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バイオマス資源(2009.07.07)


●バイオマスエネルギーは、生物の作り出す有機物を利用する再生可能なエネルギーである。
●ゴミ(廃棄物)の利用もバイオマスエネルギーに含めて考えられている。

表1 バイオマス資源の分類と主要なエネルギー利用形態

バイオマス資源の分類
主なエネルギー利用形態
乾燥系
[木質系]
木質系バイオマス
伐採の残材
製材の廃材
[農業・畜産・水産系]
農業残渣

[建築廃材系]
建築廃材系

(直接燃焼)
チップ化、ペレット化等を行い、ボイラーで燃焼
発電や熱利用等

湿潤系
[食品産業系]
食品産業排水
食品廃棄物
水産加工残渣
[農業・畜産・水産系]
バガス
家畜糞尿
漁業残渣
[生活系]
下水汚泥
し尿
厨芥ごみ
(生物化学的変換)
発酵技術によりメタン、エタノール、水素等を生成

その他
[製紙工場系]
黒液・廃材
セルロース(古紙)
[農業・畜産・水産系]
糖・デンプン
甘藷
パーム油(やし)
[生活系]
廃棄食用油
(熱化学的変換)
ガス化や炭化等を行い燃料化
参考:資源エネルギー庁経済産業省、エネルギー白書 2007年版(2007年)


解説:
 バイオマスエネルギーとは、生物の作り出す有機物(化石資源を除く)をエネルギー源として利用する再生可能なエネルギーです。木材などを直接燃やしたり、メタンやエタノールなどに変えたり、ガス化や炭化などの熱化学的変換による燃料化などを行い、エネルギーとして利用されます。

 太陽のエネルギーを使って、植物は、光合成によりバイオマス(biomass:太陽エネルギーを貯えた生物体)を毎年2000億トン(世界の年間全エネルギー消費量の約8倍)も作っていますが、これを自然界にそのまま放置せず、その一部を電力や熱エネルギーとして使おうというものです。

 バイオマスを利用しても、もともと大気中の二酸化炭素を固定したものであるため、燃やした分だけ大気中の二酸化炭素が増えるのではないのですが、バイオマスを燃料化する過程でエネルギーを使うので、二酸化炭素を増やさないエネルギーというわけではありません。

 また、ゴミ(廃棄物)をそのまま廃棄せずにエネルギーとして利用することも、バイオマスエネルギーに含めて考えられています。
 例えば、ゴミ(廃棄物)焼却処理施設ではゴミ(廃棄物)を燃やしていますが、その際、高温の燃焼ガスが大量に発生します。この熱を無駄にせず、有効に利用して発電を行うのが「廃棄物発電」です。
 廃棄物発電は、新エネルギーの中では安定して連続的に安定して電力が得られ、発電規模は小さいが、電力需要地に近い分散型電源であるという特長があります。
関連ページ:
バイオマス発電
バイオマス熱利用
バイオマス燃料
新エネルギーの定義
再生可能エネルギーの長所と短所
地球温暖化
温室効果ガス
光合成と呼吸
大地と生物
関連サイト:
資源エネルギー庁エネルギー白書
資源エネルギー庁個別施策情報
資源エネルギー庁パンフレット
(財)新エネルギー財団
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)よくわかる!技術解説
電気事業連合会情報ライブラリー
(財)エネルギー総合工学研究所定期刊行物>新エネルギーの展望>バイオマスエネルギー(PDF/6.55MB)

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