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酸性雨(2009.07.07)


●化石燃料の燃焼により大気中に放出された硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)が酸性雨の原因である。
●酸性雨による魚類や樹木の死滅、建造物・文化財への影響などが問題となっている。


図1 中国の酸性雨被害
出所:定方正毅:発展途上国における環境問題と化石燃料関連技術、季報 エネルギー総合工学 Vol.24 No.3、(財)エネルギー総合工学研究所(2001年10月)


解説:
 化石燃料を燃焼する工場や火力発電所、自動車などから、大気中に排出ガスが放出されます。この排出ガス中の硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)は大気中で化学反応を起こして硫酸や硝酸になります。これが雲の粒に取り込まれると硫酸雲や硝酸雲となり、強い酸性の雨を降らせます。これが酸性雨です。

 酸性雨の被害としては、魚類や樹木の死滅、建造物・文化財への影響などがあります。

 酸性雨の被害は、ドイツのシュバルツバルト(黒い森)の被害に代表されるようにヨーロッパでは深刻な問題となっています。また、北米や中国においても大規模な被害が報告されているなど世界的な規模で発生しています。

 SOxやNOxは気流に乗って遠方まで運ばれることから、国境を越えた問題になっており、日本でも酸性雨が観察されています。
江音留義(えね るぎ)博士の脱線話:
 日本国内では努力の甲斐あって(参照:各国のSOx、NOx排出量)酸性雨の問題はそれほど大きくはなっていないが、中国大陸から風に乗ってやってくるものもあって酸性雨問題がないわけではない。

 酸性雨は「賛成の反対なのだ!!(byバカボンのパパ)」。
関連ページ:
各国のSOx、NOx排出量
「燃える」ということ
酸性とアルカリ性、pH
大気と水
関連サイト:
環境省酸性雨
EICネット
国立環境研究所
環境省大気汚染物質広域管理システム(愛称そらまめくん)

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