに使われておる。例えば「GDP量」と「GDPの成長率」などじゃのう。

 このように、物事の本質を知るには一つの指標だけでなく、複数の指標を見るのがお勧めじゃ。例えば、年率10%と2%の経済成長といえば前者の方が凄そうに見えるが、前者のGDPが10兆円、後者のGDPが100兆円だとすると、年間のGDP増加量はそれぞれ1兆円、2兆円となり、後者の方の増加量の方が多くなり、影響力は後者の方が大きくなる。

 指標(数字)に騙されないよう、しっかりと勉強して欲しいのう。
関連ページ:
各国のエネルギー利用効率
日本の省エネルギー政策
産業部門の省エネルギー
民生部門の省エネルギー
運輸部門の省エネルギー
GDPとGNPとGNI
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